実力があって信頼されている人間ならいざ知らず、普通の人間なら勝手に判断することは避けるべきです。
まずは、相談することから始めます。
自分が勝手な判断をしたという事に自覚を持たなくなってしまう
時には、勝手な判断でもうまく進むこともあるのです。
やっぱり自分は他の人とは違っていて、みんなもうまく行ったことを喜んでいると勘違いしているのです。
これに味を占めて、決断を迫られるような重要なシーンにさしかかった時でも、何の躊躇もなく勝手に判断をしてしまうのです。
そして、自分が勝手な判断をしたということに、自覚を持たなくなってしまうのです。
そして、もしも重大なミスを誘発して甚大な損害を被ることになった時に、やっと勝手な判断をしたと自覚するのです。
勝手な判断で何事もなく済まされるのは、本当に簡単なテーマとか事案であって、ミスもほとんど目立たないだけなのです。
勝手な判断がミスを誘発するというストーリーは、大なり小なり起こるべくして起こることなのです。
勝手な判断をしてしまいそうな時は、一度立ち止まって考えてみよう
新卒で入社した時に、先輩からいろいろと仕事の指導を受けることになります。
工場勤務なら機械の操作方法や仕事の流れについて、ひと通り教えてもらいます。
始めのうちは先輩が新人の横についてチェックしながら見ていますが、ある程度慣れてきて任せられるようになった時に、ひとりで任されてしまいます。
新人は工場勤務が初めてで、機械の操作ももちろん初めてでヒヤヒヤの連続です。
ちょっと機械の動く音が変だと思うと、先輩のところに飛んで行って、「これでいいのですね?」と念を押します。
そんなことが続くと、「そんなことでいちいち聞きに来るな」と突き放してしまいます。
そこで、確認しに行かずにこれでいいやと勝手にしていると、機械が故障してしまうのです。
すると、先輩がやってきて故障を修理するのですが、こんどは「自分で勝手に判断するな!」と怒られる始末です。
聞いても文句を言われるし、聞かなかったら何かあると怒られるし、とどうして良いか分からなくなる時があったはずです。
これに近い事例も多いようですが、勝手に判断したことによって起こり得る問題が大きいと予測できれば、上司に連絡すべきなのです。
この程度のミスなら、自分で何とか解決できると思えることであれば、勝手な判断で進めても良いのです。
自分で解決が困難なことが予想されるなら、勝手に判断して進まずに一度立ち止まって考える習慣を持つことです。