社会人になったあなたは身だしなみとおしゃれの区別をしっかり理解していますか?
どちらも時間をかけてメイクして、髪を整えて、服装を選んで…と行動としては同じなんですが、内容も目的も全く異なるものなんです!
学生とは違って社会人は特にこの「身だしなみ」についてよく理解しておく必要があります。

「身だしなみ」と「おしゃれ」の違い、そしてそれぞれの役割についてしっかり学んでいきましょう!

身だしなみを整える重要性

学生の時、就職活動中にほとんどの人が身だしなみについて学んだと思います。

就職活動といえば、女性は膝丈スカートのリクルートスーツに長い髪はひとまとめに。

そして肌色のストッキングに黒のパンプス、男性は短い黒髪に無地の白シャツに地味な色のネクタイとスーツ、黒の革靴、と清潔感を重視したスタイルですよね。

こんな風に基本的なスタイルモデルや身だしなみについての学びの機会があるのは、それだけ社会生活において身だしなみが重要なんだということでもあります。

社会の中で身だしなみがなぜ重要なのか、どんなことに気をつければいいのか、しっかりと確認していきましょう。

社会の中で生活する上でのマナーである

「身だしなみ」に気を使うことはマナーの1つです。

マナーとは人に不快感を与えない事。

例えばボサボサのだらしないヘアスタイルで出勤し、仕事をしていたらどうでしょうか?同じフロアで働く人たちはあまりのだらしなさに呆れるでしょうし、見ているだけで仕事への意欲のなさを感じ、腹立たしさも感じるかもしれません。

これでは社員の一体感も乱すことになり、会社の雰囲気を悪くすることもありますね。

更にそこに来客があればどうでしょう?来客者はこんなだらしない社員がいるのか…と会社へ不信感を持つかもしれません。

髪の毛をセットせずボサボサのままで働く。

この1つの身だしなみに気を遣わない行為が、周囲にこういった不快感を与えてしまうのだと、よく覚えておかなければいけませんね。

第一印象をよくするもので気配りが重要である

実は人は9割は外見で人を判断すると言われています。

ですから第一印象はとても大切。

ファッションにも色々ありますね。

そしてそれぞれに表現できる印象も違います。

セレカジ系ならセレブな印象。

コンサバ系ならちょっと色気のある大人な女性の印象。

裏原系ならラフで自由な印象、ガーリッシュは甘く可愛らしい女性、フェミニンなら優しく柔らかい印象。

男性ファッションにもそれぞれカッコイイ印象のモード系、中性的で優しいお兄さんな印象のサロン系、清潔感のあるキレカジ系などがあります。

それぞれに各印象に合わせたポイントを踏まえたアイテムを使いコーディネートしていますね。

社会に必要とされる身だしなみに関しては何より相手に不快感を与えない気配りがファッションのポイントとなります。

そのポイントをしっかりと頭に入れ、良い第一印象を作るための服装を選び、メイクや髪型などを整えていく必要があります。

清潔感を感じられる

良い第一印象を作る服装とはやはり清潔感が一番でしょう。

シミや埃のついた服、サイズが合っていなくてだらしなく見える服、アイロンがけのされていないシワだらのシャツなどは清潔感がなく、その服を選んで着ている人物そのものの印象を不潔でいい加減な人物に思わせてしまいます。

陽を浴びると眩しいくらいに真っ白く、しっかりとアイロンがけされノリの効いたパリッとしたシャツ、そして擦れたり色あせたりしていないスーツ。

ピカピカに磨かれた革靴やパンプス。

そんな美しく完璧な身だしなみをしている人物を見た時、どう思うでしょうか?

とても清潔感が感じられ、この人なら信頼できそうだ、仕事を任せられそうだ、と思うのではないでしょうか?

清潔感と信頼性は深く結びついているんですね。

季節に応じた服装にする

日本は春夏秋冬、四季がありその変化がはっきりとしているため自然の美しい移り変わりを楽しめるとても素晴らしい国です。

四季の移り変わりが楽しめるということはつまり、気温の差もはっきりとしているということ。

春は涼しく、夏は暑く、秋になるとまた徐々に涼しくなり、冬になると寒くなる。

この変化とともに服装もまた、季節に応じて変化させていかなければいけませんね。

特に2005年から始まったクールビズ。

涼しい格好をして社内のエアコンの温度を28℃に保つという目的がありますが、社内に来客を迎えた時、または社外で接客する時や取引先に訪問する際に、涼しい格好をして相手に気分的に少しでも涼んでもらう事も大切です。

そのためには着る服の素材、形なども使い分け、その季節毎に応じた服装を意識していくべきですね。

身だしなみとおしゃれの違い

身だしなみとおしゃれの違いはわかりますか?どちらも同じような行為なのに実は目的が全く異なるものです。

その違いとはなんでしょうか?

