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利害関係とはどういう意味?利害関係がある・ない人間関係のそれぞれ8個の特徴や具体例・使い方・例文・類語・英語表現

利害関係とはどのような意味を持つのでしょうか?

今回は、利害関係の意味や利害関係がある・ない人間関係のそれぞれの特徴や具体例、使い方、例文、類語、英語表現をご紹介します。

この記事の目次

利害関係の意味とは


利害関係とは、「利害が互いに影響し合う関係。」を意味します。

つまり利害関係は、お互いの間に損得勘定が生じる関係を表わしています。

お互いの間には、金銭などの損得が介在しています。

利害関係は、自分が受ける“利益”や“損失”は、他の人によってもたらされる依存関係があります。

また利害関係は、人同士が“運命共同体”の関係になっているところに生まれます。

つまり、自分が利益を得たときは、相手が“利益をもたらしてくれた”という関係になります。

また、自分が“損失”を被ったときは、相手から“損失を受けた”という関係になります。

一方、利害関係は、ビジネス社会の“競争関係”があるところに生まれることが多いと言えます。

競争関係のある所には、損得勘定が生じますので、自ずと利害関係が起きます。

個人の間でも、企業間でも、国同士の間でも、競争関係に陥っている状況で生じます。

“利害関係”と“競争関係”は、切っても切れない深い関係があります。

見方を変えると、個人でも、企業でも、国同士でも競争のないところには、利害関係は生まれないと言えるでしょう。

“利”は、“利益”をもたらすことを意味し、“害”は、“損失”をもたらすことを表わします。

利害関係は、個人同士でも企業間でも国同士でも、常に相手に気を緩めない緊張関係にあるところに起きるのです。

相手に油断をすると、自分が損失を被ることがあるため、常に緊張関係にあります。

ですから、競争関係→緊張関係→利害関係という繋がりがあります。

また、相手から利益を得ることができても、安心が出来ないのが利害関係です。

相手に気を許すと、状況が一転して損失を被る事態に変わるのが、利害関係なのです。

“利害関係”があるところでは、“油断禁物”です。

利害関係のある者同士の間には、気持ちが休まることはありません。

利害関係とは、損得勘定が介在する人間関係を意味します。

利害とは”利益と損失”

