「また」とはいっても、それが数日後では意味がありません。
せめて数週間は日を空けましょう。
もし相手が乗り気で、本当にたまたま予定が合わなかっただけなら、相手から「○○日なら空いてます!」と言ってくれるはず。
それが無いなら、まだ“会いたい人”として認識してもらえていないと判断するのが妥当です。
焦らず、まずは通常のコミュニケーションで心の距離を近づける努力をしましょう。
「いきなりごめんね!またの機会に!」
自分の欲望のまま、相手の都合も考えずに急な誘いを入れてしまった後なら、断られて当然なので謝る言葉から入りましょう。
間違っても相手に罪悪感を抱かせてはいけないので、軽い感じの言葉を選ぶのがコツです。
「いきなりごめんね!またの機会に!」であれば、ネチっこさがなく好印象といえます。
下手に絵文字やスタンプを使う必要はありません。
「忙しい時に返信ありがとう!また声かけるね」
相手とそれほど仲良しな関係でなければ、返信をもらっただけでもお礼を言っておいた方が良いでしょう。
とくに仕事で忙しい人が平日に連絡をくれたとなれば、なおさらです。
そして「また声かけるね」だと複数人を誘っていた感じが出るので「なんだ、単なる飲み会か。警戒しなきゃよかったかな」と思ってくれる可能性もあります。
覚えておきたいのは、他人との精神的距離の詰め方には個人差があるということ。
こちらが仲良しになれたと思っていても、相手からすればまだ知り合い程度の関係というのは往々にしてあります。
それは過去に信頼していた人から裏切られたり、尊敬していた人に利用されてしまったなどの経験の違いです。
「自分はそんなことしないよ」なんて口でどれだけ説明しても、説得力はありません。
相手が心を開いてくれるまで、適度な距離感を保ちながら待ちましょう。
「暇な時いつでも連絡待ってるね!」
自他共に認める仲の良い相手であれば「暇な時いつでも連絡待ってるね!」でもOK。
ただし、こちらが勝手に仲が良いと思っているだけの相手にはやめましょう。
なぜ“仲の良い相手”と限定したかと言いますと、「連絡をくれるよね」という期待が見える点にあります。
言い換えれば「あなたは私と会いたいと思うはずだ」という自己評価の高さです。
自分に置き換えて想像してみましょう。
そんなに仲良くない相手から「連絡待ってるね」と言われたら「こっちからは連絡しねーよ」と思いますよね。
何度も二人で出かけている相手が、たまたま都合がつかなかった時にのみ使えるセリフと考えましょう。
「了解!次はもっといいプラン考えておくね!(笑)」
相手からの返信が「興味ない」という内容であれば、次はいいプランを提示しますと約束した方が良いでしょうね。
ただし、そう宣言するのであれば絶対に次はちゃんと相手が興味を持ちそうなプランを展開しなければなりません。
毎度毎度、興味の無い話題を振ってくる人に対する気持ちは冷めていきますから…。
そもそも、いいプランを提示できなかったということは、相手のことを全くリサーチできていないということです。
相手が積極的ではないのに誘うのですから、好きなこと、嫌いなこと、今興味を持っていることを知りましょう。
日頃から相手の話をよく聞いたり、持ち物をさりげなくチェックするなどしてデータを集める必要があります。
「行きたいところあったら教えてね!」
これもまた、ある程度仲の良い相手に対して有効なセリフです。
そんなに仲が良くないと「行きたいところはあるけどお前と行く必要はない」と思われてしまい、教えてもらえないでしょうからね…。
仲良くなり始めのときは、どちらか一方が提案するばかりになることが多いです。
しかし、関係がもっと親密になっていけば相手の中にも「一緒に行きたいところ」が出てきます。
いつも魅力的なプランを提示してもらっていた手前、自分からは行きたいところを言い出せない、という謙虚な人も多いでしょうから、あえて聞いてみましょう。