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義理と人情は仕事に必要?大切にする...(続き3)

しかし、義理人情に厚い人は、そんな自分の損得よりも義理や人情を優先するのです。

ですから、そういう心に打たれてその人のことが好きになるのだと思います。

よく考えてみると、目先の損得ばかり考えて薄情な人間になるより、人の為に義理人情を尽くして信頼を勝ち取るほうが、長い目で見れば自分の得になるということを多くの人はわかっていない気がします。

可愛がられて公私共に仲良くなれる

義理人情を大切にしている人は、相手から可愛がられることになるでしょう。

恩をちゃんと忘れないでいてくれるというのは嬉しいものです。

時間が経ってしまうと年賀状もよこさない人も多いなか、事あるごとに気を遣ってくれる人に好感を抱かないわけがありません。

上司などに気に入られたら公使共に仲の良い関係になれると思います。

上司と休みの日にゴルフなどに行く関係になったら、あなたの出世も近いのではないでしょうか。

5.もしトラブルがあっても許してもらいやすい

義理人情を普段から大切にしている人は、もしトラブルがあっても責められることなく許される可能性が高いと思います。

それは、今までの信頼の積み重ねがあるので、少しのことぐらいでは信頼は揺らぐことがなく、すぐに解決に向かうでしょう。

人間にはなぜか憎めない、許せるという人と、少しのことでも許せないという人にわかれます。

それは人懐こかったり、義理堅いなどの人間臭さというものが大きく関わってくるように思います。

なんだかんだ言っても人間は感情で生きている生き物です。

優しくしてもらえれば、こちらも同じように優しく接してあげようとするし、邪険に扱われたら、こっちもそういう対応に出るのは当然のことです。

ですから、日頃から皆に優しく義理人情に厚い人というのは、皆から好かれ信頼されているのでしょう。

責めたくないという気持ちが芽生える

信頼感が大きいので、相手からしても、この人を責めたくないという気持ちが芽生えるのではないでしょうか。

トラブルが起きた時というのは、相手の非を責めて、自分の正当性を主張したいものです。

大抵の場合お互いに正当性を主張し合って言い争いになるのですが、義理人情に厚い人は普段から、人のことを考えられる人、気遣いのできる人という印象が強いですから、相手としては責めるに責められないのでしょう。

どんな人にも情というものはあります。

愛情であったり同情だったり、それが人間というものです。

義理人情に厚く人が好きな人をなかなか責めることは誰にもできないのではないでしょうか。

義理と人情を現代人は忘れかけている?!


現代人は義理と人情を忘れかけているのではないでしょうか?

それは様々な場面で垣間見ることができます。

家族や親戚を考えてみても、自分の親兄弟や親戚との交流すらろくにないという人も多くなっています。

お正月やお盆にご先祖様の墓参りを欠かさずしていますか?

お世話になった人の恩を忘れてはいませんか?

昔は良かったといって年配者が昔話ばかりしていても、今を生きる人々には響きません。

しかし、義理や人情を忘れてしまった人が多くなっているのは事実なのです。

いや、そんなものは必要ない、あくまでも実利主義でドライに生きることが正解なんだという人もいるかもしれません。

それも一つの考え方、生き方かもしれません。

しかし、そういった考えはうまくいっている時にはそれでいいでしょうが、何かトラブルが起きた時、ピンチの時、苦しい時に人のありがたみというのが痛いほどわかるのです。

普段人の縁のことなど何も考えず無視している人は、一旦逆境に陥ると誰も助けてくれる人がいないので、一人でもがき苦しむことになるのではないでしょうか。

義理と人情の違いについて

義理と人情とありますが、二つの違いについて考えてみましょう。

義理人情という具合にあたかも一つのものだと勘違いしている人もいるようですが、そうではありません。

一つ一つ違う意味も持っています。