あのとき、メディアや視聴者の意見の大多数は「やりすぎ、単なるパフォーマンスでしかない」との声ばかりでした。
このように、アイドルだろうが一般人だろうが、世間は土下座をやりすぎな行為として見ているのです。
人によって土下座の価値が違う
土下座に限らず、さまざまな行為は人によって価値が違ってきます。
先ほど土下座は派手なパフォーマンスとお伝えしました。
やはり人によってはただの猿芝居と思っている人もいるのです。
ただ、年齢によっては土下座に高い価値を感じている人もいます。
それは年配の方です。
土下座は時代劇などで見ている世代の人たちなので、土下座をされるのは自分に心からすまないと思っているからだと思ってしまうでしょう。
オレオレ詐欺や振り込め詐欺も、お年寄りが騙されてしまうのは情を動かされてしまうからです。
ここ数年問題になっているのが、年配の家に行き押し売りする悪徳業者です。
商品の説明をした後に、断ると「お願いです!契約が取れないと僕はクビになってしまうんです」と言いながら土下座をして、相手の情に訴えかけて契約を取り付ける卑劣な販売方法です。
土下座されるとお年寄りは、契約しないとこの人はクビになってしまう。
クビになるのは私のせいだ…と思ってしまい契約書にサインしてしまうのです。
安い物ならまだしも、何十万もする布団など買わされる被害者が後を絶ちません。
このようにする人も、される人も土下座は人によって価値が違います。
知らない人がいきなり土下座をされるときは、ほとんどきな臭いことに巻き込まれると思って注意しましょう。
2.周りからの自分に対する見方が変わる
土下座は決してカッコイイものではありません。
それは土下座をする本人も感じているでしょう。
もし「土下座している俺カッコイイ!」と思っている人がいるなら、その人はサイコパスと呼ばれても仕方ないでしょう。
どうしたって土下座は、かっこ悪い行為です。
かっこ悪い行為をしている人に対して、周りの人からの評価は当然下がります。
しかも、土下座して次の日に皆忘れているならいいですが、見た側は一生忘れない出来事を見てしまったと思うでしょう。
まるで事故現場を見てしまったような気分になるのです。
見てしまった人の中には「え?なに?どうしたの?」と間に入ってくれるかもしれませんが、たいていの人は遠巻きに見ています。
もしかしたら中には、土下座した人の味方になってくれるかもしれませんが、やはり距離を置く人の方が多いでしょう。
謝罪の仕方は土下座だけでなはないので、よくよく考えてからにしましょう。
失望される可能性も
土下座は格好悪いものだとお伝えしました。
でも一番格好悪いのは土下座しなければいけないほどの過ちをしてしまったことです。
周り人は、土下座にしたことを評価するのではなく、してしまった過ちに失望してしまうのです。
失望されるのを覚悟で土下座をするのでしょうが、わざわざ自分の評価を下げるような謝罪の仕方をしなくてもいいと思います。
また、土下座する人には家族もいるでしょう。
もし知り合いに見られて、家族の耳に入ったら家族は悲しむかもしれません。
できれば土下座以外の謝罪の仕方で謝罪をしましょう。
3.プライドが傷つく
土下座は自らするものと、相手から求められてするものがあります。
どちらも自尊心が傷つくのは間違いありませんが、相手から求められる方がプライドが傷ついてしまうでしょう。
「土下座したら許してやる」なんてセリフは、ドラマの中でしか見たことないですが、実際そんなことを言ってくる人もいるのです。