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利害関係とはどういう意味?利害関係...(続き2)

お互いに、相反する関係になる状況を招くのが利害関係です。

しかし一方では、自分が利益を得た時には、相手も利益を得ることもあります。

また、自分が損失を被ったとき、相手も損失を被るという、“運命共同体”の面もあります。

利害関係で成り立つ人間関係では、利害が互いに影響し合う関係になっています。

利害が互いに影響する関係では、損失を被る厳しい状況に陥ると、お互いの間の人間関係が“壊れる脆さ”をもっています。

利害関係のある人間関係の特徴8個

利害関係は、世の中の変化により、利益をもたらすこともありますが、厳しい状況になると、損失をもたらすこともあります。

損失を受けると、“原因探し”や“犯人捜し”が始まります。

損失の大きさによっては、損失を被った人が損失を与えた人を厳しく責める事態になることもあります。

利害関係のある人間関係では、「自分が損しないようにする」ことを最優先に行動するでしょう。

このため、時には、自分の利益を優先するために、周りの人を利用する事態が起きることもあります。

利害関係のあるところには、自分自身を守るための“自己保身”が生じるのです。

自分のことを最優先に考えるため、お互いの間に信頼関係が生まれることはありません。

利害関係と信頼関係とは、“水と油”の関係のように、お互いに相容れないものがあります。

利害関係は、自分の利益や自己優先の立場を守ろうとするため、相手の事は“二の次”になりますので、人間関係にマイナスの影響を与えることがあります。

1.見返りを求める

個人同士や会社間に利害関係があるところには文字通り、“利益と損失”が生じます。

自分が受ける利益が相手からもたらされる利害関係は、“他者依存”の関係といえます。

利害関係のある人間関係では、自分が利益を得たときは、相手が「利益をもたらしてくれた」という関係になります。

また、自分が“損失”を被ったときは、相手から“損失を受けた”という関係になります。

例えば、自分が利益を得たときには、相手からは、利益に相当する見返りを求められることがあります。

これが利害関係なのです。

一方、利害関係がなく、信頼関係に裏打ちされた人間関係では、自分が利益を得ても、相手から見返りを求められることはありません。

信頼関係で結ばれた者同士の間には、打算的な“損得”の感情が生じることはないのです。

2.価値を考える

お互いの間に利害関係があると、日々の生活で生じた出来事が、自分にとって利益なのか損失なのか、価値を見極める損得勘定で考えるようになるでしょう。

また、利益や損失は誰からもたらされたのかを見定めようとします。

利益をもたらしてくれた相手から、見返りを求められることがありますので、自分が得た利益には、どれだけの価値があるのかを見極めることが必要になります。

しかし一方、利害関係は敵対関係ばかりではなく、お互いに助け合う、“持ちつ持たれつ”という面も持っています。

“持ちつ持たれつ”の関係があるところには、自分が利益を得た時には、利益と同等の価値を相手に与えることが必要になります。

ですから、自分が得た利益の価値は、常に考える必要があります。

利益や損失が生じたときの価値の大小によっては、利害関係に影響を及ぼすことが多々あります。

損得勘定から見た価値は、利害関係を続けるためには考える必要があります。

3.他者を利用する

利害関係のある人間同士の間では、お互いに、自分の利益獲得を第一に考えています。

自分の利益を最優先に考えていますので、時には他者を利用することを考えます。

自分の利益のために、他者が損失を被ることがあっても気にしません。

このため、お互いの間には、協力関係が芽生えることはないのです。

お互いに、自分の利益を最優先にすることを考えています。

ですから、自分が他者から利用されて損失を被らないようにするために、他者へ気持ちを許すことはありません。