身だしなみとは何なのか?おしゃれとは何なのか?それぞれに考え、その違いを紐解いてみましょう。

身だしなみとは

まず身だしなみとは何でしょうか?

身だしなみとは第一印象を良くするために気を配り、洗練された服装やメイクなどを心がけるマナーの一つです。

社会生活を行う上で第一印象を良くすることはとても重要なことです。

第一印象の一瞬で人は相手がどんな人物なのかを判断し、今後長く付き合っていけるかいけないか無意識の内に大まかな振り分けをしているものです。

第一印象はとても大切なものなのですね。

相手に不快な思いをさせないために整えること

洗練された服装やメイクは相手に好感を与えますね。

そう、身だしなみに重要なことは相手に不快感を与えないことなのです。

そのために気を配り、身を整えることが大切なんですね。

相手ありきの服装やメイクをすること。

それが身だしなみなのです。

他者評価が基準である

身だしなみは自分が楽しいからすると言うよりは相手がどう思うのか、ということを考えるのが一番重要になります。

つまり自己満足ではダメ。

評価の基準はあくまで他者なのです。

香り一つとっても、香水をつける事がプラスになる場合もマイナスになる場合もあります。

香水はつけている本人は匂いに慣れてしまっている分、つけすぎてしまいがち。

ふんわりと香る程度なら香りにも気を使っている人なんだな、と高評価を得る場合もありますが、つけすぎた場合は特にエレベーターなどの狭く密封された空間では好まれないことの方が多いのです。

何のために香水をつけるのかを考えれば適切な量をつけることができるはずです。

もし自分が良い香りを楽しみたいから、とそういう考えでつけていれば自然とつける量は多くなってしまうでしょう。

そうではなく、周囲に心地よく感じてもらうため、と思うのならば少し少ないかな、という程度につけるでしょう。

相手がどう感じるか、そのことを念頭に置いて配慮できるかどうかが大切なんですね。

場の状況を考えて整える必要がある

例えば銀行員がヨレヨレのスーツをきていたらどう思いますか?

お金を扱う仕事をしている銀行員という仕事は信頼が第一。

それなのに身だしなみが整っていないと、そんな人に任せようとは誰も思わないでしょう。

宝飾店の店員がケアされていない伸び放題の爪で宝石を勧めてきたらどうでしょうか?ずさんな宝飾品の扱いをするお店だと感じてしまいませんか?宝石の美しさも半減、価値も落ちてしまいます。

逆に派手にネイルアートを施し過ぎた爪も、商品である宝飾品を引き立てるには邪魔になることもありますね。

こういった職業の場合はシンプルかつ清潔でよく手入れの行き届いた爪であるべきです。

このように場の状況に応じて、場にふさわしい身だしなみというものがあります。

銀行員なら信頼や誠実さを、宝飾店の店員ならばお客様に高級感を感じてもらえる雰囲気作りや商品を引き立てることを、と、自分の求められていること、役割は何なのか?それをよく考えていれば、自然とその場にふさわしい身だしなみの整え方がわかるのではないでしょうか?

相手に対する誠意の表れである

相手がどう感じるか、それを常に考えて気を配ることは相手に対する誠意の表れです。

つまり、どのくらい身だしなみを整えているかによって、どれほど誠意を持って相手に接しているか、と言うことがわかるのです。

誠意を持って接するには「相手を立てる」と言う考えも必要になってきますね。

そのためにはいつでも控えめを意識すること。

例えばブランド物のカバンや高価な腕時計は若いうちは避けた方がいいと言われます。

ベテランになって貫禄でも出ればこれほどに仕事が出来る、と言うアピールになることもありますが、それもまた稀な事例でしょうし、特にまだ駆け出しの新入社員や20代、30代のうちは逆に悪目立ちします。

お客様を立てて、基本的にお客様よりも良いものは身につけるべきではありません。

高価な腕時計を持っている人もいるかと思いますが、ビジネス用はシンプルで目立たないものに使い分けた方が良いですね。

自分の身体をその場にふさわしい姿にすること

身だしなみとは相手が不快に感じないように配慮し、信頼を得るような姿になること。

清潔感があり、控え目で相手を立てる誠意のある姿になる事。

そして立場や役割に応じたその場に相応しい姿になる事。

自分の身体をそうした姿に整えていくことが身だしなみです。

そしてその基準は自分ではなく他者である、と言うことも忘れてはなりません。

おしゃれとは

それではおしゃれとはなんでしょうか?
おしゃれは身だしなみとは違います。

その違いを考えてみたことはあるでしょうか?

