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指示通りに動けない人の7個の対処法(続き5)

自信を持ってもらうために、小さな仕事で達成感を味合わせてあげる配慮をすることで、部下は、次第に自信を取り戻して、指示をスムーズに受け止めることが出来るようになります。

一方、自信を失くしている部下に無理に指示をしても、自信の無さが一層深まり、自分を責めてうつ状態に陥ることがあります。

また、無理に指示することで、期待通りの結果を出せずに、自信喪失の状態が深まり、心に傷を負うこともあります。

小さな仕事で達成感を味合わせてあげる配慮は、部下を育成する観点からも大きな効果が期待できます。

部下は大切な『人財』ですので、達成感を味合わせてあげる育成方法を採り入れることで、将来部下が大きな戦力を持つ『人財』へと成長することが期待できます。

尊敬される上司の特徴とは

部下は、日々の仕事の中で、上司の人柄や人間性をしっかりと観察しています。

部下が上司を観るときの『観察眼』には、鋭い感性が働き、上司として尊敬に値する人格を備えているかを見極めます。

あなたが上司の立場なら、自ら人間性を成長させるための努力が必要です。

上司が日々、努力する姿は、自ずと人柄として表われてきます。

部下から尊敬される上司になるためには、職場に限らず周りの人から信頼される人柄を持つことが大切です。

身近な人や周りの人から信頼されることで、部下から尊敬される上司になっていきます。

信頼できる

部下との間に信頼関係を築くことは、指示した仕事が期待通りの良い結果を出すための必須条件と言えます。

部下に限らず、仕事の結果の『品質』は、その仕事に携わる人の心構えが表われてきます。

気持ちよく仕事をしている人は、良い結果を出します。

気持ちが乗らずに無気力な心境で取り組んだ仕事は、期待外れの結果を招きます。

部下にとって信頼できる上司からの指示には、気持ちよく取り組むことが出来ますので、期待通りの良い結果を出します。

部下から上司に向けられる信頼の度合いは、仕事の『品質』を決定づけるのです。

言っていることの筋が通っている

日々、自己研鑽に努めている上司は、物事の本質を的確に観る判断力が備わっていますので、言っていることの筋が通った指示ができます。

部下に指示通りに動いてもらうためには、指示の内容が言っていることの筋が通っている必要があります。

部下にとっては、曖昧な指示を受けると動きようがありません。

部下に快く指示を受け止めてもらうためには、仕事の目的や内容を理解してもらう必要があります。

上司の言っていることの筋が通っているなら、部下は納得して指示通りに動くことが出来ます。

しっかり叱ってくれる

仕事に意欲を持って積極的に取り組んでいる部下は、仕事がうまく進まない時は、しっかり叱ってくれる上司を求めています。

日々の職場の人間関係の中で、部下との間に信頼関係が築かれているなら、上司は部下をしっかりと叱ることが出来ます。

上司を信頼している部下にとって、しっかり叱ってくれる上司には信頼を寄せて、指示を素直に受けとめます。

一方、信頼関係が築かれていない中で、部下を叱ると反発を受けて人間関係にヒビが入ることがあります。

あなたが上司の立場にあるなら、日々の仕事を通して、しっかりと叱ってくれるリーダーシップを備えていることが大切です。

空気が読める

上司の立場にある人は、日常の職場の雰囲気を感じ取るために、常に『アンテナを高く』する心配りが必要です。

『アンテナを高く』することで、部下の言動や雰囲気を敏感に把握することができ、空気が読めるようになります。

空気が読めることで、部下の日常の動向を知ることができ、部下に指示をするベストタイミングを掴むことが出来ます。

頼れる

仕事の結果の良し悪しは、部下と上司との間の信頼関係の有無により、大きく左右されます。

部下の目から観て上司が頼れる存在になっている時は、指示通りに動いてくれます。

部下から頼られる存在になることは、一朝一夕で成せることではありません。

日々の部下との人間関係の積み重ねが実ることで、頼れる存在になっていきます。