それくらい世の中というのは真剣勝負の連続なのです。
同じ過ちを2度も3度も繰り返すような人間を雇い続けるほど企業というところは甘くありません。
だから雇われている側の人間も必死になるのです。
一度、失敗を犯してしまった人間に「次はない」と言い切るのは、ある意味、非常です。
しかし、それに甘えてしまったり同情したりしてしまってその人間に正しい「教育」を施せなかったとしたら、それは非常になり切れなかった組織側の責任となるでしょう。
世の中の厳しさを肌で感じさせるのも雇用側の責任と思って仕事にかかる事ですね。
満足をしてはいけない
大目に見ると言われた時に注意することの8つ目は「満足をしてはいけない」です。
いくら会社側から「大目に見るから」という大アマ決着をいただいたとしてもそれはほんの一瞬の出来事。
日付が変わって明日になれば人は皆、昨日あったことなど忘れている場合があります。
特に会社側はこちらの不都合になるような事は綺麗さっぱり忘れ去ってしまうのが常。
だから、あなたはいつまでも会社の出した一時的な決着に満足していてはいけないのです。
すぐさま行動に移して次への布石を打っておかなければならないのです。
会社側にとったら、今回の大目に見た決着によってあなたに一つの貸しを作っているのも同じこと。
近いうちにその貸しをきっちり返してもらう算段で今回の決着を行ったとも考えられるのです。
だからあなたは今回の大目に見てもらえた決着に対していつまでも満足感に浸っているわけにはいかないのです。
すぐにでも会社にその「貸し」を返しにいく行動を取らなければいけないのです。
会社の中は始業から終業まで終始、真剣勝負の場です。
ちょっとでも気を抜いた動きをしてしまったら、もう2度目の「大目に見る」裁定は完全にあり得ませんからね。
契約が切られることも・・・
大目に見ると言われた時に注意することの9つ目は「契約が切られることも…」です。
もし、あなたが外部の人間で、その会社とある契約を締結してもらっている身分だったとします。
そんなあなたがある失敗をしてしまい契約先の会社に対していくばくかの損失を与えてしまったとします。
果たしてその会社は「大目に見るから」と言って何事もなかったかのように今後も今までと同じようにあなたと契約関係を結び続けてくれるでしょうか?
もし、言葉の通り、明日以降も今までと変わらぬ契約関係を持続できたなら、あなたは九死に一生を得る思いをしたと言えるでしょう。
という事は、日常的にはたった1回の失敗でそれまでの契約関係を破棄される事も往々にして行われている、という事が言えるのです。
仕事上の失敗は本当に取り返しのつかないものです。
だからどこの会社も必死になって日々の業務を取り組むわけなのです。
この事を忘れずに、今日も気を十分引き締めて仕事にかかってくださいね。
反省しなければいけない
大目に見ると言われた時に注意することの10個目は「反省しなければいけない」です。
とにかく、反省です。
それも猛反省です。
これを怠ったり、さぼって反省の色も見えないような行動を取っていたら、間違いなくあなたはそれ相応の扱いを受けてしまう事になります。
「反省」はそういった事を払拭するためにも是非ともやっておかなければならない事なのです。
上司や会社側は、あなたのその後の行動をつぶさにチェックしているものです。
「コイツは使いものになるかそれともならないか」という非常にシビアな目で見られているのです。
それが「大目に見る」と言われたあとの世間の趨勢なのです。
だからあなたは心から自分の行った間違いを反省し、もう2度と同じような失敗を起こさないだけの努力を積まなければなりません。
会社にはあなたにとって代わる人材は山のようにいます。