しかし誰も信用せず、心を開かないままでは、本当に一人ぼっちの人生になってしまいます。
人との間に壁を作ってしまうのは仕方のないことです。
ただその壁を少しずつ薄くする努力をしてみてください。
「この人なら壁を外しても良いかもしれない」と思える人も一人でも二人でも見つけてみましょう。
そして信頼することのできた人には、自分の心の闇の部分も含めて話を聞いてもらってください。
人に自分の思いを吐き出すことで、少しずつその闇の深さは浅く変わってくるはずです。
6. 配慮はしても遠慮をしない
配慮することと遠慮することを同じことだと思っている人がいますが、この二つは大きな違いがあります。
まず遠慮とは、自分が主体のもので自分の願望や欲望を人に対して我慢することをいいます。
一方で配慮とは、他人が主体のもので人に気を配りそれに応じた対応をすることです。
人が今どうしてほしいのかを考えて配慮することは、人付き合いをする上で大切なことです。
配慮する気持ちは常に持っていた方が良いでしょう。
ただ遠慮は人のためにはなりません。
ただ自分の気持ちに蓋をして、相手との間に壁を作るものになってしまうのです。
例えば相手が「これやっておくね」と言ってくれた時。
「私の仕事だから大丈夫」と遠慮してしまうと、言った方も良い気分はしないでしょう。
そこは遠慮せずに「助かる!お願いしてもいい?」と頼ってしまった方が喜ばれるのです。
そうして遠慮しないことで、人との関わり方が変わります。
あなた自身も楽になり、心の闇も少しずつ改善されていくでしょう。
7. 無理に自分を作らない
誰でも本当の自分の上に作られた自分の仮面を被っています。
どこかで本当の自分を隠して偽りの自分を演じてしまうのです。
これは誰にでもあることで、自然にそうなってしまうのであれば問題ないでしょう。
しかし無理に自分を作り過ぎてしまうと、だんだんと自分でも本当の自分がわからなくなってしまいます。
嫌なのに笑顔を作ったり、悲しいのに明るく振る舞ったり・・心と身体のバランスがとれなくなると心が置いていかれてしまいます。
もう少し本当の自分を出してみましょう。
自分の赴くままに行動してみましょう。
心の声を聞いてあげましょう。
無理に自分を作らず、ありのままの自分を受け入れることで解放されることがたくさんあることを忘れないようにしましょう。
8. 完璧主義をやめてみる
心に闇がある人ほど、完璧主義者である傾向があります。
なんでも完璧にしようとする。
完璧でない自分が許せない。
人から完璧だと思われたい。
このような完璧主義であることが、自分を身動きとらないように縛ってしまっているのかもしれません。
時には完璧でないことも必要です。
完璧にやる必要がないことだってあります。
中途半端なことがあっても良いのです。
それも含めて自分の経験です。
何でも完璧を求めるという完璧絶対主義は一度やめてみると、毎日の生活が少し肩の力を抜いて楽しめるでしょう。
9. スルースキルを身に付ける
スルースキルや鈍感力は生きて行く上でとても必要なものです。
例えば、「いい大学出ていると考え方が違うわね」と言われたとしましょう。
この言い方は褒め言葉のようにも思えますが、少し嫌味を言ってるように捉えることもできます。
この時に「嫌味を言われた」と真っ先に捉えて、その後もその人と距離を置いてしまう人はスルースキルのない人です。
なんでも真っ直ぐに受け止めてしまうのです。