利害とは、”利益“と”損失”を表します。

そのため利害関係とは、相手に与える“利益”や“損失”を指した表現です。

または、相手から“利益”または“損失”を受ける関係にあるとき、利害関係といいます。

個人同士や企業間、国同士の関係が快い関係にあるなら、利害関係が生じることはありません。

例えば、お互いに信頼し合える友達同士には、お互いの間に、“利益”や“損失”という考えが生じることはありません。

自分の利益のために、相手を利用しようとする考えは起きないのです。

しかし、利害関係のある者同士の間には、厳しい状況に陥ると、自分の利益のために、相手を利用しようとする考えが生じます。

利害関係のある人間関係では、自分に利益が生じたときは、相手が損失を被ることがあります。

一方、相手に利益が生じたときは、自分は損失を被ることがあります。

このように、利害関係には、お互いの間に損得勘定が介在しますので、油断できない関係を生むことになります。

利害が互いに影響する関係

利害関係をもつ個人同士や会社間、国同士には、お互いの間に“反比例”する関係があります。

例えば、自分が利益を得たときには、相手は損害を被ることがあります。

また、自分が損害を被ったときには、相手は利益を得ることがあります。

お互いに、相反する関係になる状況を招くのが利害関係です。

しかし一方では、自分が利益を得た時には、相手も利益を得ることもあります。

また、自分が損失を被ったとき、相手も損失を被るという、“運命共同体”の面もあります。

利害関係で成り立つ人間関係では、利害が互いに影響し合う関係になっています。

利害が互いに影響する関係では、損失を被る厳しい状況に陥ると、お互いの間の人間関係が“壊れる脆さ”をもっています。

利害関係のある人間関係の特徴8個

利害関係は、世の中の変化により、利益をもたらすこともありますが、厳しい状況になると、損失をもたらすこともあります。

損失を受けると、“原因探し”や“犯人捜し”が始まります。

損失の大きさによっては、損失を被った人が損失を与えた人を厳しく責める事態になることもあります。

利害関係のある人間関係では、「自分が損しないようにする」ことを最優先に行動するでしょう。

このため、時には、自分の利益を優先するために、周りの人を利用する事態が起きることもあります。

利害関係のあるところには、自分自身を守るための“自己保身”が生じるのです。

自分のことを最優先に考えるため、お互いの間に信頼関係が生まれることはありません。

利害関係と信頼関係とは、“水と油”の関係のように、お互いに相容れないものがあります。

利害関係は、自分の利益や自己優先の立場を守ろうとするため、相手の事は“二の次”になりますので、人間関係にマイナスの影響を与えることがあります。

1.見返りを求める

個人同士や会社間に利害関係があるところには文字通り、“利益と損失”が生じます。

自分が受ける利益が相手からもたらされる利害関係は、“他者依存”の関係といえます。

利害関係のある人間関係では、自分が利益を得たときは、相手が「利益をもたらしてくれた」という関係になります。

また、自分が“損失”を被ったときは、相手から“損失を受けた”という関係になります。

例えば、自分が利益を得たときには、相手からは、利益に相当する見返りを求められることがあります。

これが利害関係なのです。

一方、利害関係がなく、信頼関係に裏打ちされた人間関係では、自分が利益を得ても、相手から見返りを求められることはありません。

信頼関係で結ばれた者同士の間には、打算的な“損得”の感情が生じることはないのです。

2.価値を考える

お互いの間に利害関係があると、日々の生活で生じた出来事が、自分にとって利益なのか損失なのか、価値を見極める損得勘定で考えるようになるでしょう。

また、利益や損失は誰からもたらされたのかを見定めようとします。

利益をもたらしてくれた相手から、見返りを求められることがありますので、自分が得た利益には、どれだけの価値があるのかを見極めることが必要になります。

しかし一方、利害関係は敵対関係ばかりではなく、お互いに助け合う、“持ちつ持たれつ”という面も持っています。

“持ちつ持たれつ”の関係があるところには、自分が利益を得た時には、利益と同等の価値を相手に与えることが必要になります。

ですから、自分が得た利益の価値は、常に考える必要があります。

利益や損失が生じたときの価値の大小によっては、利害関係に影響を及ぼすことが多々あります。

損得勘定から見た価値は、利害関係を続けるためには考える必要があります。

3.他者を利用する

利害関係のある人間同士の間では、お互いに、自分の利益獲得を第一に考えています。

