他人から干渉されるのって、あまり嬉しくはないですよね。

親から子どもへの干渉、友達同士での干渉、恋人からの干渉など、立場によってさまざまな干渉がありますが、干渉を受ける側は大抵それを鬱陶しく、不快に感じます。

しかし、どこまでが「助言・保護」で、どこからが「干渉」になるのでしょうか。

干渉の意味や線引きについてご紹介します。

「干渉」の意味

そもそも、干渉とはどのような意味なのでしょうか?「親の干渉が心底鬱陶しい」や「あの上司はやたらと人のプレイベートに干渉してくる」など、干渉という言葉自体は耳にする機会が多いです。

しかし、正しい言葉の意味を答えなさいと言われて、きちんと意味を説明出来る人は、実はそれほど多くはないでしょう。

日常的に、何となくのニュアンスで使われることも多い「干渉」の意味をご説明します。

1. 辞書の基本的な意味


日常的に使われる干渉の意味は、「他人の事情に立ち入って、自分の意志に従わせようとすること」です。

例えば、夫婦の生活に関して、姑が嫁に口煩くあれこれと言ってくるとします。

「子どもはいつまでに作りなさい」や、「外でご飯を食べるのではなく、毎日きちんと自炊をしなさい」など、夫婦のプライベートに関して第三者の立場の姑が、自分の思う通りに夫婦の生活を従わせようとします。

よく知恵袋などでも相談にあがるほどに日常的なトラブルでもありますが、このようなことをまさに「干渉」といいます。

また、干渉する側は、「心配しているからこその助言」だと主張することがありますが、いくら親切心から出る発言だとしても、それを受け取る側が「鬱陶しい・迷惑だ」と感じる以上は、ただの押しつけがましいアドバイスであり、有難迷惑でしかありません。

干渉という言葉自体が良くない意味を持っていますので、その言葉を使うシチュエーションもまた、干渉される側にとっては不快なのだということがうかがえます。

2. 国際法としての意味

国際法としての干渉の意味は、一般的に使われる干渉と似ていますが、国同士での問題になるため規模が大きいです。

一方の国が、もう一方の国の国内問題に関して、ほぼ強制的に介入し、自己の意志に無理矢理に従わせようとすることをいいます。

これを「内政干渉」といい、国際法ではこの干渉を禁止しています。

現在では他国への干渉を禁止していますが、以前の日本はこの内政干渉を受ける側でした。

例えば1894年~1895年にかけて起こった日清戦争の際には、ロシア・フランス・ドイツの三国が日本に対して清に遼東半島還付を要求しましたが、この内政干渉は、「三国干渉」と言われています。

要するに、第三者の国々が、日本と清(中国)との内政事情に首を突っ込んできたというわけです。

また、第二次世界大戦後には、戦勝国であるアメリカが、日本の内政の大部分に関与し、強制的にアメリカが国内のルールを定めました。

このように、他国が自国の内政に強制的に干渉するのですが、現在の国際法ではこの干渉を禁じています。

とはいえ、あまりに当該国の国内事情が問題だらけの場合には、多数の国で相談し合い、ある程度の干渉をすることはあります。

その干渉によって、今よりも国内をより良くするように努めるのが干渉の目的であり、決して強制的に他国を従わせるのが目的ではありません。

3. 物と物がぶつかるという意味

物と物がぶつかるという意味での干渉は、二つ以上の同じ種類の波が重なり合うことで、互いに強め合ったり、または弱め合ったりする現象のことをいいます。

例えば川に石を同時に二つ投げ入れた時に、石が水面に当たることで、二つの波紋が立ちますが、その波紋同士がぶつかり合う部分の動きを波の干渉と呼びます。

この干渉の意味は、日常的にはあまり使われていませんので、知らないという人もいるでしょう。

対「人」に使う時の干渉について


「干渉」という言葉ひとつとっても、人から人に対して用いられる意味と、国同士で用いる意味、または物と物がぶつかる際の現象を意味するなど、さまざまな意味合いを持っています。

