要するに他人の考えにも一目おける発想を身に付けられるかどうか、という事ですね。
これはどれだけ自分が痛い人生を歩んできたかによって身に付く能力です。
逃げてばかりの人生を送ってしまうと根本的に「自分は自分、他人は他人」というものの考え方が理解できない事になってしまうでしょうね。
4.最初からあまり期待しすぎないようにする
納得できないことがあった時の気持ちの整理の仕方の4つ目は「最初からあまり期待しすぎないようにする」です。
人間の感情は正直です。
自分がいいと思うものにはとことん、のめり込みます。
100の成果以上の期待を持ちます。
自分が選んだものだから自分を裏切るはずがない、とでも思っているかのような入れ込み方です。
しかし、世の中、そうそう自分の思ったように事は運びません。
必ずやどこかに落とし穴が待っています。
そして期待を裏切られ落胆します。
そんなに期待をしなくてもいいようなものなに、人間はいつも過剰な期待をしてしまいます。
そしてその結果が駄目だったら人は烈火の如く怒って自分の非を責めるのではなく期待した相手や物事に対して怒りをぶつけるのです。
ああ、なんて身勝手で愚かな行動なのでしょうか。
期待が薄いと納得できるようになる
そもそも期待をかけた事に対する納得感というのは他力本願で行われている事が多いものです。
例えば「競馬」。
公営ギャンブルの王者ですね。
この競馬に対して期待を賭ける気持ち、痛いほど分かります。
誰だって一攫千金でたくさんのお金を得たいですからね。
しかし、ギャンブルほど自力が及ばないものもないのではないでしょうか?人の思惑に関係なく競走馬は走ります。
それに対して人間が勝手にお金を賭けて熱狂しているのです。
期待を賭ける気持ちも分かりますが馬の気持ちになってみれば「そんなに熱くなるなよ」と言っているかのような錯覚にも陥りそうですね。
反対に期待が薄ければ妙な納得感も生まれてきます。
そもそもギャンブルで一攫千金できる確率なんて数パーセントもないのですからね。
そこを冷静になって考えたらおかしな期待などかけることもないのです。
でも、真のギャンブル好きの人にそれを言っても無駄でしょうね。
だってあの一瞬のスリルと興奮がやめられないから続けているのだ、と。