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利害関係とはどういう意味?利害関係...(続き3)

利害関係のあるところには、他者から利用されることがありますので、協力し合うことはありません。

4.金銭や報酬が発生する

利害関係をもつ者同士の間には、金銭に関わる利益や損失が付きものです。

ですから、一方が利益を得て、もう一方が損失を被ったときには、損失を補うための金銭や報酬が発生します。

利益を得た側は、損失を被った側に、利益に見合う金銭や報酬を支払うことがあります。

金銭や報酬が発生する人間関係には、信頼関係が生まれることはありません。

利害関係は、お互いに自分の利益を最優先にする言動を繰り返しますので、快い人間関係が芽生えることはないでしょう。

金銭や報酬が発生する人間関係は、お互いに競い合いしのぎを削る関係になりますので、助け合う関係が生まれることはないと言えます。

5.顔色を伺う

職場の人間関係では、上司と部下の役職の違いによる、利害関係が生じることがあります。

自社の経営の競争環境が厳しい状況に置かれると、職場も厳しい雰囲気になります。

職場の雰囲気に余裕がなくなると、お互いに考えを探り合い、顔色を伺う関係に陥ることがあります。

そして立場が下の者が、上の者の顔色を伺いながら仕事を進める状態が起きます。

顔色を伺いながら仕事を進める職場の雰囲気の中で損失が生じると、責任の擦り合いが生じることもあるでしょう。

顔色を伺う人間関係は、お互いに相手の気持ちの探り合いになります。

ですから、顔色を伺う利害関係に陥っている職場では、仕事の発展性が期待できません。

6.我慢が必要

利害関係のある者同士の間には、利益がもたらされると、雰囲気の良い関係になります。

しかし、損失を被る事態になると、お互いに責任逃れの状況に陥ります。

利害関係が介在する人間関係では、損失が生じると、お互いの間に責任のなすり合いが起きます。

責任のなすり合いの成り行きによっては、周りから責められて自分が責任を取らなければならない事態が起こり得ます。

自分が責任を取らざるを得ない事態になったときは、ジッと我慢が必要です。

我慢をして、事態が収まる時を待ちましょう。

利害関係は、自分が置かれている立場に応じて、我慢が必要なこともあります。

特に職場では、相手が自分より立場が上であれば、たとえ相手側に責任があっても、我慢して耐えなければならない事もあります。

利害関係には、“チカラ関係”が伴いますので、チカラの弱い者は我慢しなければなりません。

ですから、利害関係には、道理に合わない面があるのです。

7.駆け引きがある

利害関係は、損得勘定を最優先にした人間関係です。

損得勘定では、自分が“損”をせずに、“利益”を得るために色々な手段を講じます。

自分が損失を被らないようにするために、相手との駆け引きが生じるものです。

相手との駆け引きにより、自分が利益を得ることで、相手に損失を与えることもあります。

利害関係は、駆け引きに勝った者が生き残るという、“弱肉強食”の面があるのです。

駆け引きは、自分の利益のために、相手を利用します。

ですから、相手の弱点を責めて、自分が優位になって利益を得るための手段です。

このため、駆け引きをする者同士の間には、信頼関係が生まれることはないでしょう。

8.表面的な付き合い

利害関係のある人間関係には、お互いに“持ちつ持たれつ”の面があります。

時には、自分が損失を被ることがありますが、状況によっては、自分が利益を得ることもあります。

利害関係のあるところには、お互いに本音をぶつけ合うことはしません。