その中でも、人に対して用いられる「干渉」は、どのようなものなのでしょうか。

簡潔に説明すれば、「他者の事情に立ち入り、自分の意志のままに相手を従わせようとすること」を意味しますが、具体的にはどのような場面でどのように干渉が行われるのでしょうか。

干渉における具体的な行動例をご紹介していきます。

1. 相手を尊重しない

干渉とは、辞書の意味にもあるように「相手を自分の意志のままに従わせようとする」ことです。

つまり、相手の意志や意見などはまったく無視をするという状態ですので、当然ながら相手への尊重は一切ありません。

先に例を挙げた夫婦と姑の話でも分かるように、姑が夫婦のプライバシーや意志をまったく尊重せずに、自分の望みや意志ばかりを押し付けて、夫婦を従わせようとしています。

夫婦にとっては迷惑極まりない姑の言動や行動ですが、残念ながらそういった家庭は少なくないようですね。

また、親が子どもの進路について「ここへ進学しなさい!」など本人の希望を無視して強引に決めてしまうことも子どもにとっては干渉に当たります。

干渉する側の人間はいつも、「本人のために良かれと思ってアドバイスしてあげた」と勘違いしていることが多いです。

しかしそれはあくまでも「自分が相手のために良いと思ったから言った」ことであり、そこに相手の意志や意見はまったく尊重されてはいないのです。

もし本当に相手のことを思うのであれば、まずは相手の意見を尊重するでしょう。

それをせずにあれこれと口を出すということは、干渉以外の何物でもありません。

2. 自分の思い通りにさせようとする

干渉する側の人間は、いつでも干渉の対象となる相手を自分の思う通りにさせようとします。

しかしそれは、本当に相手のことを考えての行動ではなく、あくまでも「自分がそうさせたいから」という自分勝手な感情からきています。

例えばある裕福な家庭があるとします。

夫は大手企業で活躍し、地位も名誉も手にしている立場にあり、一方の妻はそんな自分の家柄に恥じないような生活を送ろうとして、専業主婦として家庭を支えています。

そしてそんな家庭に生まれた子どもに対し、両親もしくは母親は、父親と同じような道を歩ませようとして、幼い頃から子どもに英才教育を施し、将来は一流企業への就職をさせようとします。

もし、子どもがその状態を素直に受け入れていれば、何の問題もありません。

しかし、成長するに連れて、子どもがもし自分の将来を「動物園で働きたい」「介護の仕事で人の役に立ちたい」などと親の希望とは違うところで考えていたとしたら・・・父親のように就職して欲しいと考えている母親もしくは両親と、子どもの意見が対立するでしょう。

この場合、本当に子どものことを考えているのなら、「あなたの行きたい進路へ進みなさい」と両親は快く応援してくれることでしょう。

しかしここで「とんでもない、あなたは絶対に一流企業へ勤めなければダメ!」と子どもの意見を無視して自分たちの希望とする就職先へ就かせようとするのであれば、それは親から子どもに対しての「干渉」なのです。

