病気持ち、障がい持ちの方と付き合うことを考えている方、結婚を考えている方にも、一読していただきたい章です。
人生で、人間は、どうなるかわからない
生まれつき、障がいがおありの方もいらっしゃるかと思います。
私は後天的な病気によるものでしたが、自分がこういう身分になるとは思ってもいませんでした。
どんなにハイスペックでも、どんなにお金があっても、どんなに健康であっても、日本人だと平均80年以上におよぶ人生において、人間はかならず「何か」があります。
何も波乱がない人生は存在しないでしょう。
人生の中で人間はかならず、かけがえのない「何か」を失う時期があります。
大切な人、お金、社会的地位。
「恵まれていた」ときには思いもつかなかった困難。
長い人生、どんなに健康な人も、いつかは病気にかかるのです。
事故にも遭います。
つまり誰しも、何かの拍子で「健康」を失い、「障がい者」になる可能性はあるのです。
誰もがなる可能性がある……それを思えばかんたんに「失敗作」なんて言えないとは思うんですけれどね。
それを踏まえて。
大切なのは、そんな中でも「人に愛されるだけの価値ある人間」になることだと私は思います。
体や精神に障がいがあっても、人間として「人格イケメン・美女」にはなれるのですから。
病人、障がい者はある意味「ローリスク」
世の中にはもっと深刻な方もたくさんいると思います。
つまり、悲惨な犯罪を犯すような加害者だとか、ギャンブラーだとか、異性関係にだらしないような人だとか……
それよりは体が弱い人と付き合う人のほうが、ずーっとローリスクだと思いませんか?
病人・障がい者は(もちろん例外も多々ありますが)基本的に療養生活が長いため、強制的に「箱入り娘」「御曹司」が多いです。
そのため(私の経験にかぎりますが)性格のいい人が多い、とも言えます。
多少世間知らずではありますが、そこはいくらでもこれから成長できますよ。
そもそも、恋は障害があるほうが燃える!
「元気にさせていく」「元気になる」という「生きがい」ができる
この人のために、元気になろう!
この人を、元気にさせよう!
恋をすると、そう思えますよ。
ふしぎなもので、恋が走りだすと、おそろしいパワーがわいてきます。
それは一度恋をしたことがある人なら、わかるはず。
こうなると、病気や障がいと関わって、その状況を改善、解決していくのはゲームのようなものになってしまいます。
自分が大切なひとのために、自分にできるかぎりの範囲と力で、元気になっていく。
幸せになって、相手にも幸せになってもらう。
恋は病気や障がいを良くする、ガソリンのようなものでもありますよ!
障がい者・病人が恋するために、ちょっとした裏ワザ
「恋したい!人並みに結婚とかもしたい!」という希望を今も持っている、病人だったり障がいをお持ちの方。
持ち続けてください。
わりとなんとかなります。
このあとにも述べますが、恋をしたなら結局、人間同士のおつきあい。
恋愛テクは健常者と変わりません。