こういった時に、その心の隙間を埋めてくれそうな宗教にはまりやすいとも言われています。
宗教関連の本も沢山あるので、ちょっと注意も必要ですよね。
何か気づきを貰うだけならいいのです。
しかし、その教えに依存してしまうのでは、結局自分に意味を与えるのではなく、人に与えてもらおうとしていることになってしまいます。
逃げているようなものですよね。
自分の人生の意味は、誰かに決めてもらうのではなく、自分で自分に与えるものです。
それだけは忘れないようにしてください。
お酒を飲まない
虚無感に襲われている時は、ついやけになって酒びたりになってしまいそうですが…
虚無感が出ている時は“お酒を飲まない”ようにしたほうがいいようです。
お酒はストレス発散に使いやすいものですよね。
ですが、特に虚無感に襲われているような時は、有効な手段ではないとのこと。
お酒を飲んでいる時は、一時的に気持ちが楽になったりするかもしれません。
しかし、その酔いから覚めて現実に直面すると、虚無感が増悪されてしまうんだそう。
そして、その虚無感を紛らわせるためにまたお酒を飲む…そうやって、アルコール依存へ陥っていくケースもあるようです。
ですので、運動と違い、お酒による気持ちよさを味わうのは良くないということ。
強いストレスや不安を感じている虚無感には禁酒。
これは覚えておいた方が良さそうです。
先のことを考えない
虚無感に襲われた時には“先のことを考えない”ようにするのもひとつの方法です。
生きていることに意味があるのか…そんなことを考えしまう時というのは、
これまで生きてきた人生を見失い、これから先にも意味が無いように思えて不安になってしまうのだと思います。
ここでまた、アドラー心理学の教えを引用すると、“「いま、ここ」だけを真剣に生きる”こと。
過去にどんなことがあったかも、未来がどうであるかも、「いま、ここ」で考える問題では無いということなんです。
過去や未来、人生全体をうっすらと捉えようとするのは、「いま、ここ」から目をそむけようとしていることだと。
虚無感に襲われているときは、先のことを考えず、今を真剣に生きることなんです。
楽しいと思えることだけやる
そして、“楽しいと思えることだけやる”というのも、虚無感に襲われている時には、特に必要かもしれませんね。
楽しいと思えることを今、真剣にやって生きる。
たとえ今日人生が終わったとしても、幸福な人生だったと言える。
それがひとつの、今を生きる意味ともなるかもしれません。
楽しいことをするのは、心にも脳にも刺激をあたえ、人生に幸福感をもたらすエッセンスとなるはずです。
虚無感に囚われている今を、真剣に生き、自分に幸福感を与えてあげる。
それが、虚無感から解放されるひとつの方法になるということです。
なんとなく虚無感…
ここまでは、虚無感に襲われた時のさまざまな対策法をご紹介してきました。
人によって、自分の状況によっても、必要な事は変わってくるのだと思います。
まずは自分の気持ちの向くままに、やれそうなことから試してみるといいのではないでしょうか。
さまざまな対策法をご紹介しながら、虚無感の感覚にも触れてきました。
では、ここで改めて“虚無感”への理解を深めていきたいと思います。