大体の人間は目上の人間に対して頼み事なんてしません。
むしろしにくいものでしょう。
中には空気を読む事が出来ず、陰で失礼な人間だと思われてしまう事もあるのです。
「よろしくお伝えください」がOKな場合
シチュエーションによってはOKな場合もあります。
相手側に仕事を受け持ってもらっている場合や、しばらく会うことが出来ないような状況下であれば許されるでしょう。
ビジネス上の付き合いであれば、結構あることなんですよ。
今後共よろしく的な意味合いもあれば、期限付きの仕事を受け持ってもらっている時は、これが後押しする形になります。
さり気なく期限までに間に合わせてねという意味合いも込めていると思って下さい。
基本的に許されるのは緊急時などの特殊なケースのみです。
別件として、相手の友達や奥様などかなり個人的な付き合いの場合であれば問題ありません。
会社など関係がなく、滅多に会えるような人間でない場合は伝言として頼んでおいた方が良いでしょう。
ただしケースバイケースにもよります。
同性同士であれば悪い気はしないでしょうが、男性が奥様や女性が旦那さまによろしくお伝え下さいと言うと内心いい顔をされない事もありますよ。
嫉妬深いような人間であれば、自分の伴侶に気をかけるなんてというわけのわからない嫉妬を抱く人間も中にはいるのです。
さすがに大げさかもしれませんが、中には変な疑いを持つような人間もいますので注意しておいた身のためかもしれません。
女性が奥様、男性が旦那様に対してよろしくお伝え下さいという方が無難でしょう。
「よろしくお伝えください」がNGな場合
大した事でなければ目上の人に使うのは止めて下さい。
OKなしてもらえるのは余程切羽つまっている時のみですね。
基本的に目上の人であれば空気を読んでくれる大人なので、特に何もいわないでしょうが、目下の人間からよろしくお伝え下さいと言われても、自分を使ったと思われてしまう事があるのです。
目上の人間を使う事になってしまうので、あまり良い気はされないんですよ。
本当に伝えるべきか伝えないべきかを考えましょう。
使って良いかの見極めが重要
使っていいかの見極めはかなり難しいでしょうね。
まず使う前に自分はどういう立場の人間であるか、再確認しておきましょう。
自分の立場を確認しておくというのは、伝えるのをお願いする相手に対してどういう事なのか把握する事が重要です。
確認できていないと無謀な行いをしてしまう事になるので、必ず見極めはしておいて下さい。
明らかに役職のあるような人間に対しての人間に伝言を頼むのは失礼に当たります。
何でもかんでも伝えてもらうのではなく、優先順位を把握しておくと良いでしょう。
実は優先順位を把握していない人間の方が、圧倒的に多いという事はご存知でしたか?
仕事には優先順位というものがあります。
ある程度仕事をこなせるようになれば理解は出来るとは思うのですが、理解が出来るまで難しいものなのですよ。
冷静に判断出来ているのかも大切です。
️「よろしくお伝えください」の例文
正直よろしくお伝え下さいの例文は、大体が「誰々さんによろしくお伝え下さい」という形になりますので、そこまで変化があるものとは言い難いですね。
誰々さんというのは会社の上司や先輩や同僚、プライベートであれば実の家族や友達なども含まれる事があります。
それ以外は強いて言いますと、よろしくお伝え下さいという言い方がもっとフランクになっているかもしれません。
よろしく伝えておいてや伝えて頂戴という感じでしょうか。
こういう場合は友達や親しい間柄であっても、ふざけていう事はないですね。