虚無感を感じたことってありますか?

筆者は今まさに、「虚無感ってこんな感じかな」という気持ちを味わっています。

虚無感とは、虚しさが無いという意味ではなく、無くて虚しいということで、

“何も意味を感じられずむなしい感情や感覚”という意味なんだそうで…

もっというと、世の中の無意味さに気付くという感じだそうです。

こんな意味合いからいうと、筆者の今の感情は、虚無感とはちょっと違うかも。

だけど、近い感覚があります。

何故こうなっているかというと、大好きだったフィギュアスケート選手が引退を表明したから。

この一報が飛び込んできたのは、この記事を書いている前夜のことでして…。

今は不思議な感覚に襲われています。

寂しい気持ちも確かにあるんだけど、寂しさとも違う。

引退を惜しむ気持ちもあるんだけど、そんな気持ちよりも脱力感というか…心が空っぽになったような感じですかね。

「虚無感ってこんな感じなんだろうな」そう思いながら今、虚無感をテーマにこの記事を執筆することにしました。

虚無感の対策方法13個

筆者の場合、世の中が無意味だとまでは思っていないので、実際には虚無感とまでは言えないかもしれません。

虚無感を感じている人は、この世や、生きることの意味などに答えを見い出すことが出来ず、生きている事さえも虚しく感じてしまったりするということです。

ですので、この感覚が強いと、とても苦しい状態ですよね。

生きていることが無意味だと感じてしまったら、生きていても仕方が無いようにも思えてしまうでしょう。

こういった虚無感が、鬱病へと繋がっていったりもするそうです。

ほとんどの人は、生きている意味やこの世が存在する意味を、考えながら生きてはいないと思います。

ふと思うことはあっても、虚しさを感じるまでにつきつめてはいないと思います。

虚無感を感じてしまう人は、何かをするにあたって、それに意味や意義がなければならないと思っているこだわりの強い人なのかもしれませんね。

ある意味真面目な人です。

でも、この答えは簡単に出ないし、誰も教えてはくれない。

「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」とは、アドラー心理学を確立した、アルフレッド・アドラーの言葉です。

つまり、人生に決まった意味なんてなく、その意味は自分で自分に与えてあげればいいということ。

人生の意味を見つけるものまた、人生の意味となるのかもしれません。

というわけで今回は、“虚無感が出る時の原因と対策”についてお伝えしていきます。

まずは虚無感を感じてしまっている時、その感覚への対策を13個ご紹介します。

思いっきり泣く

虚無感に襲われた時の対策は、まず“思いっきり泣く”こと。

虚無感を感じているのには、何か原因やキッカケがあったんですよね?

心に衝撃を受ける何か…。

悲しみや苦しみや寂しさがあったのだと思います。

そういった出来事があったとき、心はストレスを感じています。

そのストレスを緩和するために、人は涙を流すんだそうです。

でも、それを受けとめられないと、涙も出なかったりしますよね。

茫然自失…心にぽっかり穴が開いたようになって、何の感情も感じられないような感覚になるのではないでしょうか。

そして、そんな自分の意味を探し始めてしまうのではないかと思います。

涙というのは、自律神経と深く関わっているそうです。

自律神経には交感神経と副交感神経があって、交感神経は活動しているいる時や、緊張や興奮している状態の時に機能し、

副交感神経は休息している時や、リラックス状態の時に機能しています。

涙がでるときには副交感神経が働いているそうで、緊張や興奮をしている時に、自律神経のバランスを保つために働くということなんです。

涙がストレスの緩和に繋がるというのは、このためなんですね。

悲しいことや寂しいことがあった時は交感神経が働き、ストレスがかかっている状態といえます。

ここで涙が出ないということは、ずーっと交感神経が強く働いていることになります。

交感神経と副交感神経は、ふたつがバランスよく働くことで、身体や心の健康を維持しているんだそう。

ですので、交感神経ばかりが働いているということは、バランスが崩れている状態ですよね?