場合によっては例え本人の意志とは反しても、それが本当に本人のためを思っての助言であることもあります。

しかし、その場合にはきちんとした根拠や理論があるため、干渉とは言わないのです。

3. 余計なお節介をする

干渉する人は、「自分が相手を意のままに従わせたいから干渉している」という事実を、「相手のためを思って心配して行動している」と勘違いしていることが多いです。

また、その事実を自分ではまったく気づいていないこともあるため、無自覚で干渉する人は、良かれと思って相手のためにあれこれと世話を焼くことが多いです。

例えばお隣さんにたまたま夕食の残りを持って行った時に、「ありがとうございます、助かりました」とお礼をされたら、誰でも「喜んでもらえて良かった」と思いますよね。

しかし、相手が本心からその言葉を口にしているかどうかということは、こちらには分かりません。

持って行った夕食の内容が、実は受け取った相手が食べられないものだったという可能性もあります。

しかし、それを「間違いなく喜んでもらえた!」と思い込むと、相手が頼んでもいないのに、それから毎日のように差し入れをしてしまう人がいます。

受け取る側もたまの差し入れであれば喜べるかもしれませんが、流石に毎日まいにち残り物の差し入れをされると、正直困ってしまいます。

夕食をどうするかは、その日の家庭の事情にもよりますので、親切心でやっていることが、いつしか「余計なお節介」になってしまうこともあるのです。

そのため、例え本心からの親切心でも、自分が「やってあげている」と思い込まずに、相手の反応をよくうかがう必要があります。

4. 余計な口出しをする

干渉する人は、「良かれと思って」やっていることがほとんどです。

それが自分勝手な希望からくる行動であっても、本人は気付いていないことが多いです。

そのため、「相手のためを思ってのアドバイス」が、受けとる側にとっては余計な口出しに思えてしまうこともあります。

例えば会社で営業に出る人に対して、事務の人が「必要な書類はぜんぶ持ちましたか?取引先の連絡先は分かっていますか?」など、必要以上にお節介をやこうとすると、言われた側は「そんなこと言われなくても分かっている。」とムッとしてしまいます。

声をかけた方は良かれと思って確認をしていても、言われた側が鬱陶しく感じてしまったら、親切心も余計な口出しに思われてしまいます。

また、例えば精神的に落ち込んでしまい、鬱病になって引きこもりになってしまった友達がいるとします。

その友達に対して、元気づけようと思って「家に引きこもってばかりだと余計に落ち込んでしまうよ。

外に出て、ポジティブに物事を考えないと!」と本人は親切心でアドバイスをしたとしても、言われた側は「そんなことはと分かっているし、出来ればとっくにやっている!」と怒れてしまいます。

干渉する人は、一見相手のためを思っているようで、実際は相手の気持ちに寄り添ったものの考え方をすることが出来ません。

そのため、干渉で口出しされた相手からは鬱陶しがられたり、迷惑がられたりしてしまうのです。

どこからが干渉になる?

干渉の意味や、どんな行動を干渉と言うのかをご説明してきました。

しかし、一見干渉に思える行動が、実際は本心から相手を心配しての行動であることもあります。

いったいどこまでの行動が干渉ではなく、どこからが干渉なのでしょうか。

干渉か、そうでないかの違いについてご紹介します。

1. 相手がお節介だなと感じるレベル

自分の子どもであれば、毎日子どもが帰ってくる時間や友達付き合い、学校の成績や進路など、親として心配になることはたくさんあります。

しかし、子どもは親からすればいつまで経っても子どもであることに変わりありませんが、子どもも成長とともに自分で考え、行動するようになり、いずれは立派ないち社会人になります。

何もかも親の手が必要な年数など、実はそれほど長くはないのです。

自分の子どもであれば、まるで自分のもののように思えてしまうかもしれません。

その結果、自分の望むように子どもの行動を制限したり、従わせたりしようとしてしまうこともあります。

子どもが成長するにつれて、親のそんな干渉を鬱陶しく、またお節介に感じてしまう可能性はあります。

親が自分を心配してくれているのは百も承知ですが、何もかも口を出されると、余計なお節介だと思えてしまうのです。

親と子どもとの関係性は、そのように最も「干渉」がよく表れてきます。

また、親子だけでなく、友達同士や近所づき合いなど、さまざまな場面でも相手が「お節介だな」と感じることがあれば、それがすなわち干渉になってしまいます。

2. 相手が不快に感じるレベル

友達同士で話をしていて、相談しているわけでもないのに相手が自分の恋愛や夫婦の生活についてやたらとアドバイスをしてこようとすることってありませんか?相手の話す内容よりも、自分の方が上なのだと誇示しようとすることを「マウンティング」と言いますが、干渉はこのマウンティングから始まることがあります。