個性を尊重して自分を着飾ること

おしゃれは個性を楽しむものです。

やっていて楽しい!見ていて楽しい!それがおしゃれ。

自分の好きなもの、好きな素材、好きなファッション系統を選び、組み合わせ、自分だけのスタイルを作っていく。

おしゃれは自分らしさをアピールできるいわば個人の表現力のことなのです。

身だしなみとは違い決まったセオリーもなく、他人の目を気にすることもありません。

ただただ、個性を尊重し自分を良く見せる、可愛く見せる、かっこ良く見せる、それらに専念することができるのですね。

自己評価が基準である

身だしなみは他者の評価が基準になっていましたが、おしゃれの基準は自己評価です。

つまり好きなようにできるのがおしゃれなのです。

自分がどの様に見られたいのか?色気のある大人の女性ならコンサバ系、甘く可愛らしい女の子らしさを印象付けたいならフェミニンやガーリー系のファッションを参考に服を選べば良いでしょう。

更にそこから自己流で何かアイテムを変更したり、付け加えたりして個性を出していけばより楽しく自分を着飾ることができますね。

他人の目を気にせずに自分が良いと思うものをどんどんと取り入れていけるのはおしゃれの醍醐味でもあります。

自由に表現できる

おしゃれにはお手本はあっても決まりはありません。

その為、自分でどんどんと新しいスタイルを作っていく事も出来ます。

キレイ目のコーディネートにスニーカーなどを組み合わせる外しテクなどもその1つで、完璧に作り上げたテイストに敢えて全く違ったテイストを1つ取り入れる。

一見バランスが悪くなるのでは?と思うその行為が不思議と絶妙なバランスを作ることもあるのです。

何でもありと言えば何でもあり。

ただしダサいとおしゃれは紙一重とも言います。

おしゃれは自由といってもその自由にはふた通りあるのです。

例えばボトムにトップスを前だけインする場合もやり方次第ではただのだらしないダサい人になってしまうこともあります。

ジーンズになら柔らかい素材のトップスの真ん中あたりの裾を5cmほどだけインする。

ガーリーなスカートにインするなら少しきっちり目にインする。

など素材やボトムの系統に合わせたインの仕方をしなければおしゃれがたちまちダサいに変わってしまいます。

もし大衆に「おしゃれだ」と評価されたいと思うのならば、こういったある程度のルールを基にして柄や小物で自由に自分らしさを表現する「ルールありきの自由」が良いでしょう。

または例えば原宿系の様に奇をてらった色彩感覚で作り上げたファッションのように、全く人目を気にせず、見る人が見ればおしゃれ、でも見る人が見ればダサいといった、とにかく自分自身が楽しむ、個性が際立つおしゃれをしたいなら「ルールにとらわれない自由」で楽しめば良いでしょう。

この様にふた通りあるおしゃれの自由ですが、どちらを選ぶか、それもまた自由なのです。

身だしなみを整える3個のポイント

身だしなみを整えるには外せない3つのポイントがあります。

このポイントを抑えることで相手に不快感を与えない気配りのある服装に整えることができるはずです。

1.清潔感を出す

ポイントの一つ目は何と言っても清潔感を出すこと。

清潔感のなさはそれだけでだらしない印象与え、ともすれば着ている人物そのものの評価を下げることにつながります。

誰でも美しい環境を整えられない人はルーズでいい加減な人だと感じるでしょう。

そんな人に仕事を任せられるでしょうか?整理整頓はできるだろうか?書類をなくしたりしないだろうか?作成したデータの見直しはきっちりやってくれるだろうか?ミスはしないだろうか?と相手に不安感を与えてしまいますね。

清潔感を出すことで相手に与える印象は格段に上がり、評価も上がるのです。

清潔感を出す身だしなみとはどんなことなのか具体的に考えていきましょう。

汚れやシワ、乱れがない

清潔感のある服装とは一体どんなものなのでしょうか?

