このように、相手の気持ちがハッキリとしている場合はまだいいのですが、何も言わないし表だって態度にも表さないけれども不快に思っているという状況では、こちらもどうしようもないのです。
何かがあるまでは、分からないからです。
いろんなことが重なっている時代ですから、こちらもその気がないのに、相手を不快にさせてしまっていることがあるかも知れません。
結構多い!人ってどんな時に不快に思うの?
私の友人の中に、とにかく性格的に細かい女性がいます。
その人と合流して、久しぶりだから食事に行こうということになったのです。
それまでに時間があったので、デパートにウインドウショッピングに出かけました。
時間つぶしの目的ですが、洋服売り場に入って飾っている服を眺めて話込んでいると、店員が寄ってきて「服をお探しなら、お手伝いさせていただきましょうか?」と声をかけてきたのです。
すると友人は、「もう結構です」と告げるとそそくさと出ていくのです。
私も後を追って行くと、「あの店員、態度が悪いね!」と不快な顔をするのです。
「どうして?」と聞くと、「こちらが楽しく見ているところを上から目線で邪魔をしたからよ!」とのことでした。
「買う気があるかどうかぐらい分かるはずよ!」「買う気が無ければ、早く出て行けと言わんばかりでしょ!」とのコメントです。
なるほど、声のかけ方一つでも不快に感じることもあるんだなと関心したのでした。
さらに一緒に店内を回ると、いろいろと不快なところがあるようでした。
そんなことを、もう少しまとめてみました。
嘘をつかれた時
今までで、嘘をついたことなどないと、言い切れる人はいないはずです。
人は、誰でも多かれ少なかれ嘘をつくものです。
「嘘も方便」というように、嘘をつくことは悪いことですが、時と場合によっては必要なことと言う意味です。
こんな事例はたくさんあります。
嘘で思いつくのは、私はサンタクロースです。
クリスマスにはサンタクロースがプレゼントを届けてくれると子供は信じています。
しかも、煙突から入って来て靴下の中にプレゼントを置いていくのです。
そこで、小さな子供を持っている家庭では、クリスマスプレゼントを用意しておいて、子供が寝ついた時に枕元にそっと置いたのです。
朝になって子供が目を覚ますと、そのプレゼントを見つけて大喜びするのです。
しかし、段々と大きくなってくると、知恵がつきます。
「僕の家には煙突が無いのに、どこから入ってきたの?」「どうして僕が欲しいものが分かるんだろう?」「トナカイに乗ってきたの?」「ママは、サンタに会ったことがあるの?」などと矢継ぎ早に聞いてくるのです。
「サンタは、いつも空からみんなを見ているのよ。」などと嘘をついてごまかすのです。
だから、いつ子供たちに本当のことを言うべきかと、親は悩んでいるのです。
こんな可愛い嘘ならまだ許せるのですが、自分が有利になるように嘘をついたり、相手に罪をきせるためにつく嘘は、許すことができないのです。
嘘だと分かった時には、ものすごく不快に感じて、その人とは付き合わないようになるのです。
辛い仕事をしたくないことから、ちょっと体調が悪くなったとか、風邪を引いたなどと嘘をついてすぐに仕事を休む人もいます。
こんな人は、虚言癖という名の病気でもあって、平気で嘘がつける性格なのです。
困った性格なので、大事な仕事は任せられなくなってしまうのです。
軽い嘘でも、嘘をつかれたとなると不快に感じてしまいます。
話を遮られた時
せっかく自慢話をしているところで、「それはそうと、あの件はどうなったの?」などと、全く別の話題を出して話を遮る人がいます。
人の話の腰を折るとも言いますが、遮られた人にとっては、耐えられなくなるのです。
せっかくいいところになるというのに、邪魔をするのです。
不快なことなのです。