自分勝手な人というのは、その場の雰囲気を壊してしまったり、それによってモチベーションも下がってしまうかも知れないのです。
チームワークが乱れると生産性や効率が低下して不利益を生じることもあります。
自分勝手な人と言うのは、その人の存在だけでもやりにくいものです。
そんなことでモタモタしていると、速く進めようと自分勝手に進めてしまうようになり、ゆくゆくはワンマンになってしまうこともあります。
仕事の世界では、厄介な存在でもあるのです。
どういう時に感じる?
「あの人は自分勝手な人だ」などと思われるのはどのような時でしょうか。
自分勝手というからには、自分のことを大事にして他人のことに関心を示さないのです。
我が道を行くというスタイルです。
その気持ちの根底には、自分は正しいことをみんなのためにやっているという自信があるのです。
そのためには、みんなとは違う次元の存在であって、みんなから一目置かれるような立場であるとも思っているのです。
特別な配慮をされて当然とも考えているのです。
だから、何かのミーティングでも自分の意見は尊重されるべきで、その意見について異議を言われることはないはずだとも思っています。
配慮されて当然だと思っているのです。
だから、何らかの配慮がなされなければ機嫌が悪くなって、そそくさと帰ってしまうこともあるのです。
「何で帰っちゃうの?自分の意見が通らなかったから?」と不思議に思うのですが、自分に対する配慮や気遣いが見られないことでイライラしているだけなのです。
仲間とのコミュニケーションが上手く行かないような時には、わがままな部分が出ているのかも知れません。
そんな時には自分勝手になっていないか振り返るタイミングなのです。
仕事をしている時
チームである目的に向かって仕事をしている時に、予想外のことが起こることはしばしばあります。
もちろん、作業マニュアルがあってそれに従って行動しているのだけれども、そのマニュアルから外れる事態に直面することもあります。
そもそも、そんな事態の時には、上司なり監督者に連絡をして対応を相談することになっているのですが、自分勝手に判断をしてしまい先に進もうとするのです。
自分勝手な人と言うのは、ある程度のキャリアと能力があるものですから、相談する時間がもったいないとか言いながら先に進もうとするのです。
もしそのために大きな失敗を招いてしまっては、会社にも損害を与えてしまいます。
だから勝手な判断はできないことになっているのに、無理に自分の判断で良いと意志を通そうとするのです。
それに反対されると、自分の感情をコントロールできなくなってしまい我慢できなくなるようです。
チームの仲間と言い争いになったり相手を罵倒したリと勝手に振る舞うようになります。
チームワークも乱れてしまい、生産効率も悪化して顧客にも迷惑をかけることにも繋がるのです。
そんな自分勝手な人間を、なだめて説得させることはとても面倒なのです。
一緒に買い物をしている時
カップルで一緒に買い物に出かけた時にも、どれかを選ぶ時にもめることもあります。
どちらかが自分勝手であれば、自分の気に入ったものを買わせようと説得を始めます。
例えば、お揃いのセーターを買う時に、まずはデザインの気に入ったものを着ることが前提であるために、色や形、配色などについて意見を出し合います。
ひとりの方がこの柄が好きだと言えば、相手もそれよりも生地の糸の材料や編み方から判断するとこちらの方が品質が良い、などと主張が異なってしまうのです。
さんざん意見を言い合っても、折り合いがつかないのです。
それで片方の人が、あなたに任せると相手の主張を尊重すると、今度はまた別の棚のセーターが気に入ったのでこれを買いたいと言い出す始末です。
さっきの議論は結局何だったのだろうと呆れてしまうのです。
こちらのそんな考えをよそに、また勝手な考えで選び始めたのです。
コロコロと主張を変えてしまうので、一緒に買い物をしている時には疲れてしまいます。
一緒に遊んでいる時
一緒に遊んでいても、食事をしている時も、自分勝手な人はイキイキしているのです。