まずは当然、汚れがないことが第一条件ですね。

シャツやブラウスは毎日肌に直接触れるものですから、汗や匂いが染み付いています。

毎日洗濯し、清潔に保たなければいけません。

特にシャツは襟元にシミが残り黄ばみが出やすい箇所です。

この黄ばみの正体は皮脂。

皮脂は中々通常の洗濯では落ちないので、あまり見える場所でもないから、と、見なかったふりをしたり、最終的にはクリーニングにお世話になる人もいるのではないでしょうか?
しかし、そういった見えないだろうと思うような場所がとても重要です。

目立つ部分もそうでない部分もしっかりと白さを保ち、相手もそして自分自身も清々しくいたいものです。

白いシャツについた程度の浅い黄ばみなら台所用洗剤を使ってとることができるんですよ。

そんなに難しい方法ではありません。

まずつけすぎない程度に台所用洗剤を黄ばみに直接かけて柔らかめの歯ブラシで優しくこすります。

そのあと洗面器に40℃〜50℃のお湯を8分程度張り、漂泊剤20〜30グラムほどを溶かしてしっかりと混ぜ、その中にシャツを30分ほど漬け込みます。

最後に洗濯機で水洗いすれば大抵は綺麗に白さを取り戻すことができるんです。

洗濯の度にすると生地の痛みが心配ですし、ちょっと黄ばんできたかな、と感じた時にやってみましょう。

汚れを蓄積させすぎると手間も増えますから、程度の軽いうちにすることが大切ですね。

汚れ以外にはシワ。

シワだらけのシャツも見ているだけでちょっと眉をひそめてしまいますね。

まるで部屋の隅に丸めて放り出していたのを着てきたみたいに不潔な感じがしてしまいます。

それにピッチリとアイロンがけされたシャツを着ていると着ている本人も気持ちが引き締まる感じがするでしょう。

ノリの効いたシャツは袖を通す時からなんだか気分が違うと感じませんか?

こうした汚れを落とす一手間やアイロンがけ、それだけで清潔感のある服装で人前に出ることができるのです。

しかし、それが面倒だ、という人には汚れを防止する専用テープを利用したり、ノーアイロンを謳っている形状記憶シャツを利用したりするといいですね。

また、防水性や通気性のある素材ならカビや臭いの予防にもなります。

色もスーツの上着などは毎日洗濯するわけにはいきませんので、汚れの目立ちにくい黒やグレーを選ぶなど、素材や色の選択も考えるべきポイントになります。

2.機能性を考える

ポイントの2つ目は機能性を考えることです。

仕事をする上で動きやすい服装や姿、働きやすい服装や姿というのはとても重要です。

それは服装だけでなく、髪型やカバンに至るまで、総合的に機能的な身だしなみを心がける事が大切なのです。

体型に合った服装にする

服装のサイズが違うだけで印象が変わってくるのはご存知でしょうか?

本当のサイズよりも大き目のサイズは着るときにはゆったりとしていて一見良いように感じてしまうかもしれませんが、実際はとてもだらしなく見える方が多いです。

逆に小さすぎる服装もピチピチで苦しそうで見栄えが良くありません。

ぽっちゃり体型の人は特に、体型を隠そうとしてゆったりした大き目のサイズを選びがちですが、それは逆効果。

サイズはちゃんと自分に合ったものを選ぶべきです。

サイズがあっていないのは動きやすさにも影響しますから機能的にも良いとは言えませんね。

仕事がしやすい

胸ポケットや内ポケットがあるかどうか、手足を広げやすい程よい伸縮性があるかどうかなど、ポケットの数や位置、使用している素材は服を選ぶ際に働きやすさを決める重要なポイントになります。

胸ポケットや内ポケットがあればメモ帳やペンを入れておけるのでとっさの重要事項があった時にも直ぐにメモを残すことが出来ます。

また、内ポケットには名刺ケースを入れて置く人も多いでしょう。

訪問先で名刺を交換する際にサッと取り出し、名刺を交換する姿は無駄がなくスマートですよね。

もし内ポケットがなければカバンから名刺ケースを取り出して…とモタついてしまいます。

あまり見栄えもよくありませんし、名前よりもその不恰好さの方が印象付けられてしまいそうです。

もしかするとこの第一印象がその後の仕事のやりやすさに影響する事もあるかもしれませんよ。

そして機能的な服装には素材も大切です。

特に営業職で歩き回る仕事をしていたり、作業系の仕事なら、身体を自在に動かすことの出来る伸縮性のある素材の服なら身体の疲れを溜めにくく、働きやすい服装と言えるでしょう。

