学校の教室やグループデートなど、みんなでいる時に会うのは、顔が見られること自体は嬉しいのですが、それだけでは会いたいという気持ちはあまり満たされません。
2人きりで会いたいという気持ちの中には、相手を独占したいという気持ちがあるでしょう。
好きになると相手の時間を独り占めしたくなります。
他の人と話している姿を見て嫉妬してしまうこともあるかもしれませんね。
もっと近づいて触りたい
好きな人にはできるだけ近づきたいもの。
特に女性は、男性よりも触覚に敏感です。
触れ合うことで好きな人と近くにいることをより実感し、満足します。
また、触れることで自分の気持ちを伝えたいというところもあります。
スキンシップすることで気持ちが安らぐという部分もありますね。
一説には、好きな人と30秒間抱き合うことで抱えているストレスの三分の一が解消できると言われているほどです。
手で触ったり抱きしめたりが簡単にできる距離は密接距離と言われ、一般的に言われるパーソナルスペースという他人と取りたい距離よりを超えた近い距離になります。
心を許している相手だからこそ近づきたいと思うのです。
抱き合ったり、手を繋いだり、近くによったり、そうしたことがしたいのはその人のことが好きだからです。
もっと相手を知りたい
片思いか両思いかに限らず、好きな人のことはどんなことでも知りたくなってしまいます。
そんなことは無理だとわかっていても、全てが知りたくなります。
好きになると独占欲が出てきてしまうものです。
相手を知りたいと思うのもそのせいです。
自分が相手の特別な人になりたいと思い、相手のことを知ることで自分の独占欲を満たしたいと思うのです。
相手のことを知っていると思えれば、自分は特別な存在だと思います。
片思いの場合はライバルに対して、自分は相手のこんなことも知っている!と思うことで自信に繋がり満足感を得られます。
安心感や優越感も得られますね。
自分が相手にとって近い存在であると思うことができます。
片思いの場合は相手の気持ちがわからないのが不安ですし、少しでも情報を得て近づき、好かれたいと思います。
相手へのアプローチ方法の参考になるかもしれませんし、相手の好きなものを好きになることで共通の話題を得ることができるかもしれません。
もっと自分を知ってほしい
自分のことを知ってほしいという感情が出て来るのも、『好き』という感情の特徴のひとつです。
もっと自分に興味を持って欲しい、全てを知ってもっと好きになって欲しい、と思うのです。
また、自分の話を聞いて興味を示してくれるということは、自分に対して好意を抱いているということにもなります。
好きな人が自分に対して興味を持ってくれている、と思えるのは自信に繋がります。
異性といるところを見て嫉妬する
好きな人が異性といるところを見ると、好きな人がとられてしまったような気がして悲しくなるものです。
嫉妬しないようにしようと思っても、自然に湧いてしまう感情です。
他の人に笑顔を向けているのが悔しい。
好きな人の笑顔を向けられている人が羨ましい。
そんな気持ちがヤキモチを焼く原因になっていきます。
恋人でなくても、片思いの相手でもヤキモチを焼いてしまうことがあるのはこうした羨ましさや悔しさのせいです。
他の人と一緒にいる片思いの相手。
自分とは一緒にいないで他の人と一緒にいることで、その異性に自分が負けてしまったと感じるのです。