店主はそれを手でぴしゃりとつぶして払い落したのでした。
その光景が頭から離れず、忘れ物を返してもらってから一目散に出て行ったのでした。
それからというものは、そのお店の調理場の汚れた状態が非常に不快に感じてしまって、そのお店に行くことはなくなったのです。
見たくないものを見てしまった結果なのです。
カップルが公共の場でイチャイチャしているのを見た時
電車に乗ったら、ドアの側でカップルが身体を寄せ合っていちゃついていることがあります。
先日は、男子が女子の頬にキスをしていたのを間近で見てしまったのです。
見ようとは思わなかったのですが、見えるのです。
女子も恥ずかしいという感覚がないようで、甘い声で囁いていたのです。
暗くなってくると、ホームの端の方で抱き合ってキスをしているカップルも見かけます。
まあ、熱く燃え上っているので邪魔をする気もないのですが、彼らは見られることにも快感を得ているように思えてしまいます。
しかし、こちらは仕事で疲れて帰ろうという時に、イチャイチャしているところを見せつけられては、不快に感じてしまいます。
理不尽に怒られた時
何を言っているのか、何に文句があるのか分からないけれども、怒っている人が時々います。
地下街を歩いていると、あるおばさんが急にこちらを睨みつけて怒鳴っているのです。
何がなにやらチンプンカンプンなのです。
しかし、後ろには誰もいないし、やっぱり私に向かって叫んでいるようなのです。
距離にして3メートル。
慌てて状況を確認して、横をすり抜けて逃げました。
すると、近くのお店の店員さんが私に見かねて、「あの人はいつも大声で怒っているんですよ。びっくりしたでしょう」と伝えてくれました。
この地下街の名物なのかも知れません。
しかし、理不尽に怒られたときには、非常に不快なものです。
嫌味を言われた時
嫌味でも、褒めるように言われる嫌味というのは非常に不快なものです。
例えば、上司に依頼された仕事を何とかやり遂げたので報告に出向くと、「何とか出来上がったようだな。しかし、どうなるかとヒヤヒヤして見ていたんだよ。私ならあんな方法は取らないよ。効率が悪いもの。まだまだだね!」と言われたときです。
やり方がまずくても、目標は達成できたんだから、「頑張ってくれたね」と労いの言葉ぐらいかけてくれるのが上司だろう、と不快に感じたのでした。
ストレートに言わない嫌味は、不快なものなのです。
好きなものを否定された時
居酒屋で飲みながら男性同士で口論するのは、好きなものを否定されて逆上する時です。
スポーツでもそうですが、ひいきのチームの悪口を言われたときには、嫌な感じになります。
しかも、知ってか知らずかライバルチームの大ファンに向かって、そのチームの悪口を並べ立てると我慢できなくなります。
最初は黙って聞いていたのですが、話に熱が入ってしまい、ライバルチームのファンに向かって「あんなチームを応援している奴の気が知れないね!」などと同意を求めると、その瞬間に不快を通り越してキレてしまうのです。
好きな女優や歌手なんかもそうです。
その歌手が大好きなファンに向かって、「何であんな下手くそな奴が紅白に出れるんだろうね!」などと同意を求めると、好きなものを否定されるので不快に思ってしまうのです。
「あの歌手は歌が上手くて好きだねえ!」と褒める時は問題がないのですが、否定されると非常に不快に思うのです。
話を聞いてもらえない時
せっかく一生懸命に有益な話をしようとしたのに、全く別の話題を取り上げようとする時があります。
心の中では、「今までおまえの話を聞いてあげたのに、私の話も聞いてくれ!」と心の中で叫んでいるのです。
まあ、私の話し方も下手なのですが、少しも話を聞いてくれない時には、不快になってしまいます。
話を遮られた時
途中まで話を聞いてくれていたのに、急に思い出したように別の話題を取り上げてきて、話を遮られた時も腹が立って不快になるのです。