その為、虚無感に襲われることにもなるんです。

自分の中にある悲しみや寂しさに目を向け、その感情をじっくり感じてあげましょう。

そして、思いっきり泣いてみてください。

それが、虚無感へのひとつの対策となるんです。

友人とワイワイ遊ぶ

そんな気分じゃない!という人もいるかもしれませんが、“友人とワイワイ遊ぶ”というのも、虚無感への対策となるかもしれません。

先ほどお話した自律神経の視点でいうと、ワイワイ遊ぶというのは交感神経が働く状態になりますよね。

でも、交感神経にも度合いがあって、楽しく活動している時と、ストレスを抱えている時では違うんだそうです。

もちろん、ストレスを抱えている状態の方が、自律神経のバランスも大きく乱れているということ。

これは、ホルモンバランスの影響を考えれば納得のいく話です。

自律神経とホルモンバランスは互いに影響し合っているそうで、ホルモンバランスが乱れれば自律神経も乱れるんだそう。

もちろん、その逆もあるということです。

ですので、ホルモンバランスが良ければ、自律神経も良い状態。

一方が悪ければもう一方も…となるそうです。

楽しい時は、代表的なもので幸せホルモンと呼ばれる“セロトニン”が分泌すると言われています。

セロトニンは、自律神経を整える働きもするそうです。

虚無感のあるときに友人とワイワイ遊ぶと…余計に虚しさを感じてしまいそうにも思えますが、

ワイワイ遊んで楽しい気持ちを引き出すことが出来れば、ストレス解消にもなるということなんですよね。

楽しい気持ちになって、少し気持ちが元気になったところで、改めて自分を襲った出来事とちゃんと向き合うといいのかもしれません。

時が過ぎるのを待つ


“時が過ぎるのを待つ”というのも、虚無感に襲われた時の対策のひとつ。

筆者だったら、こうしたいかな。

ワイワイして、無理に気持ちを違う方に持っていくよりは、時間とともにゆっくり気持ちを受け入れていきたいです。

そう。

この場合も、生きる意味を考えるのではなくて、自分の感情とじっくり向き合うのがいいんじゃないかと、筆者は思います。

何かの出来事があって、それをキッカケに生きる意味を考え出し、答えが見つからなくて虚しくなる。

というのは、本来感じるべき感情を、避けている状態なのではないかと思うんです。

受けとめたくないことに目をそむけ、その代わりに存在意義を考えようとしたりしているのではないかと。

時が過ぎるのとともに、虚無感が薄れていくのだとしたら、それは少しずつ現実を受け入れられたからだと思うんです。

時が過ぎるのと共に、ゆっくりと感情を呼び起こし、少しずつ気持ちを受けとめたからです。

ですので、生きる意味を考えながら時が過ぎるのを待つのではなく、自分の気持ちに目をやりながら、時が過ぎるのを待つんです。

余計なことを考え出したら、時が過ぎるとともに虚無感がより強くなってしまう可能性もあると思います。

意味は考えず、ただ気持ちが沸いてくるのを待ってみる。

それが、虚無感への対策となると思います。

とにかく外に出る

時が過ぎるのを待つのでは、どんどん虚無感に襲われそう。

でも、ワイワイする気分でもない!という時は、“とにかく外に出る”ようにしたほうが、気分転換になるかもしれませんね。

家にひとりで閉じ込もって、狭い空間の中で自分の存在意義を問おうとしても、そこに答えが見つかるはずもありません。

最初に、アルフレッド・アドラーの言葉をご紹介しましたよね。

人生の意味は、自分で自分に与えるもの。

これは、筆者もとてもしっくりくる言葉です。

外へ出てみれば、人・動物・植物の生命力を感じることが出来るのではないでしょうか。

それぞれにどんな意味があって生きているのか。

たとえそれが分からなくても、それぞれに意味があって生きているんです。

あなたもその世界のひとりだし、それぞれが共存し、支え合うことで世界は成り立っているはずです。

植物に水をやり、動物と触れ合うことだって、あなたの生きる意味となるはずです。

そして植物は人の健康を支え、動物は心に癒しを与えてくれます。

意味のないものなんて、ひとつもないはずです。

虚無感に襲われ悶々としているなら、外に出て、あなたの周りに広がる世界に目を向けてみましょう!

