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とまあ、こんな感じでしょうか。
思い出せる語彙が少なくてすいません。
当時の若者用語は言葉を短くして使っているというよりは、テレビの影響の方が大きかったように思えます。
人気ドラマの中のセリフであったり人気芸人が使ったギャグが茶の間に受けて永らく使われていたように思えます。
あと、90年代初頭のバブルの頃に「業界人」と称する人たちが仕事で使う日常の言葉がそのまま若者用語として定着した部分もあると思いますね。
言葉を短縮して使うのはそのあたりから起こり始めたような気も致します。
そして世の中がどんどん軽薄化してきたようにも思えるのですね。
何度も申しあげていますが、日本語は美しい言語だと思います。
外国人の方たちが、覚えるのに最も難しい言葉が日本語だと言われています。
漢字一つとっても100や200の数では済みませんからね。
当用漢字だけでも2000以上ありますから。
四季の感性や微妙な感情の言い表し、豊かな色彩表現など、日本語だからこそ表現できる言い回しがあるのです。
だから、海外の人達も日本の文化に対して一種の協賛を送っているのです。
それなのにただ言葉を略しているだけの若者用語を頻繁に使うとは…。
知識は正しく覚えるからこそ役にたつのです。
欠けた状態の知識ではいつまでたっても不完全人間のままになってしまいますよ。
伝わる相手にのみ使おう。
若者用語の使用は出来るなら、若者用語がすぐに理解できる人のみに使いませんか?
ここまで結構、若者用語をあまり好意的な目で書いてきていませんでしたが若者用語にもいい面がちゃんとあります。
それは「新愛度」を表すバロメーターになっているからです。
今までずっと友達との会話やメールのやり取りに若者用語を当たり前のように使っていた人が、ある日から急に普通の言葉の表現に変えてしまったら、受け取った方はどう思うでしょうか?
非常にまごつくでしょうし、不安にもなるでしょう。
どうして急にこんな改まった言い方にかえたのだろうか?ひょっとして、私との関係に決別したいからか?なんていうあらぬ考えを起こさないとも限りませんね。
親密度を測るバロメーター的な役割で考えたら、若者用語の使用は互いの人間関係を近くするための便利な表現手段かも分かりませんね。
ですので今まで若者用語で親しい人とやり取りをしていた人達は、突然、若者用語の使用を止めたりしたら相手を驚かせてしまう結果になるかも分かりませんね。
まとめ
如何だったでしょうか?若者用語に関して、「とりま」や「ディする」など、いくつかの用語の特徴を例文も交えて紹介して参りましたが、お分かりいただけましたでしょうか?
これからも若者用語はどんどん増えていく事でしょう。
それも言葉の略字をこれでもか、というくらいに行って。
昭和世代のおじさんである私に至っては、今更、このような暗号的な意味合いのする若者用語を使おうという気持ちはありません。
もし、使ったらついに頭がおかしくなったのか、とも思われるのが関の山でしょうしね。
最後に年より臭い事を言いますが、あんまり言葉の簡素化で満足して欲しくはないな、と思います。
言葉も感じも正しく覚えてこそ、正しく使うことが出来るのです。
若者用語は若者同志のうちでしか通用しないでしょう。
そのあたりを考慮してなるべく正しい言葉を使用する癖をつけておいてほしいですね。