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甘える子供の5個の心理と対処法(続き8)

親の愛情を求めるために甘えるのですが、それを全く無視したり、甘えること自体を叱ったりすると、子供は自分の殻に閉じこもってしまいます。

自分の存在そのものを否定されているように感じてしまい、次第に不満や怒りを覚えるようになってきます。

当然、親にも愛されていないとか自分は不必要な存在だとも思い始め、親や周りの人間を信じられなくなるようです。

これが続くと、攻撃的で非常にわがままな子供になっていくのです。

時々甘えさせて上手に距離感を作る

母親も、何かと忙しいはずです。

体調が悪かったり、何人か子供の兄弟がいる時には、ひとりだけには構っていられない時もあるのです。

そんな時には、つい邪険になってしまいがちですが、時々は甘えさせて上手に距離感を作ることです。

甘えることは大きな安心感につながる

甘えることができるということは、親からは認めてもらっているという証でもあります。

甘えることとそれに答えてくれることで、愛情を確認できるので安心感に繋がるのです。

子供のころ甘え足りないと、大人になって弊害が出る

子供の頃に十分に甘えていない子供は、親の愛情も十分に受けていないので、親にとっては必要のない子供かなと懐疑的になっているようです。

この微妙な感覚は、ちょっとしたことで反抗的になったり、親の言うことを聞かなくなってくるようです。

他人に甘えることを覚えるようにもなるのです。

逆に大人になってから他人に甘える

その傾向は、大きくなってくると顕著になります。

大人になってから、これはという人に対して、甘えることを覚えるのです。

女性には多い傾向ですが、甘え上手な人になるようです。

誰に見られていようとも、恥ずかしがったりすることはなく、堂々と甘えることもできるのです。

寂しがりで孤独に浸る性格になる可能性

甘えることができなくて、母親の愛情が足らないと感じて育つと、幼いころから孤独を感じるようになります。

甘えている人を見ると、羨ましく思ってしまったり、時にはそんな人に嫉妬することもあります。

自分は不必要な存在だと孤独を感じ、寂しくなるのです。

これは大きくなっても変わらずに、寂しがりで孤独に浸る性格になってしまうのです。

人や物事に依存しやすい偏った性格になる

甘え足りないと、自分の存在価値も見出せなくて、人や物事に依存しやすい偏った性格になってしまいます。

自信がないので、常に誰かに頼るのです。

まとめ

子供を甘えさせることは、決して悪いことではありません。

子供への愛情を注ぐためにも、甘えさせることは重要なのです。

愛情を注いで安心させ、自立を促していくのです。

そして、大事なことは、甘えさせるということと、甘やかすことをしっかりと区別することです。

子供が可愛いからと甘やかし過ぎると、子供は何でも言うことを聞いてくれると思い込み、我慢をしたり自分でやろうとは思わなくなります。

つまり、自立することを妨げるからです。

親離れを早く覚えさせることと、親も子離れをすることも、親子にとっては大事なことなのです。

愛情が足りていないと子供が感じた時に出すサインを、しっかりと覚えておいて、時にはその甘えにしっかりと応えてあげること、スキンシップを十分に取ることを覚えておいてください。