自分の利益を最優先に考えていますので、時には他者を利用することを考えます。

自分の利益のために、他者が損失を被ることがあっても気にしません。

このため、お互いの間には、協力関係が芽生えることはないのです。

お互いに、自分の利益を最優先にすることを考えています。

ですから、自分が他者から利用されて損失を被らないようにするために、他者へ気持ちを許すことはありません。

利害関係のあるところには、他者から利用されることがありますので、協力し合うことはありません。

4.金銭や報酬が発生する

利害関係をもつ者同士の間には、金銭に関わる利益や損失が付きものです。

ですから、一方が利益を得て、もう一方が損失を被ったときには、損失を補うための金銭や報酬が発生します。

利益を得た側は、損失を被った側に、利益に見合う金銭や報酬を支払うことがあります。

金銭や報酬が発生する人間関係には、信頼関係が生まれることはありません。

利害関係は、お互いに自分の利益を最優先にする言動を繰り返しますので、快い人間関係が芽生えることはないでしょう。

金銭や報酬が発生する人間関係は、お互いに競い合いしのぎを削る関係になりますので、助け合う関係が生まれることはないと言えます。

5.顔色を伺う

職場の人間関係では、上司と部下の役職の違いによる、利害関係が生じることがあります。

自社の経営の競争環境が厳しい状況に置かれると、職場も厳しい雰囲気になります。

職場の雰囲気に余裕がなくなると、お互いに考えを探り合い、顔色を伺う関係に陥ることがあります。

そして立場が下の者が、上の者の顔色を伺いながら仕事を進める状態が起きます。

顔色を伺いながら仕事を進める職場の雰囲気の中で損失が生じると、責任の擦り合いが生じることもあるでしょう。

顔色を伺う人間関係は、お互いに相手の気持ちの探り合いになります。

ですから、顔色を伺う利害関係に陥っている職場では、仕事の発展性が期待できません。

6.我慢が必要

利害関係のある者同士の間には、利益がもたらされると、雰囲気の良い関係になります。

しかし、損失を被る事態になると、お互いに責任逃れの状況に陥ります。

利害関係が介在する人間関係では、損失が生じると、お互いの間に責任のなすり合いが起きます。

責任のなすり合いの成り行きによっては、周りから責められて自分が責任を取らなければならない事態が起こり得ます。

自分が責任を取らざるを得ない事態になったときは、ジッと我慢が必要です。

我慢をして、事態が収まる時を待ちましょう。

利害関係は、自分が置かれている立場に応じて、我慢が必要なこともあります。

特に職場では、相手が自分より立場が上であれば、たとえ相手側に責任があっても、我慢して耐えなければならない事もあります。

利害関係には、“チカラ関係”が伴いますので、チカラの弱い者は我慢しなければなりません。

ですから、利害関係には、道理に合わない面があるのです。

7.駆け引きがある

利害関係は、損得勘定を最優先にした人間関係です。

損得勘定では、自分が“損”をせずに、“利益”を得るために色々な手段を講じます。

自分が損失を被らないようにするために、相手との駆け引きが生じるものです。

相手との駆け引きにより、自分が利益を得ることで、相手に損失を与えることもあります。

利害関係は、駆け引きに勝った者が生き残るという、“弱肉強食”の面があるのです。

駆け引きは、自分の利益のために、相手を利用します。

ですから、相手の弱点を責めて、自分が優位になって利益を得るための手段です。

このため、駆け引きをする者同士の間には、信頼関係が生まれることはないでしょう。

8.表面的な付き合い

利害関係のある人間関係には、お互いに“持ちつ持たれつ”の面があります。

時には、自分が損失を被ることがありますが、状況によっては、自分が利益を得ることもあります。

利害関係のあるところには、お互いに本音をぶつけ合うことはしません。

本音を出すことで、自分の弱点が露わになることがあります。

利害関係のある者同士では、自分の弱点を露わにすることで、相手が有利になり、自分が損失を被ることがあります。

ですから、自分の立場を守るためには、本音を出さない表面的な付き合いが必要になります。

利害関係がない人間関係の特徴8個

色々な人間関係の中で、良い関係を続けていくためには、利害関係がないことが理想的です。

利害関係が無ければ、お互いの間に損得勘定が生じることがありません。

「火のないところには煙は立たない」ということわざがあるように、利害関係のないところには、人間関係のトラブルは生じません。

ですから、お互いの間に“金銭”が介在しない人間関係を築くことで、利害関係が起きることを避けることができます。

利害関係のない人間関係を心掛けることで、お互いの間に信頼関係が築かれていきます。