例えば女性同士で最近の調子について話し合う機会があるとします。

一人が「最近どうなの?」と聞き、もう一人が「べつに普通だよ、いつも通り。

そっちはどう?」と返します。

すると、聞かれた方は自分の調子が良いことを話し、特に彼氏や夫がいる女性であれば、恋人との関係や夫婦生活の順調さを話すでしょう。

それだけであれば、聞く側はうんうんと頷き、その話題はそこで終わります。

しかし、干渉してくるタイプの人では、自分の順調な生活を話した上で、聞き手に対し「そっちも早く恋人作るなり、結婚するなりした方がいいよ!」と勧めてきます。

そして、こちらが相談してもいないのに、どうしてこちらにパートナーが出来ないのか、どうしたら出来るのかなどを得意げにアドバイスしてくるのです。

人にはそれぞれ自分なりの生き方やタイミングがありますが、干渉する人は相手のそういった事情などは一切考慮せずに自分勝手に話を進めたり、アドバイスをしてきたりします。

最初の内は黙ってにこにこと話を聞いている相手も、あまり自分のプライベートに踏み入ってこられては不快に感じることでしょう。

そして不快に感じるということは、相手にとってはアドバイスは干渉でしかないのです。

3. うるさいと感じるレベル

先に挙げたように、親から子どもへのお節介や、友達同士での無用なアドバイスは、相手の言動がしつこければしつこいほどに、余計に受ける側はうるさいと感じてしまいます。

鬱陶しい、うるさいと感じてしまうと、もうまともに相手の忠告やアドバイスを聞き入れる気にはなれなくなってしまいます。

いつも嘘ばかりついている少年が、真実を口にしたところで誰にも相手にされなかったように、いつも干渉をして余計なアドバイスばかりしていると、いざ大切な話をしようとしても、相手からはまともに聞き入れてもらうことは出来なくなってしまうのです。

干渉するタイプの特徴

自分の両親や友達、近所に住む人など、干渉する人はどこにでもいます。

また、面倒見がよく、世話好きな人ほど無自覚で干渉してしまうことも少なくありません。

実際に干渉してしまうタイプの人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

他人に対して親切にしているつもりの人ほど、意外と干渉してしまっていることもありますので、自分もそうなっていないか一緒に確認してみましょう。

1. 相手を純粋に心配している

親から子どもへの関係や恋人同士の関係、または親友同士のように、強い絆で結ばれている相手同士の場合には、何もただの干渉とは言えないこともあります。

例えば親が自分の見栄のために子どもに干渉する場合もあれば、純粋に子どものことを心配して、ついあれこれと口を出してしまう場合もあります。

また、自分の彼氏や彼女のことが心配で、つい束縛じみた行動や言動を取ってしまったり、親友が心配で、つい突っ込んだところまで指摘してしまったりと、干渉の原因が純粋に心配している気持ちから起こることも大いにあります。

ただ相手も人間ですので、その干渉が時には自分を心配してのものではなく、「自分に嫉妬してそんなことを言うんだ」や「自分の言いなりにさせたいだけなんだ」などと誤解してしまうことがあります。

そうなるとすれ違いや喧嘩、トラブルとなってしまうケースも少なくありません。

もし純粋に相手を心配しての干渉になってしまった時には、相手が実際に痛い目を見たり、反省をしたりする出来事が起こらなければ、互いの誤解を解くのはなかなか難しいでしょう。