趣味に没頭する

虚無感が出た時は“趣味に没頭する”のもひとつの対策になりますね。

趣味に没頭するのは、ワクワクした気持ちを生み出すうえでも、人生の意味を探すうえでも、とても良い刺激になるのではないでしょうか。

また、落ち込んだ気持ちから切り替えたり、没頭することで違うことを考える。

という意味でも役に立つかもしれませんね。

好きなことに打ち込みそれだけに集中する時間は、気持ちを充実させ、前向きな気持ちを生み出してくれる時間ともなるでしょう。

充実した時間を過ごしていれば、生きることに意味が無いなんてことも、考えなくなるはずです。

生きたい!楽しいことしたい!と、そんな気持ちさえ生まれてくるのではないでしょうか。

趣味に没頭する時間は、きっと虚無感から気持ちを救い出してくれるでしょう。

新しい環境へ飛び出す


生きていることに意味を感じず虚無感に襲われている時というのは、自分を見失っている時でもありますよね?

そんな時は“新しい環境へ飛び出す”のも、虚無感から抜け出すひとつのキッカケとなるかもしれません。

ちょっとした荒療治ですね。

もともと虚無感を感じたのにも、何かの衝撃があったはずです。

新しい環境へ飛び出すのもまた、自身へ衝撃を与える出来事となるでしょう。

衝撃と言っても、新しい環境に飛び出すのは、自分への期待感やワクワク感を与える出来事となるはずです。

脳は、何か気持ちの変化がある度に、自律神経やホルモンの分泌への指令を出すんです。

大きな気持ちの変化を生めば、脳もそれだけ強く反応してくれると思います。

新鮮な感情で衝撃を与え、虚無感に襲われて停滞していた心も呼び起こす。

新しい環境へ飛び出すことは、そんなキッカケを作ってくれるかもしれません。

新しい恋をする

虚無感が出る対策としては、“新しい恋をする”なんていうのも方法のひとつ。

虚無感が出ている状態から恋をするなんて、ちょっと無理があると思ってしまうかもしれませんが…

これも、新しい環境に飛び出すのと同じような効果を生んでくれると思います。

先ほどセロトニンのお話をしましたが、恋をすると分泌されるのはドーパミン。

ドーパミンは、快を感じさる物質で、やる気に関わるんだそうです。

強い意志などを生み出し、ポジティブ思考に導いてくれるそうですよ!

マイナス思考に陥りがちな虚無感には、まさにうってつけなホルモンなんですよね。

恋をする場合は、セロトニンは減ってしまうそうですが、こちらも荒療治としては最適と言えるかもしれません。

ドキドキする気持ちが、虚無感からも救い出してくれるというわけです。

運動する

虚無感を感じているということは、ストレスがかかっている状態でもあるということをお話ししましたよね。

ですので、虚無感の対策としては、ストレス解消法を試すことも方法として挙げられるんです。

そんなストレス解消法としてよく紹介されているのが、“運動をする”ことですよね。

運動には、落ち込んだ気持ちを前向きにしてくれる脳内物質を分泌する効果があると言われています。

運動を始めてまず分泌されるのがβ-エンドルフィンという物質だそうで、脳内麻薬とも言われています。

ランナーズハイにも見られるような、ちょっと陶酔するような心地よさが得られるということで、多幸感をもたらすんだそうです。

虚無感を感じている時には、鎮痛剤的な役割を果たしてくれそうですよね。

また、ジョギングやウォーキングなど一定のリズムを刻むリズム運動なら、幸せホルモンとしてご紹介したセロトニンが分泌されるそうです。

不安やストレスによる虚無感が出ているときには、それを改善してくれる効果があるというわけですね。

それに、運動中は交感神経が優位になるけど、運動後はその反動で副交感神経が優位になるんだそうです。

運動をすることで脳に刺激を与え、リラックスをもたらすということです。

虚無感が出ている時は、自分の生きている意味などを問い、それだけに思考が囚われて停滞している状態だと思うんです。

身体を動かし、心や脳に刺激を与えて新たな気持ちを生み出すことで、虚無感からも解放されるというわけです。

映画を見る

虚無感が出ている時は、“映画を見る”のも対策のひとつとなるでしょう。

映画には物語があります。

その物語は、必ず何かを訴えかけてくれるはずです。

また、その主人公の気持ちの動きに心が刺激をうけ、停滞していた気持ちを動かすキッカケもくれると思います。

その中で、自分が生きる意味を見つけるヒントももらえるかもしれません。

それに、恋愛映画を見れば、恋をする疑似体験もできますよね?