信頼関係に裏打ちされた人間関係は、相手に“損失”を与えない、“利利関係”になっていきます。

世の中の様々な人間模様の中で、利害関係のない人間関係が理想的と言えます。

1.見返りを求めない

利害関係のない人間関係は、自分の利益の為に他の人を利用するという考えがありません。

そこには、信頼関係がありますので、“相手の為に役立つこと”を考える関係が築かれています。

ですから、相手に利益をもたらすことがあっても、見返りを求めることはしません。

状況の変化によって立場が変われば、相手のおかげで自分が利益を得ることも起こります。

利害関係のない人間関係には、お互いの間に、“助け合う”関係が出来あがっています。

助け合う関係の中では、相手に見返りを求めることはしません。

2.愛情や人情がある

世の中には、様々な人間関係があります。

金銭が介在する損得関係があります。

一方では、お互いに相手を大切にする思いやりに包まれた、温かい関係があります。

また、「お金の切れ目が縁の切れ目」ということわざに例えられる危うい関係もあります。

様々な人間関係の中でも、利害関係が介在しない人間関係には、信頼関係が育まれています。

信頼関係は、相手への愛情や人情の積み重ねにより、築かれていくものです。

日々の生活で人間関係が織りなされる職場や学校、プライベートの場面で、相手への心遣いからの愛情や人情が交わされることで、“損得抜き”の人間関係が生まれてきます。

損得勘定が介在しない人間関係には、利害関係が入り込む余地はありません。

3.気を遣わずに済む

人間関係に損得勘定が介在していると、一方に損失を与えるような出来事があると、お互いの間に感情のもつれが生じます。

損得勘定があることで、損失を被る事態になると、お互いの関係維持が難しくなるのです。

しかし、お互いの間が信頼関係で結ばれているなら、利害関係が生じることがありません。

ですから、自分に損失が生じる事態になっても相手を責めることはしませんので、相手は気を遣わずに済みます。

利害関係が介在しなければ、お互いの間に、気を遣い合う感情が生まれることはありません。

4.楽しさがある

利害関係のない人間関係は、“気持ちが通い合う”関係で結ばれています。

“心が通い合う”関係があることで、お互いの間で気遣う必要がないため、気楽さが芽生えます。

お互いに気楽な関係になっていると、楽しさを共有することができます。

日常生活で、気を遣い合うことが必要のない友達や恋人同士は、一緒の時間を過ごすことで、自ずと楽しさが生まれてきます。

利害関係のない間柄には、楽しさを共有できる快い関係があるのです。

5.感情が介入する

利害関係のある人間関係は、お互いの間には本音を出さない表面的な関係になっています。

表面的な関係には、感情が入り込む余地はありません。

お互いの間に、金銭の損得に拘る考えがある状態では、心の通い合いがありませんので、感情が介入することはありません。

人の感情は、お互いに心を通い合える関係の中から生まれてきます。

損得勘定のない信頼関係で結ばれた者同士の間には、心を許し合える関係が育まれています。

利害関係がなければ、心を許し合える関係が築かれていますので、お互いに感情を介入させることが素直にできます。

6.お互いを助け合う

世の中の人間関係には様々なケースがあります。

職場での職位による上下関係、学校でのクラスメイト同士の関係、プライベートの友達関係、恋人同士の関係など様々です。

自分が置かれている生活環境や立場により、色々な人との関わりの中から人間関係が築かれていきます。

職場であれば、上司と部下の仕事上の関係があります。

恋人同士であれば、好意を寄せ合うことがキッカケになることがあります。

友達関係であれば、気の合う者同士と言えます。

一方、様々な人間関係の中には、お互いの間に利害が生じる関係があります。

利害関係が介在すると、自己保身の心理状態になることがあります。

自分を守るために、自分の利益を最優先に考えますので、お互いに助け合う感情が起きることはありません。

しかし、利害関係が無く、気の合う者同士の間には、利害とは関係がありませんので、助け合う気持ちが生まれてきます。

心が通い合う者同士の間には、お互いに助け合う関係が自然と生まれてきます。

7. 本音で会話できる

利害関係のある者同士の間には、自分の立場を優位にし、利益を追い求めるための駆け引きが起きることがあります。

駆け引きのある者同士の間には、本音で会話をできる関係は生まれません。

しかし一方、利害関係が介在しない人間関係では、お互いの間に金銭感情が生じないため、自分の利益を追い求めるための駆け引きが生じることはありません。

