まるで自分に起きた事柄のように感情が動かされ、疑似体験をしているような感覚になってしまうのです。
だからこそ涙腺も刺激されやすいのですが、それが情に熱い人かどうかは別の話。
人の話を自分の話として捉えている場合は、その人に寄り添っているのとはわけが違うのです。
優しくいつも他人の気持ちに寄り添える
優しく、いつも他人の気持ちに寄り添える人は、感情移入するというよりもその人のために泣きます。
その人が嬉しかったこと、辛かった気持ちを推し量り、共感するから涙が流れるのです。
この場合は、その事柄が自分に起きたと思って泣くのではなく、その人のために泣くということ。
こういう人の場合は、情に熱い人ということになりますね。
共感力も難しいもので、人によって涙の意味も違います。
他人に起きた出来事を自分に起きたこととして泣いてしまう場合はとくに、泣いてしまう回数も多くなりがちでしょう。
自分が流す涙の意味。
それを今一度、振り返ってみると良いかもしれませんね。
2.騙されやすい
涙腺が弱い人の特徴2つ目は、『騙されやすい』ことです。
みなさんは、騙されやすい人にどんなイメージを持っていますか?
きっと、「純粋な人」というイメージがあるのではないでしょうか。
騙されやすいということは、人を疑わないということです。
そして、人を信じている人でもありますよね。
そんな人は、心のキレイな目の澄んだ人という印象になります。
とても良い人柄と言えますよね。
ただ、純粋さゆえに人に騙されてしまうということは、自分の性格のせいで嫌な思いをしているということにもなります。
純粋な人はそれでも人を信じてしまうようなところもありますが、大人になると多少は疑いの目を持つようになるのが私たちですよね。
そして涙腺が弱いのも、その純粋な性格が影響しています。
騙されやすいほど人が良い人は、総じて共感力も高いし、素直に感情表現できる人。
だから涙腺も弱くなりがちなのです。
純粋な気持ちで物事を見ている
大人になっても純粋さを忘れないでいることは、誰もが理想とすることですよね。
子供のように純粋な気持ちを持ち続けていたいと願うものだし、純粋な人は周囲の人にも好かれます。
そんな純粋な気持ちで物事を見られる人は、心の赴くままに感情を受け取ります。
悲しいときは悲しい、嬉しいときは嬉しいと、感情を素直に表に出すので泣きたいときは泣いてしまいます。
泣きたいのを我慢して、感情を抑制してしまう人が多い中にあっては、大人になってもそれだけ素直に泣けるのは良いことでもありますよね。
疑う事をせずに信じてしまう
純粋に、自分の気持ちに正直に泣けるのは、恥ずかしいことではありません。
ただ、涙腺が弱いのと素直に泣くのとでは、ちょっと様子が違うときもあるかもしれませんね。
自分の感情に素直になるのはとても良いこと。
ですが、疑うことをせずに人を信じてしまい、結果騙されて泣いてばかりなのであれば、純粋な涙とは言い切れません。
この場合はどちらかと言えば、「人を信じたい」という期待感が強い人。
私を騙すはずがないという思いが強いから、疑うことをせずに信じてしまうのでしょう。
涙は、期待感と現実とのギャップで感情が動き、涙腺が刺激されて出るものだとお話ししましたよね。
つまり、騙されやすく涙腺が弱い人は、自分の感情に素直というより、相手への期待感の大きさゆえに涙を流していることになります。