・視線が右へ行く
・鼻や口、髪を触る
・手を後ろに回す、机の下に隠す
・少しも動かない
・同じ発言を繰り返す
・質問ばかりを返す
・目を見開いて凝視する
これらは普段会話をしている中ではあまり見られないものであるため、聞き手には何らかの違和感が伝わっているはずです。
「なんか変だな」と思ったら注意深く観察して嘘を疑うことをおすすめします。
相手を納得させるには?
聞くターンが終わり、こちらからも意見を述べるべきターンになったときのコツを解説します。
相手がスムーズに納得できるよう心がけましょう。
ただし、意見を述べるに値する相手であることが前提です。
人を小馬鹿にしたり、聞く耳を持たないような人物には、どれだけ言葉を尽くしても伝わりにくいです。
時間の無駄になってしまうこともあるので、この場合は意見を言うのはやめて、その人以外で協力して解決することをおすすめします。
では、話すべき相手を納得させる方法について見ていきましょう。
相手を責めない
まずは相手を責めることなく、事実確認から入るのがおすすめです。
そこで、「話してくれてありがとう。こちらが正しく理解できているか確認させてね」と言い、相手から聞いた話を要約して述べるのがコツです。
それを相手に聞いてもらい、認識にズレがないかを互いにチェックしましょう。
この時点で認識がズレていると、話が迷子になってしまうこともあります。
その上で、これからどうするべきかを中心に話を進めていけば相手も建設的な話に耳をかたむけようとするはずです。
責任を追及するばかりでは、ただの文句にも聞こえかねないため、提案を用意することも心に留めておきましょう。
距離ができてしまう
開口一番相手を責めるような発言をしてしまうと、最初は聞く耳を持っていた人も拒絶を示し始めます。
この癖がある人ほど「最近の若い奴は…」「周りはバカばっかり」と言う傾向にあるので気を付けましょう。
相手が悪いのではありません。
自分の話し方が下手だと自覚する必要があります。
“気を付けるべき10個のこと”にもあったように、話を聞くターンで共感してみせたのですから、急に態度を変えるのはNGです。
相手の話を理解したことを前面に押し出し、その上で、他にどのような考え方があるのかを提示する姿勢で話しましょう。
過去のことばかり掘り下げるのではなく、今後どうしていくかのアドバイスに徹することで“聞く価値のある話”ができるようになります。
トラブルの根幹にある、相手の普段の態度や考え方を正すのは、問題が起きているまさに今ではなく、お互いがリラックスしている時を狙ってじっくり話すようにしましょう。
第三者の意見も聞く
当事者間だと感情的になることが多いので、第三者を入れるのもおすすめです。
このとき、自分の味方になってくれそうな人を呼んできてはいけません。
相手にもそれが分かると警戒されて逆効果になることもあります。
日頃から中立的・客観的に物事を述べるタイプの人を入れましょう。
感情的な人を連れてくるくらいなら第三者はいない方がマシです。
さて、中立的・客観的な第三者を連れてきたら、まず問い詰めていた相手に物事を説明させましょう。
自分が要約した話の方が早く伝わると考えてしまいがちですが、あえて話すターンを与えることで、第三者が自分寄りの人物ではないと強調する意味があります。