お互いの間に、駆け引きが必要ないので、素直な気持ちを表現できるのです。

素直な気持ちを表現できる間柄では、本音で会話をすることができます。

本音で語り合うことができることで、相手が困っている時には、救いの手を差し伸べる思いやりの気持ちが湧いてきます。

8.助け合う気持ちがある

世の中には、様々な生活環境に応じた人間関係が生まれてきます。

例えば、お互いの間に快い雰囲気が漂う関係があります。

また、お互いの間に“損得感情”が渦巻いている厳しい関係があります。

一方では、お互いの間の“損得”を抜きにした、助け合いの心に包まれている関係があります。

日々の生活を送る中で、心温まる人間関係の輪を広げるためには、お互いに助け合う心掛けが必要になります。

また、世の中の経済状況は、日々流動的に変化しています。

景気が良い時もあれば下降線を描くときもあります。

世の中が厳しい状況に包まれても、人同士の間に利害関係が生じないようにするためには、お互いに助け合う気持ちを大切にすべきです。

利害関係のないところには、助け合う関係が育まれます。

利害関係の具体的な例


世間を見渡すと色々な場面で利害関係が生じています。

個人のプライベートの異性関係では、恋愛感情のもつれモツレから利害関係が生まれることがあります。

また、友達同士の間で、金銭の貸し借りがキッカケとなり、利害関係を呼ぶこともあります。

企業間のビジネスの分野では、取引相手に大きな損失を与えることがあります。

国同士の利害関係が拡大すると、相互の間で紛争事態へと進むことがあります。

何れのケースに於いても、お互いの間に損得勘定や険悪な状態に陥るのが利害関係です。

ビジネスでの利害関係

ビジネスでは、顧客と企業との取引や会社間の取引など様々な取引手段により、商品やサービスを提供して、利益を得ることができます。

ビジネスは、損得勘定を介在させた利害関係で成り立っています。

サービスや商品を提供する代償として、利益を得るのがビジネスです。

企業間で利益を共有できる関係にあるなら、相互の間に信頼関係が築かれていきます。

しかし、一方の企業で大きな利益を得ていながら、もう一方では大きな損失を被る結果に陥ると、お互いの間に緊張関係が生じて厳しい状況に至ります。

ビジネスの取引の過程で生じた利害関係は、時には企業経営に大きく影響を及ぼすことがあります。

ですから、ビジネス上の利害関係は、会社の存続を左右することもあるのです。ります。

動物の利害関係

動物の中でも野生動物の世界は、弱肉強食の生存競争に打ち勝った動物だけが生き残る厳しい世界です。

弱肉強食の生存競争に打ち勝って生き残るためには、動物間の利害関係が大きく影響します。

例えば、“利”の面でいえば、アフリカの野生動物のサイの大きな背中にいつもとまっている鳥がいます。

この鳥は、ウシツツキといい、サイの体の皮膚の間に生息する寄生虫を食べています。

ウシツツキにとっては、サイの寄生虫が食料食べ物になります。

サイにとっては、ウシツツキのお蔭で皮膚病にならずに済んでいます。

寄生虫による皮膚病が悪化すると、サイの命に関わります。

サイとウシツツキの間には、“利益”を分かち合う共生関係があると言えます。

また一方、“害”の面では、カラスが野鳥のヒナを襲って餌食にすることがあります。

親鳥にとっては、大切なヒナを襲うカラスは、大きな害を与える天敵になります。

これらの例のように、野生動物の世界の利害関係は、弱肉強食の生存競争を表わしています。

植物の利害関係

植物の世界も動物の世界と同様に、生存競争を繰り返し、子孫を残しながら草木や花は生き続けています。

例えば、“利”の面でいえば、森林の中で古い倒木から木の新芽が育つ光景があります。

古い倒木は、子孫を残すために新芽に、栄養分という恩恵を与えているのです。

また、“害”の面でいえば、畑に植えられた野菜が雑草の強い生命力に打ち負けて枯れてしまうことがあります。

植物間で起きる利害関係による生存競争を繰り返しながら、季節の移り変わりを乗り越えているのです。

人と人との利害関係

人と人との間に、競争意識が起きてくると、利害関係が生まれることが多いです。

利害関係には、世の中の複雑な人間模様を反映して、様々な形カタチがあります。

日々の生活の中で多くの時間を過ごす職場や学校には様々な考えをもつ人が集まり、色々な人間関係ができています。

信頼関係に裏打ちされた人間関係には、利害関係が生まれることはありません。

しかし、お互いの間に損得勘定や競争意識が芽生えてくると、自分の利益や有利な立場を追い求めるようになります。

競争意識が起きると、自己の利益のみを追い求めるために、相手に損失を与えることがあります。

