でもそれは、自分以外の他者に対してだけではなく、自分も含まれていると思ってください。
人の役に立つことは、自分にも役に立つことでいいんです。
他者を敬うのなら、自分も敬うこと。
自分があってこそですよ!
なりたい自分ってどんな自分?
また“なりたい自分”像が浮かばずに、自分がわからないという人もいるでしょう。
この場合は、やりたい事や好きな事、夢や希望がわからず、未来の自分が想像出来なくて不安になっているのでしょう。
でも、なりたい自分がはっきりしていなければダメ、なんてことも無いと思います。
そもそも、なりたい自分が明確にわかっている人の方が、少ないのではないでしょうか?
案外、意識して考えたことがない人も多いかもしれません。
ただ、未来像が描けないと、今何をしたらいいのかがわからなかったりもしますよね。
だから、不安になってしまうのでしょう。
それなら、なりたい自分を見つけるのを目標にしたらいいと思いますよ!
自分を見つめなおしたり、自分探しをしてみたりしているうちに、「これが自分なんだ」と腑に落ちてくるはずです。
自分が嫌い
自分がわからない状態には、実は“自分が嫌い”という人もいるでしょう。
この場合、自分に自信を持てずにいるということ。
だから、自分を見つめなおすのが怖いんです。
そうやって、自分と向き合うことを避けていると、自分がわからない状態になってしまいます。
よくよく見つめなおしてみたら、自分の実態が、自分の想像とかけ離れているかもしれない…
そんな恐怖心から、自分をわかりたくないと思っているのです。
たとえ、自分にガッカリするような一面があったとしても、それも自分。
それに、ダメだと思う所があったとしても、それで全てがダメなわけではありません!
良いところも悪いところもひっくるめて自分なんです。
勇気をもって、受け止めることが必要ですよ。
自分がわからない原因
“自分がわからない状態”が見えてきたところで、最後に“自分がわからない原因”を探っていきましょう。
状態が人それぞれなら、原因も人それぞれです。
ここからは、自分がわからなくなってしまう、根本的な原因を考えます。
表面的な状態だけじゃなく、深層心理を見ていくと、問題は“自分がわからない”ことではないのかもしれません。
他人の価値観の中で生きている
自分がわからない状態のところでも触れました。
原因のひとつは“他人の価値観の中で生きていること”が挙げられます。
協調性をもって、周囲と調和しながら生きていくことは大切な事です。
でもそれは、他人の一部になって生きるということではありません。
自分の意思や価値観を持ったうえで、他人と調和しなければなりません。
だから時には、意見が違うこともあり、価値観が違う人と出会うこともあります。
その時、どちらかを否定するのではなく、どちらも認めるということ。
「あなたにはその考えがあって、私にはこの考えがある」これが普通です。
これを、全て周囲に合わせていると、自分を自分で否定し続けることになってしまいます。