2. 自分の意見に非常に自信がある

人は皆、自分が実際に経験したことに対しては自信が持てます。

「経験からくる自信」ほど、それがよほど間違っていない限りは、自分の中では絶対的な物の判断基準になるのです。

しかしそれはあくまでも、「自分が体験した範囲内での自信」であり、それを他人の場合に当てはめると別の結果になることもあります。

しかし、経験からくる自信の欠点は、それが自分の場合だけでなく、他のすべての場合にも当てはまるものと勘違いしてしまいやすいことです。

例えばある宝くじを何年にも渡って購入し続けて、ついに一度も当たることがなかった人がいるとします。

その人の持論では、「この宝くじは当たりがまったく出ないから、買うべきではない」となり、それを他の人にも吹聴します。

「自分は当たらなかったよ~」と言うのではなく、「ここの宝くじは絶対に当たらない!」と自信満々に断言するのです。

しかし実際には、それを聞いていながらも宝くじを購入した人がなんと1等に当選します。

実際にそんな結果が出ると、それまでのその人の自信はガラガラと崩れ去り、今度は「なぜ自分には一度も当たらなかったのか!」と逆切れするのです。

このように、自分の意見に非常に自信がある人は、「この場合にはこうだった」とは言わずに、いつも「絶対にこう!」と言い切る傾向が強いです。

また、自分の自信が間違っていたことを認められない人では、実際に間違っていた際にあれこれと理由をつけて逆切れをすることが多いのです。

3. 優越感を感じたい

何かにつけて人のプライベートや仕事に関して首を突っ込み、「もっとこうした方がいいよ」「そんなやり方よりもこっちのやり方にした方がいいよ」などと口うるさく干渉してくる人の場合は、本心ではまったく相手の心配をしていないことがほとんどです。

この手のタイプの人は、他人に干渉することで、相手よりも常に自分が優位に立ちたい、優越感を感じたいと思っていることが多いです。

例えば相手の収入や暮らしぶりを細かく質問して、少しでも自分の方がそれよりも上だと感じれば、さも心配しているかのような口ぶりで相手にダメ出しをし、自分なりのアドバイスをします。

しかし、もしそのアドバイスを本当に相手が実践して、結果的に自分よりも収入も立場も上になったとしたら、口では「ほらね自分が言った通りにしたからよかったんだ」などと言いながらも、追い越されたことに対し本心では面白くないはずです。

優越感を感じたい人は、他人にアドバイスをすることで、同時に他人を見下し小馬鹿にもしています。

それが思い切り表面上に出てしまっている人は誰からも嫌がられてしまいます。

4. 相手の邪魔をするのが楽しい

干渉するタイプは、純粋に心配して口を出してしまう人、自分が優越感を感じたいから首を突っ込む人のほかに、相手の邪魔をするのが楽しいから干渉するというたちの悪い人もいます。

相手が一生懸命に取り組んでいることに対して、さも良いアドバイスをするという口振りで、実際には正反対の言葉を口にします。

また、悩んでいる人に対して、「それよりも、こっちの方が良いんじゃない?」と余計に選択肢を増やして、より悩む人の姿をこっそりと楽しむこともあります。

さらには、何の問題もなく幸せそうに過ごしている人に対しては、プライベートなどのさまざまな相手の内情を探った上で、わざとトラブルの火種となりそうなことを探して相手に吹っ掛けることもあるため、振り回される方は溜まったものではありません。

相手から明らかに悪意を感じれば距離を置くでしょうが、このタイプの人は表面上「良い人」を装っていることも多いため、見分けがつきにくいです。

身内や友達など、自分と近しい距離にいる人に対して積極的に邪魔をしてくるタイプの人もいます。

相手の邪魔をするのが楽しい人は、まさに「他人の不幸は蜜の味」という考えの人が多いです。

5. 相手に対する好奇心

好奇心が強いことは悪いことではありませんが、野次馬根性のように、他人のプライベートに関してまで好奇心が強すぎる人は、特定の相手に関係なくやたらと他人に干渉する傾向が見られます。

相手の行動や言動、その場その場で、相手が何故そんな風に考えて行動したのかなど、かなり細かく相手の事情に首を突っ込んできます。

そして、もし何事かで悩んでいる人がいれば、相手の事情や気持ちなどは一切考慮せずに、「そんなのこうすれば良いんじゃないの?」と思ったことをアドバイスとして口に出します。