カバンも軽い素材のものを選べばそれだけ重量が減り持ち歩きに苦がありません。

外側にポケットが充実しているものなら直ぐに取り出せると便利なものをしまっておく事もできますね。

髪型もそうです。

長い髪の女性は髪型をどうしていますか?作業中に落ちてくる長い横髪をいちいち耳にかける動作は無駄が多くて見ている方は不快に感じることもあります。

長い髪はひとまとめにまとめておく方が無駄な動きがなく作業もはかどりますよね。

このように快適に仕事ができる様に考え、整えていく事が身だしなみなのです。

安全性が高い

作業系の仕事は特に会社指定の作業服がある場合が多いと思います。

その理由を考えたことはありますか?

作業系の仕事は身体を使うことが多く、作業によっては危険を伴うこともありますから、安全面でより注意を払うべき職業ですよね。

ですから制服には安全を配慮した機能が備えられているのです。

例えば道路工事の現場で働く作業員の制服に反射板が付いているのを見たことはないでしょうか?

道路工事は車の少ない夜間に行われる場合が多いこともあり、視界の悪い夜間でも反射板によって作業員の存在を示し、事故を未然に防ぐ事が出来るように考えられているのです。

制服がなく、自分で服装を判断する場合もこの安全性を配慮した身だしなみを心がけましょう。

営業職で歩き回る女性がピンヒールを履いているのはどうでしょうか?少しかかとの高いヒールは脚をキレイに見せますし、身体全体のシルエットもほっそりと見せてくれ素敵なものだと思います。

相手に好印象を与える場合もあるでしょう。

しかし、これが細く、あまりにかかとの高すぎるピンヒールだとどうでしょう?

