4.やりがい
やりがいがないと、なかなかやる気が出ないこともあります。
自分の撮った写真を誰も見てくれなかったら・・・写真部なんてやめてしまうかもしれません。
けれども、大丈夫。
最近の写真部は、自分の作品を発表したり見てもらったりする機会がとても多いんです。
その分、うまくなりたい、いい写真を撮りたい、とやる気が出てきますよね。
自分が撮った一枚は、誰のものでもない、自分だけの作品です。
それを認めてくれる人がいたら、認めてくれる場があったら、そりゃあやりがいたっぷりですよね。
写真部のやる気の元を紹介いたします。
写真展の開催
学校内で定期的に写真展を開催する学校は多いです。
春夏秋冬、季節ごとに部員それぞれの写真を展示したり、テーマを決めた写真だったりと、趣旨はそれぞれ。
けれども、自分の作品を他の人に見てもらえるというのは嬉しいですよね。
外部から見にくる人もいたり、他の人の写真を見たりしているうちに、次もがんばろうという気にさせてくれます。
写真甲子園への応募
1994年から行われている、全国高等学校写真選手権大会、略して写真甲子園は、全国の高校の部活やサークルから組写真(共同で作られた作品)を募り、全国11ブロックあるうち、18校を優秀校として選びます。
そして、本戦で優勝を争うのです。
本戦が行われるのが、北海道にある「写真の町」東川町。
3人一組のチームとして応募します。
勝てばそれこそ、高校生として日本一ということです。
審査員には著名な写真家やフォトキュレーターが並び、プロ並みです。
予選をいくつか勝ち抜き、本戦まで出ることができたら、その時の審査ははなんと公開審査。
自分たちの作品のどこが良くてどこがダメだったのか、あるいはよい作品というのはどういうものなのか、学びの場としては最適です。
優勝すれば、旗と賞品がもらえます。
一番嬉しいのは、自分たちですよね。
フォトコンテストへの参加
そのほかに、フォトコンテストへも参加している人も多いそうです。
一年中、どこかで開かれているフォトコンテスト。
高校生限定のものもあれば、大人に混じって競い合うコンテスト、テーマが絞られているコンテストなど、乱舞のように色々な場所で様々なコンテストが開かれています。
それぞれの優勝を目指して、片っ端から応募してみるのもよし、的を絞ってコンテストに応募し続けるのもよし、選び方は自分次第です。
フォトコンテストは実にたくさんのところで開かれていますので、自分の得意分野を生かして、どれに応募しようか考えてみてくださいね。
地域限定のものもあるので、お見逃しなく。
5.視野が広がる
日々被写体をさがしている写真部の人たち。
これはイコール毎日新しい発見をしているということです。
この発見が、視野が広がるきっかけになります。
こんなものもあったんだ、この風景はキレイだな。
そう思って毎日行動することで、経験が積み重なり、感性が磨かれます。
そして大きな、かつ自分らしい視野を持つことができるのです。
それから写真を撮る時には、いろんな人とコミュニケーションをしていることと思います。