言った本人は本当に何気なく口にしていることが多いため、悪気があるわけではありません。

しかし、言われた当人からすれば「そんなこと出来ればやっている!」「こっちの事情も知らないのに一々口出ししないで!」とストレスになってしまいます。

干渉してくる人の中でも、この好奇心が強いタイプは自分のしていることにまったく悪気がなく、また干渉した相手から怒られたところで何故怒られたのかを理解出来ないことが多いため、邪魔をして楽しむタイプの人よりもさらにたちが悪いと言えるでしょう。

6. お節介をしていることに気付けない

「良かれと思って」他人に干渉する人は、自分がお節介をしているということに気付けないことが多いです。

何故なら、自分がしていることは必ず相手のためになっていると思い込んでいるからです。

そのため、干渉した相手から文句を言われたり、怒られたりすると、「あなたのためにと思って言ったことなのに怒られるなんて・・」と強いショックを受けることが多いです。

本当にまったく悪気がなく干渉している人ほど、相手から拒絶されると「自分が悪かったのか」と素直に反省するタイプと、「せっかくアドバイスしてあげたのに・・」と自分の余計なお節介は棚に上げたままで相手に失望するタイプとに分かれます。

どちらのタイプにせよ、本人にハッキリと迷惑だと伝えない限りは、自分のお節介に気付けないでしょう。

7. 自己主張が激しい

他人に何かと干渉する人は、自己主張が激しいことが多いです。

自分の身内や本当に大切な相手にのみ干渉する人もいますが、誰に対してもやたらと干渉したがるタイプは、元々自己主張が激しいタイプが多いです。

自己主張が激しい人は、自分に関する話題でも目立ちたがりますが、他人の話題になっている時には、一見親切心から相手にアドバイスをしているように見えても、いつの間にか自分の話に流れを持って行くことが多いです。

「そんな時にはこうすれば良いんだよ。自分の時にはこうだったから。でも自分の時は・・」と、他人への干渉から自分への話題に繋げることが多いです。

8. 相手に認めてもらいたい

人には誰しも承認欲求があります。

何もしなくても自分の存在を認めて欲しいと本心では思っていますが、現実は何もしなければ周りの人に認められることは難しいです。

だからこそ、仕事で活躍したり、趣味で輝いたりと、人によって承認欲求を満たそうとする場所が違っています。

他人に対して過剰に干渉してくる人も、実はそうすることで自分をその相手に認めてもらいたいと心の奥底では思っています。

自分の意見を取り入れて、自分の思う通りに相手を動かすことで、そこに自分という存在の意志がしっかりと反映されていることが分かるからです。

相手に対して優越感を持ちたがる人もまた同じです。

相手を下に見ることで、自分という存在を認めてもらおうとするのです。

9. 感謝されたい

ボランティアを行う人の多くは、無償の気持ちで誰かを助けています。

しかし中には、自分が手助けすることによって、誰かから「ありがとう」と感謝されることが嬉しくてボランティアを行っている人もいます。

それと同じように、他人に干渉する人は、自分のアドバイスによって誰かのためになり、結果的に相手から感謝されることを望んでいることがあります。

相手から感謝されることで自分も満足感を得られますし、また自分のアドバイスが間違っていなかったと新たな自信にも繋がるからです。

他人から感謝されるために干渉することは、何も悪いことではありません。

しかし、それも行き過ぎてしまうと、感謝されるどころか相手からは嫌煙されてしまいます。

10. 支配欲が強い

干渉の意味は、「自分の意志のままに相手を従わせようとすること」です。

それは同時に、支配欲が強いとも言えます。

特に親子間や嫁姑間などの身内に関することでは、干渉の強さは支配欲の強さとも考えられます。

親が子どもを自分の言いなりに育てようとするのも、そこに愛情だけではなく支配欲も存在しているからです。

姑が息子夫婦の事情にやたらと口を出してくるのも、息子を自分の所有物だと考えているために、夫婦のことにまでやたらと干渉し、自分の思う通りに動かそうとしてくるのです。