幸せな気持ちになって、脳内のセロトニンの分泌を促すのもいいかもしれませんね。

本を読む

映画を見るのと同じで、“本を読む”のも虚無感への対策となるはずです。

恋愛小説なら、恋をする気持ちを呼び起こすことが出来ますし、小説もあなたに何かを訴えかけてくれるでしょう。

また人文書などで、心理や思想に直接的に働きかけてみてもいいかもしれません。

ただ、虚無感に襲われている時というのは、生きる意味を感じられずに不安に襲われている時です。

こういった時に、その心の隙間を埋めてくれそうな宗教にはまりやすいとも言われています。

宗教関連の本も沢山あるので、ちょっと注意も必要ですよね。

何か気づきを貰うだけならいいのですが、その教えに依存してしまうのでは、結局自分に意味を与えるのではなく、人に与えてもらおうとしていることになってしまいます。

逃げているようなものですよね。

自分の人生の意味は、誰かに決めてもらうのではなく、自分で自分に与えるものです。

それだけは忘れないようにしてください。

お酒を飲まない

虚無感に襲われている時は、ついやけになって酒びたりになってしまいそうですが…

虚無感が出ている時は“お酒を飲まない”ようにしたほうがいいようです。

お酒はストレス発散に使いやすいものですが、特に虚無感に襲われているような時は、有効な手段ではないとのこと。

お酒を飲んでいる時は、一時的に気持ちが楽になったりするかもしれませんが、その酔いから覚めて現実に直面すると、虚無感が増悪されてしまうんだそう。

そして、その虚無感を紛らわせるためにまたお酒を飲む…そうやって、アルコール依存へ陥っていくケースもあるようです。

ですので、運動と違い、お酒による気持ちよさを味わうのは良くないということ。

強いストレスや不安を感じている虚無感には禁酒。

これは覚えておいた方が良さそうです。

先のことを考えない


虚無感に襲われた時には“先のことを考えない”ようにするのもひとつの方法です。

生きていることに意味があるのか…そんなことを考えしまう時というのは、

これまで生きてきた人生を見失い、これから先にも意味が無いように思えて不安になってしまうのだと思います。

ここでまた、アドラー心理学の教えを引用すると、“「いま、ここ」だけを真剣に生きる”こと。

過去にどんなことがあったかも、未来がどうであるかも、「いま、ここ」で考える問題では無いということなんです。

過去や未来、人生全体をうっすらと捉えようとするのは、「いま、ここ」から目をそむけようとしていることだと。

虚無感に襲われているときは、先のことを考えず、今を真剣に生きることなんです。

楽しいと思えることだけやる

そして、“楽しいと思えることだけやる”というのも、虚無感に襲われている時には、特に必要かもしれませんね。

楽しいと思えることを今、真剣にやって生きる。

たとえ今日人生が終わったとしても、幸福な人生だったと言える。

それがひとつの、今を生きる意味ともなるかもしれません。

楽しいことをするのは、心にも脳にも刺激をあたえ、人生に幸福感をもたらすエッセンスとなるはずです。

虚無感に囚われている今を、真剣に生き、自分に幸福感を与えてあげる。

それが、虚無感から解放されるひとつの方法になるということです。

なんとなく虚無感…

ここまでは、虚無感に襲われた時のさまざまな対策法をご紹介してきました。

人によって、自分の状況によっても、必要な事は変わってくるのだと思います。

まずは自分の気持ちの向くままに、やれそうなことから試してみるといいのではないでしょうか。

さまざまな対策法をご紹介しながら、虚無感の感覚にも触れてきましたが、ここで改めて“虚無感”への理解を深めていきたいと思います。

虚無感ってどんな感覚?

