自分で考えたことを質問にして聴いてみるのも、聴く姿勢の1つと言えるでしょう。
ただし質問の聴き方に関しては注意して下さい。
質問をする場合、状況に応じてはストレートに聞きにくい場合もあります。
質問する内容を誤ってしまうと、相手の心証が悪くなってしまいますからね。
そもそも質問をしていいのかわからない時は、これは自分で調べた方が良いのかどうかというレベルが関係してきます。
よく仕事で後輩に業務内容を教える際、そんな事を質問する?という気持ちになる方はいませんか?
反対に質問をして先輩や指導係にそんな事も知らないのか?と言われた事はないでしょうか?
これは聴く姿勢があったとしても、相手からすればわざわざ質問をするようなものではないと判断されてしまうのです。
相手にしかわからないような事を質問するのはありですが、ネットや本などで調べたらわかるような事を質問するようにしましょう。
何でもかんでも質問すればいいというものではありません。
どうして聴く姿勢が大切なの?
人間賛歌として有名なジョジョの奇妙な冒険という漫画で、ある有名なセリフをご存知でしょうか?
三部の主人公である空条承太郎が言ったセリフの中で、聴く姿勢について語っている部分があります。
観察するというのは見るのではなく観ることではなく聴く事であると語っていました。
当時は何の事なのか理解は出来ませんでしたが、今となってやっとその言葉が重要な事に気が付けましたね。
実際相手を観察するというのは表面上ではなく、細かな部分まで見なければいけません。
相手の話を適当に聞いて話をちゃんと聞いていない人はたくさんいます。
もし自分が相手に聞いてもらいたい事、仕事上必要な事を相手に伝えなければならないのに真剣に聞いていなかったなどを想定すると、どんな気分になるでしょうか?
やっぱりいい気分には誰もならないですよね。
聴く姿勢が出来ている人間は、好感度を持たれやすいというメリットが存在します。
コミュニケーションツールとして最適なものです。
相手との関係が良くなる
聴く姿勢が大切な理由の1番は、やはり相手との関係性がよくなる事ですね。
何故聴く姿勢が出来るだけで相手との関係性が良くなるの?と疑問に思う方もいるでしょう。
聴く姿勢が出来ているという事は、相手に対して理解をしようとしているという風に見えるからです。
頭ではそれを理解できていない方もいますが、実際の所人から好かれやすい人間というのは、自分の話を聞いてくれる人間なんですよ。
大した事ない話でも、相談話でもちゃんと聞いてくれる人間の方が良いですよね?
自分の話ばかりする人間も中にはいますが、それは間違ったコミュニケーションの取り方とも言えます。
正直な話、人間というのは他者にそんなに興味がある訳ではありません。
あくまでも誰彼付けという事ですね。
自分が興味を持っている人間の話であれば、話を聴く姿勢というのが自然と出来るものなのです。
私も自分の話よりも相手の話を聴くようにしていたら、関係性はずっと良くなりました。
相手から好かれやすくなりますし、反対に自分の事も自然と知ってもらう事が出来ますよ!
お互いの信頼関係ができる
お互いに信頼関係が出来るというのは良い事ですよね。
しかし信頼関係といっても、どうやれば良いのか困っている人も多いというのはよく聞きます。
関係性が良くなるためのツールとして、相手の事を理解するのが一番です。
相手の事を理解しない限り、どういう人間かわかりませんからね。
信頼関係を作るには、相手の話を聞いて理解するのが良いでしょう。
反対に言えば信頼関係が出来ていない人間というのは、相手の話を聞けていないという事になります。