また、相手が利益を追求したために、自分が損失を被ることがあります。

このように、一方が利益を追い求めることで、もう一方が損失を被る関係が利害関係です。

また、自分が利益を追い求めることに合わせて相手も利益を享受できるケースも利害関係と言えます。

人と人との利害関係には色々なケースがありますが、それぞれに共通するのは、利益と損失が介在することです。

友人との利害関係

色々な人間関係の中で友人関係は、趣味が一緒とか、気持ちが通じ合うことがキッカケになって、親しくなっていきます。

このため、一般的には、友人との関係に損得勘定が生じることはありません。

ですから、自分が利益を得て、相手が損失を被るという状況、または、相手が利益を得て、自分が損失を被るという、“相反する”関係になることはありません。

自分が利益を得るタイミングで、相手も利益を得る関係になります。

友人との関係は、相手に損失を与えることがないので、“利利関係”と言えます。

もし、友人との間で、損得勘定が生じたなら、お互いの間の信頼関係が崩れますので、友人関係は解消へ向かうことになるでしょう。

恋人との利害関係

恋人同士の関係には恋愛感情が介在しますので、色々なケースがあります。

お互いに恋愛感情を交わす時間を過ごすことで心が満たされている関係。

恋愛感情から信頼関係へと発展している関係。

恋愛感情に行き違いが生じた危うい関係。

恋人との間で生じる色々な恋愛感情は、利害関係に影響を与えます。

利害関係に恋愛感情が加わりますので、難しい状態になることがあります。

例えば、自分も相手と同じく利益や損失を共有するパターンがあります。

また、相手が利益を享受しているとき、自分は損失を被ることもあります。

勿論、相手が損失を被っているとき、自分は利益を享受できることもあります。

恋人同士の間で、男性が損失を被っているときに、女性は利益を享受するケースのように、お互いの間で利害が一致しないと、不仲になることがあります。

恋人同士の間で、お金の貸し借りなど金銭の損得勘定による利害関係が生じると、恋愛感情が崩れていくことがあります。

家族との利害関係

家族は、“運命共同体”の色合いが強いです。

ですから、家族の誰かが“利益”を享受するとき、家族内の他の人も同じく、“利益”を享受します。

また、家族の誰かが“損失”を被ると、家族内の他の人も同情心が湧いてきます。

家族の1人が“利益”を得て、他の人が“損失”を被る事態になることは稀と言えます。

このように、家族内で、利害が異なるような事態が生じると、お互いの間の快い雰囲気が“霧散”していきます。

家族は、お互いに損得を共有しますので、運命共同体という面をもっています。

ですから、お互いに助け合う心で家族が成り立っているのです。

利害関係の使い方

利害関係は、お互いの間に損得勘定が生じる関係や、利益と損益がある関係性に使います。

具体例でもご紹介した通り、ビジネスでの利害関係や人と人との利害関係の他に、植物や動物の正解でも利害関係という言葉を使うことができます。

利害関係の例文

「AさんとBさんの間には利害関係がある。」となれば、「AさんとBさんはお互いに利益と損益がある関係性だ。」となります。

この場合、Aさんが得をするとBさんは損をする可能性もありますし、Aさんが得をするとBさんも同じく得をするという可能性があります。

他にも、「利害関係がある人とは友達にはなれない。」という例文があります。

これは「損得勘定が生じる関係の人とは友達にはなれない。」という意味として捉えることができます。

お互いに損得を考えながら付き合う人は、純粋に友達とは呼べませんよね。

利害関係の類語

利害関係の類語は「損得」「一利一害」があります。

損得には「損失と利得。」、一利一害には「利益もあるかわりに、また害もあること。」という意味があり、どちらも利害関係に似た意味を持っています。

利害関係の英語表現

利害関係を英語にすると「interests」となります。

「~に利害関係を持つ」は、have an interest inと表すことができます。

利害関係のあるない、あなたはどう思う?

自分の将来に向けた人生に明るい希望を創り上げるためには、利害関係が介在しない人間関係を築くことが大切です。

利害関係がなく信頼関係に裏打ちされた人間関係を積み重ねることで、将来に向けた人生が開けてきます。

利害関係のない人間関係は、将来に向けた人生の“明るい灯”となります。

世の中と人生の将来に明るい希望を創っていくためには、「利害関係のない」人間関係が必要です。

利害関係のない人間関係は、日々の生活に心の平安をもたらします。

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