たとえば、マンション内で災害が起きてしまった場合、同じマンションに住んでいる住人は損害を受けることになるのです。
また、不特定多数の人が同じマンションに住み、その修繕費などをみんなで出しあうため、利害関係が一致しているといえます。
サイとウシツツキの関係
人間だけでなく、動物の間でも利害関係の一致する関係があるのです。
サイの背中には、いつもとまっている鳥がいます。
この鳥をウシツツキといい、サイの体に生息する寄生虫を食べます。
そのおかげでサイは皮膚病にならずに済みます。
また、ウシツツキはサイの背中にとまることで、敵から身を守っているのです。
ヤドカリとイソギンチャクの関係
ヤドカリは毒があるイソギンチャクのついた貝殻を背負うことによって、敵から身を守ります。
イソギンチャクはヤドカリに連れられ、定期的に居住区を変えられるので、エサの不足を防ぐことができるのです。
このように、人間の間だけに限らず、動物たちの間でも利害関係の一致する関係は築かれているのです。
利害関係の使い方
利害関係は、お互いの間に損得勘定が生じる関係や、利益と損益がある関係性に使います。
具体例でもご紹介した通り、ビジネスでの利害関係や人と人との利害関係の他に、植物や動物の正解でも利害関係という言葉を使うことができます。
利害関係の例文
「AさんとBさんの間には利害関係がある。」となれば、「AさんとBさんはお互いに利益と損益がある関係性だ。」となります。
この場合、Aさんが得をするとBさんは損をする可能性もありますし、Aさんが得をするとBさんも同じく得をするという可能性があります。
他にも、「利害関係がある人とは友達にはなれない。」という例文があります。
これは「損得勘定が生じる関係の人とは友達にはなれない。」という意味として捉えることができます。
お互いに損得を考えながら付き合う人は、純粋に友達とは呼べませんよね。
利害関係の類語
利害関係の類語は「損得」、「一利一害」があります。
損得には「損失と利得。」、一利一害には「利益もあるかわりに、また害もあること。」という意味があり、どちらも利害関係に似た意味を持っています。
利害関係の英語表現
利害関係を英語にすると「interests」となります。
「~に利害関係を持つ」は、have an interest inと表すことができます。
利害関係のあるない、あなたはどう思う?
自分の将来に向けた人生に明るい希望を創り上げるためには、利害関係が介在しない人間関係を築くことが大切です。
利害関係がなく信頼関係に裏打ちされた人間関係を積み重ねることで、将来に向けた人生が開けてきます。
利害関係のない人間関係は、将来に向けた人生の“明るい灯”となります。
世の中と人生の将来に明るい希望を創っていくためには、「利害関係のない」人間関係が必要です。
利害関係のない人間関係は、日々の生活に心の平安をもたらします。