一般的に考えれば、人が人を支配することなどあってはならないことです。

しかし、相手と自分との距離が近ければ、つい相手を支配しようとする感情が生まれてしまいます。

そしてその感情を抑えることが難しい人は、干渉気味になってしまうのです。

干渉してくる人への対処法

どんな人が干渉してくるのか、どんなことを干渉するのかが分かったところで、実際に干渉を受ける側の人は、どのような対処法を取っていけばいいのでしょうか。

干渉してくる相手によっては、邪険に出来ないこともあるでしょう。

上手に相手の干渉から逃れるためのポイントをいくつかご紹介します。

1. 自分の力で何とか出来るということを伝える

干渉してくる相手には、はっきりとそれが必要ないと伝えることが大切です。

しかし、やんわり話したところで理解してくれるのは難しいでしょう。

もし相手が自分と近しい立場の人や、ある程度ハッキリと物を言っても大丈夫そうな場合には、「自分で何とか出来るから余計なことはしないでくれ」ときちんと伝えましょう。

それで相手が傷つくと何だかこちらが悪いことをしたかのようで、多少バツが悪くなるかもしれません。

しかし、ハッキリさせておかないと後々まで干渉が続きますので、心を鬼にしてストレートな物言いで相手に伝えましょう。

2. 二人きりで会わないようにする

何かとマウンティングしてくる友人や、二人でいると干渉が面倒な相手の場合には、出来るだけ二人きりで会うのは避けるようにしましょう。

少なくても4人程度、もしくはそれ以上の人数でいれば、話題があちこちに散らばりますので、相手からの執拗な干渉を避けることが出来ます。

もし二人だけで会って話したいと言われたら、それまでに自分が受けた干渉を思い出し、またその時と同じような目に遭っても良いと思えれば二人で会っても良いでしょう。

しかし、もう干渉されたくないと思うのであれば、こちらから二人きりで会う機会は一切作らないように努めましょう。

3. その人の意見に賛成しない姿勢と見せる

干渉する側の人は、相手が自分の意見に同意したり、感謝したりすれば余計に調子に乗ります。

そのため、相手からの干渉が嫌だと感じれば、とにかく相手の意見には賛成しないようにしましょう。

意見が合わなければ、相手もさほどしつこく言ってくることはないでしょう。

もししつこく言ってくれば、「自分はあなたとは考え方が違う」とハッキリと言って相手の意見を突っぱねます。

そこまですれば、大抵は相手も渋々ながらも引き下がります。

4. 否定すると逆上するので、否定はしない

もしも相手の干渉からくるアドバイスを否定して、否定された側が逆上するような場合には、無難に適当な相槌を打ち、相手の意見を否定しないというのも一つの方法です。

そうすると相手が調子に乗る可能性はありますが、適当に相槌を打ち、相手の話が長引きそうだと感じたらさっとその場をお開きにする器用さがある人なら、ぜひこの方法がおすすめです。

話を途中で切り上げられても、元々の自分のアドバイスを聞き入れていたのであれば、相手もある程度は満足してくれます。

また、こちらは適当に聞き流しておき、アドバイスの内容も実行する必要はありませんので、言われたことをハイハイと流せる人には向いているでしょう。

5. 負けずにこっちも干渉し返す

相手からの干渉が鬱陶しいと感じたら、負けじとこちらも干渉し返してみるのも良いでしょう。

自己主張が激しくて、承認欲求の強い相手であれば、干渉し返しても得意げに自分の話をするかもしれません。

しかしそれ以外のタイプなら、干渉し返されると途端に言葉に詰まってしまうことも少なくありません。

干渉が面倒くさいと感じた時には、「そんなことより、そっちはどうなの?最近上手くいってるの?」とちょっとしつこいくらいに干渉し返してみましょう。

相手が干渉し返されるのが嫌なタイプであれば、それを何度か繰り返している内に、こちらへの干渉が少なくなるはずです。

また、もしそこで相手が「干渉されるのは嫌!」とでも言ってくれば、「自分だっていつも干渉されて鬱陶しかった」と文句の一つも言ってやりましょう。

きっと気持ちがスッキリすると思いますよ。