冒頭に、筆者も今、虚無感に近い感覚を味わっているとお話しました。

それは強い感覚ではなく、生きる意味まで失った感覚ではないのですが…なんとなく虚無感。

そんな感じです。

虚無感を感じたことがいる人もいれば、全く感じたことが無い人もいるでしょう。

感じたことが無い人にとっては、その気持ちは到底量り知ることは出来ないんじゃないかと思います。

筆者も今、この感覚を味わったのは初めて。

これまでは、何となく頭で理解はしていたけど、実際に近い感覚になってみると…言葉では言い表しようがありません。

それに、人によって感じ方も違うのではないかと思います。

そんな虚無感の感覚を表わす言葉から、虚無感を紐解いていきましょう。

むなしさ

虚無感という言葉の中にも使われる“虚(むな)しさ”。

虚無感というくらいだから、虚しさという感覚が一番近い表現なのでしょうね。

虚しいとは、“内容が無い”という意味とされています。

また、“無駄”や“役に立たない”という意味でも使われます。

生きていることや人生に意味が無いと感じることからも、虚しさという言葉が、よく感情を表わしていると言えそうですね。

生きている事、何かを頑張ること、楽しいこと…全て中身が空っぽのように感じられ、無意味で無駄なことだと思ってしまう。

それが虚無感にある虚しさです。

やるせなさ

“やるせなさ”も、虚無感を表わすひとつの感情表現です。

やるせなさとは、“どうしようもない”とか“せつない”という意味です。

自分に起きた出来事に、なすすべもなくどうしようもなく…気持ちや人生に対しやるせなさを感じてしまう。

虚無感とまではいかなくても、やるせなさっていうのは誰しも感じたことがあるのではないでしょうか?

悔しいような、心が空っぽになるような…脱力感。

言葉では言い表しようのない、噛み砕きようのない気持ち。

筆者もわかります。

それを人生に対して感じてしまうというのは、とても苦しく、全てに気力を失ってしまうような感覚なのだと思います。

なんか辛い

やるせなさは同時に“なんか辛い”という感覚も引き起こすのかもしれませんね。

“辛い”というより、“なんか辛い”。

辛い気持ちを受けとめることも出来ず、でも何か辛いような気がする。

筆者が体験している虚無感は、こんな感じかもしれません。

辛いのかというと、ちょっと違う。

でも辛くないかといったらそれも違う。

まさに、なんか辛い。

自分の中にある、辛いという気持ちを掴もうとしても掴めないような…そんな感覚で、やるせない。

そんな気持ちです。

価値や意味を感じない

また、虚しさの意味にもあるように、虚無感は“価値や意味を感じない”という感覚。

強い虚無感に襲われている人というのは、それを人生に対して感じているということです。

虚しさややるせなさ、掴みようのない辛さ…そしてすべてに、価値や意味を感じなくなってしまうということです。

そして、気持ちを感じる気力も、生きる気力も失っていくということなのだと思います。

人は感情に突き動かされて行動し、そうやって生きています。

感情を見失い、それを感じる気力も失ってしまうということは、それこそ価値も意味も無いように思えてしまうのでしょう。

なんとなく空っぽな感じが虚無感

気力を無くし、価値や意味を感じなくなってしまう感覚というのは、“空っぽな感じ”という表現がしっくりくる言葉かもしれませんね。

冒頭にお話した、フィギュアスケーターの引退のニュースは、まさに筆者の心を空っぽにするような感覚でした。

何かを見失ったような…でも何を見失ったのか分からないような…。

実はこの記事を2日に渡って書いているのですが、その間に引退の記者会見がありました。

その様子を見て、今は少しずつ受けとめられるようになっているところです。

そしてこの間の心の動きも、少しずつ見えてきています。

引退前に競技者としてのスケートを生で見たいと思っていたのに、それが叶わなかったこと。

そのスケーターは、辛くても苦しくても挑戦し続けていて、その姿を見て自分を鼓舞していたこと。

TVでも、試合を見ることや試合結果を楽しみに見ていたこと。

そんな色んな意味で、筆者の目標や支えになっていた存在を急に失ってしまった…その感覚は、寂しさとも辛さともとれない、まさに空っぽな感覚でした。

でも、会見の様子がとても晴れやかな表情だったことで、挫折したのでもなく諦めたのでもなく、満足したんだな。

そう思ったら、ようやく寂しさが沸いて涙が溢れました。

虚無感とは、なんとなく空っぽな感じ。

自分の中の気持ちに靄がかかって良く見えない。

そして、何も感じられないことで、空っぽに感じる。

それが虚無感なんだと思います。

虚無感の原因は?

