さて、若者用語というものは、手あたり次第に誰に対して使っていっていいものでしょうか?
そんな事はないでしょう。
若者用語というくらいですから、時と場合によってしっかり使い分けないと、あなたはとんでもない常識知らず、というように見られてしまうかも分かりませんからね。
まず、基本的に若者用語というのは同年代の友達同士の間が最も使う頻度が多いでしょう。
気さくに何でも言い合える人が、若者用語の使用に際しての限界線となるのです。
そうなってくれば、「目上の人」や「仕事上」の場面には「使えない」と頭の中に置いておかないといけないでしょうね。
もしあなたが高校生くらいの年齢であるならば使える範囲は友人同士、あるいはクラスメートぐらいまででしょう。
クラスメートであってもあまり気さくに話をしたことのない相手だったたら、若者用語を使いにくくなるのも自然の理です。
気の置けない相手だからこそ使えるのだ、という意識を忘れないようにすることですね。
若者用語嫌いの人には使わない。
次に若者用語がNGと思われる人は、「若者用語が嫌い」な人たちです。
これは範囲が目上、先輩、仕事上を超えてあなたの周りにいる人全てが対象になってきてしまいます。
考え方がほぼ同じはずの同学年のクラスメートの中にも若者用語で接せられるのを拒否したい人もいるでしょう。
勿論、あなたの親や兄弟の間であっても若者用語の使用を認めない、という方もいらっしゃると思います。
よって、若者用語は、むやみやたらに誰彼関係なく使うものではない、という一種の法則のようなものが見て取れる事に気付いてほしいのですね。
若者用語の乱発はあなたの人間性や常識度を著しく下げてしまうように見えてしまうき可能性があるからなのです。
あなたは親近感をもって好意の感情を表現しているつもりかも分かりませんが、受け付けた方は、自分の事を馬鹿にしているような気分になってします可能性も十分あるという事だけは忘れないようにしておきましょうね。
何もかもを略すのは良くない。
若者用語の実態は「略字」という事です。
つまりちょっと長めの単語や言葉を頭文字のみピックアップして使っているだけ、というのがほとんどのようですね。
まあ、若者用語というものは今の時代に突然的に生まれたものではありません。
私の若かった頃(1980年代)あたりからポツポツと生まれてきていたのです。
私が記憶している限りで思い出してみると、
・新宿→じゅく
・警察→さつ、あるいは「マッポ」(何故、「マッポ」と呼ばれていたのか?何でも警察制度が出来た明治時代当時、ほとんどが薩摩藩出身者で占められていたそうです。
それでサツマにポリスのポをくっつけて「マッポ」になっていったようです。
80年代の頃、このような言い方をする人というのは俗に言う「不良グループ」と決めつけられていましたね。
考えたら「不良」という言葉も一種の「若者用語」だったのでしょうか?今や死語の域に入ってしまってますが…)
・ナウい→流行の最先端を行っていた人を総称してこう言ってましたねえ
・ギャル→若くて可愛くてイケてた存在の女性の総称。
この言葉も今や「死語」です
・アイスコーヒー→レイコー(これは関西方面独特の言い方です。
恐らく東京では言わないでしょう。
関西語のような感じもしますので若者用語とはちょっと違うかもしれまでんね)
・刑事→デカ(当時大流行だったテレビドラマ「太陽にほえろ」の劇中でよく使われていた言葉です。
何故、刑事の事を「デカ」と呼ぶようになったのか?何でも警察制度が出来た明治の頃の刑事さんの制服が角袖の和服だったようです。
それを犯人たちの隠語で言葉の最後と頭をくっつけて「デカ」と呼んでたようです。