義理人情に篤い
“義理人情”は、日本人の持つ性格を象徴する言葉として使われることがあります。
義理人情のある人は、周りの人への温かい思いやりを持っています。
一方、自分の事だけを最優先に考える利己主義的な人には、義理人情とは縁がありません。
義理人情の無い人は、職場などの人間関係からは、孤立した存在になっていきます。
孤立した存在に陥ると、人脈を作ることは難しい状況になります。
しかし、義理人情に厚い人は、職場やプライベートの場面でも、慕われる存在になり、温かい人間関係が築かれていきます。
温かい人間関係の中では、お互いに助け合う心遣いが育まれます。
お互いに助け合う心遣いが交わされることで、人脈となって息づいていきます。
義理人情の篤さを基にした人脈には、助け合いの心が根付いていますので、心強い存在となります。
その人の人間性が現れる
人脈は、あなたの人間性を写し出す“鏡”です。
人脈には、あなたと同類の人間が集まってきます。
あなたと考え方や価値観を同じにする人同士の繋がりが人脈になっていきます。
人脈は、同類の人同士のネットワークです。
例えば、自己中心的な人同士の集まりでは、相手の立場を省みることはありません。
自分を最優先に考える言動を貫きますので、お互いの間に競争心が芽生えて、“足を引っ張り合う”ことになります。
ですから、人脈になることはありません。
人脈作りは、周りの人の立場にも心配りができる人間性が基本となります。
お互いに相手を思いやる人間性から築かれた人脈は、難しい出来事が起きても揺らぐことはありません。
末永く続いていく、“芯の強さ”を持っています。
人脈の良し悪しは、あなた自身の人間性で決まります。
来る者拒まず、去る者は追わず
相手を尊重する人脈のネットワークでは、お互いに相手を束縛することはしません。
お互いの立場や置かれている環境が異なることが多々ありますので、相手に自分の考えを押し付けることをしません。
来る者は拒まず、去る者は追わずという、相手の考えを尊重する態度を貫きます。
一方、仕事上やプライベートの人間関係の中で、相手の考えよりも自分の考えを優先させて押し付けるケースがあります。
自分の考えを無理に押し付けると人間関係は破綻し、人脈作りまでに至ることはありません。
来る者は拒まず、去る者は追わずという、他の人の意思を尊重する考えに徹することで、自由で束縛感のない人脈を作ることが出来ます。
例えば自分にとって、得手不得手のタイプの人が居ても、自身の考えに固執せずに、心をオープンにして、“来る者は拒まず、去る者は追わず”に徹することで、多様で幅広い人脈を築くことができます。
幅広い人脈は、仕事などで、“困った状況”に陥った際に、解決するキッカケを与えてくれます。
あなたにとっては、“来る人も去る人も”、人脈を築くための大切な存在なのです。
お人好し過ぎて騙されてしまうことも
相手の立場や考えを優先させることに徹するとき、お人好し過ぎて騙されてしまうこともあります。
人脈作りには、自分を取り巻く人々の人間性を見抜く冷静な観察眼が必要です。
相手の人間性や人柄に無頓着になると、駆け引きの上手い人に利用されてしまうことがあります。
ですから、お人好し過ぎると、駆け引きの上手い人に騙されます。
お人好し過ぎる人は、周りの人の目には“頼りない人”として映ってしまうことがあります。
“頼りない人”として観られてしまうと、周りの人からは、“距離を置かれる”ようになります。
“距離を置かれる”と信頼関係を築くことは出来ませんので、人脈作りとは縁が無くなります。