虚無感に襲われるとき、それには何かしらの原因があるはずです。

何もなく、充実した毎日を過ごしていたら、きっと虚無感に襲われることはありません。

筆者の場合は、大好きなフィギュアスケーターの引退がキッカケでしたが…

人はどんなことが原因で、虚無感に襲われるものなのでしょうか。

ここからは、その原因を見ていきたいと思います。

当たり前にあった何かが失われた

虚無感が出る時、多くの人は、衝撃的な出来事が起こったことがキッカケになるようですね。

自分では何も施しようがなく、でも到底受けとめられないようなショックな出来事が起こる。

それは、当たり前にあった何かが失われた体験である場合が多いようです。

筆者も同じですね。

シーズンが始まれば、また競技に取り組む姿を見られるものだと思っていたフィギュアスケーターが…もう見られない。

それを心の準備もないままに突然知る。

当たり前だと思っていて、それが心の支えになっていたことを突然失う。

そういった体験が、虚無感を生み出すんです。

失恋

自分にはどうすることも出来ず、到底受け入れられないショックな出来事…例えば失恋。

これも、自分では何の予兆を感じることもなく、突然恋人から別れを宣告されたりすると、虚無感に襲われるキッカケとなるのだと思います。

上手く行っていると思っていた恋人。

大好きだった恋人との突然の別れ。

当然受け入れられるはずもなく、でもどうすることも出来ず…心にぽっかり穴が開いたようになってしまうんですよね。

親しい人やペットの死

また、親しい人やペットの死というのは、虚無感に襲われる大きな原因となるのでしょう。

筆者はまだ、両親とも健在。

ペットの猫も元気です。

でも、その存在は当たり前すぎて…失うことを想像しようにも出来ません。

きっと、いま感じている虚無感よりももっと、強烈な虚無感に襲われるような気もします。

ペットも親も、いつかは自分より先に死ぬ。

それは頭では理解出来ていても、実際にそうなったら、受け止めることは出来ないでしょうね。

そう考えたら、誰もがいつかは体験するのが虚無感なのかもしれません。

でも通常は、一定期間で徐々に、受け入れられるようになっていくのでしょうね。

その切り替えのタイミングが掴めないと、世の中や自分の生きる意味まで分からない…といった、強い虚無感になっていくのかもしれません。

やり遂げて燃え尽きた

大切な人を失う以外にも、何か熱中していたことをやり遂げて燃え尽きた。

そんな体験も、虚無感を生むキッカケとなるようです。

たとえば、今筆者が虚無感に襲われるキッカケとなった、フィギュアスケーター。

実際その人は虚無感に襲われている様子はありませんでしたが、こういったスポーツ選手などには多いかもしれませんよね。

長年人生を捧げてきて、それが人生の全てだった人なんかは特に、やり遂げた後に心にぽっかり穴が開いたようになってしまうこともあるのではないでしょうか。

燃え尽き症候群といわれるのが、まさにこれなんでしょう。

やり遂げたことで満足感を感じられればいいのだと思いますが、やり遂げた後に何も残っていないような感覚になってしまうと、虚無感へと繋がっていくのだと思います。

こんな根深い原因も

虚無感の原因は、何かを失った経験以外にも、裏切りにあった経験やトラウマ。

幼少期からの愛情不足など、根深い原因による場合もあるようです。

この場合、突然のショックな出来事がキッカケになるというよりは、長年積み重なっていた受けとめられない出来事に、ついに心が限界を迎えた。

といったらいいのかもしれませんね。

それが、精神的な病を引き起こす原因にもなるということです。

こういった、原因はどれとも言えない長年のものだったりすればするほど、虚無感から救われるのも、鬱病を克服するのにも時間がかかってしまうのだと思います。

虚無感とサヨナラしよう!

虚無感は、一時的なものなら、今回ご紹介したような対策で解消することも出来るでしょう。

でも、根深い場合や、長期に渡っている場合は、鬱病などの精神的な病気になっている可能性もあります。

その時には、心療内科など病院にいって診察を受けることをお勧めします。

虚無感に襲われた時…「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるもの」この言葉を心に刻んでおきましょう。

人生を無意味だと考えてしまうときは、自分で自分に与えてやればいいということ。

きっと、虚無感ともサヨラナできるはずです!