ピンヒールは脚を支える面積が狭く、身体を支えるための力が分散されないのでとても脚が疲れますよね。

それに安定感も悪く、安全面でもあまりよくありません。

マンホールなどの穴にヒールが引っかかってしまったりすることもありますよね。

営業職で外回りがあるならまず一番不向きな靴であることは間違いありません。

低めのヒールのパンプスが適切な靴ですね。

3.調和がとれている

身だしなみにおいて調和がとれているという事は第一印象を良くする為にとても大切な事です。

では調和とは何でしょうか?調和とは全体が程よく釣り合っている事。

つまり会社という組織の中で自分だけが浮いてしまっていない、という事ですね。

調和のとれている服装についてもう少しよく考えてみましょう。

企業や職場に合っている

何と調和するのか、それは当然勤めている会社や職場です。

会社や職場にはイメージというものがあります。

銀行員なら堅いイメージ、ガソリンスタンドで勤める人たちは明るくハキハキしたイメージ。

銀行員は堅いイメージですからいつでもスーツでフォーマルな身だしなみが必要ですよね。

ガソリンスタンドなら動きやすい作業着に活発なイメージの出るキャップ帽。

どちらも会社や職場の雰囲気に合った適切な服装と言えますね。

これが逆転して銀行員が作業着に、ガソリンスタンドの社員がスーツに、となるととても違和感がありますし、とても働きやすいとは思えませんよね。

TPOに合っている

もう一つ、調和を取る為に必要なのはTPO。

よく耳にする言葉ですね。

Time(時) Place(場所) Occasion(場合)。

時と場所と場合をわきまえ、それに合った服装を心がけなければならないということです。

仕事の時は常にフォーマルが基本。

ですからTシャツにジーンズ、スニーカーではもちろんダメですよね。

ですが、職種によってはその格好が適切である場合もあります。

例えばショップ店員などアパレル関係の仕事なら勤めているブランドのTシャツをコーディネートの一例として自らが着て接客をする場合もありますよね。

カジュアルな服を扱っているブランドなのにスーツを着ているなんていうのはおかしいでしょう。

勤めているブランドに合わせた服装が求められるのです。

他にも普段は現場で作業服を着ている人が月一回の本社での社内会議の日にはスーツを着ていく事もよくありますね。

これもまたTPOに合わせた対応と言えます。

危険な行為もしない、危険なものもない本社のオフィスで作業服を着る必要はありませんし、それこそ場に調和しておらず、違和感しか感じません。

TPOをわきまえるという事は場に調和するという事なのです。

身だしなみが必要な6個の理由

身だしなみがどうして必要なのでしょうか?
わかりやすく6つにまとめてみました。

1.人に不快感を与えないから

人に不快な思いをさせるという事は相手を傷つける行為であり、自分自身の評価を下げる行為でもあります。

身だしなみに気を遣い相手に不快感を与えないことで得られるものはとても大きいのです。

信頼感を得ることができる

常に身だしなみに気を遣い、清潔でいる為には心配りが必要です。

ですから身だしなみがしっかりと整っている人は心配りができる人、ととても信頼できますよね。

清潔感と信頼感は同じものといっても良い位です。

清潔な人には何事もきっちりとやり遂げてくれそう。

そんな安心感が持てます。

2.身だしなみを整えることで初めてスタートラインにたてるから

第一印象で身だしなみが整った人とそうでない人がいると間違いなくそうでない人は視界から排除されます。

清潔感があれば信頼感が得られるといいましたが、不潔な人は論外。

最低限のマナーも守れない人として、スタートラインにも立てないということになります。

いくら中身に自信があってもスタートラインに立てなければその中身を見てもらえる機会も訪れませんね。

まずは相手に自分の入り込む隙を与えてもらわなければ話になりません。

スタートラインに立てるかどうかは第一印象で決まります。

第一印象は相手の心に入り込み自分自身の居場所を確保するための大切な一瞬なのです。

実力があっても身だしなみが整っていないと評価されない

例え凄い能力があったとしても、スタートラインに立てなければ意味はありませんよね。

スタートラインに立てないと言うことは、評価もされないと言う事なのです。

こうして自分からチャンスをフイにしてしまう事があるなんてとても残念ですよね。

身だしなみは常に整えてチャンスをものにしていきましょう。

3.身だしなみは努力で整えられるから

おしゃれにはセンスが必要ですから中々思うようにいかない事もあるかもしれません。

でも身だしなみについては、特に何も難しい事はしないし努力で整えられます。

ポイントさえ覚えておけば自然とできる事なのです。

そのポイントとは「周りに不快感を与えない、印象の良い姿になる事」

これさえ心がけていればまず大丈夫ですし、このポイントさえ外さなければ身だしなみにも個性を取り入れたおしゃれを楽しむ事だって出来てしまうんですよ。

場数を踏んで自分の個性も取り入れられる

新入社員の頃は社風もわからないし、調和を取るにしても難しい、個性を入れたくてもどこまでが個性なのかわからない、と結局いつまでもリクルートスーツのお世話になりっぱなしな人もいるでしょう。

でも場数を踏んで慣れれば、ビジネススーツで自分なりに個性を取り入れる事が出来るようになります。

ネクタイもその一つで、柄物のネクタイや明るい色のネクタイをつけると他の人とはちょっと違う個性を楽しめますね。

女性なら主張しすぎないシンプルなアクセサリーを一つだけ取り入れてみるのも良いでしょう。

身だしなみはおしゃれとは違い、周囲に不快感を与えないようにするためのものであって、自分が楽しむものではないつまらないものだと思っていませんか?

身だしなみにも工夫次第で個性は出せます。

場数を踏んでうまく個性を出せるよう努力していきましょう。

4.おしゃれより優先すべきものであるから

とはいえ、身だしなみに優先されるべきことはおしゃれを楽しむことではありません。

ネクタイやスーツの柄などで個性を出しおしゃれを楽しむこともできますが、それが過剰になってしまうと本末転倒してしまうので注意が必要です。

身だしなみとは何か。

その目的は常に忘れてはいけませんね。

身だしなみを整えることで相手によい印象を与えられる

身だしなみで一番意識したいのは相手への印象です。

正しく整えることで相手に良い印象を与えられます。

茶髪よりも黒い髪は真面目な印象を与えますし、きっちりとアイロン掛けされたシャツは几帳面な印象を与えます。

綺麗に切りそろえられた爪は誠実な印象を与えます。

身だしなみ一つ一つが相手への印象を良くする行動と言えますね。

5.気持ちが引き締まるから

2005年の夏にクールビズが提唱されてから、夏場のサラリーマンにネクタイ姿を見るのは本当に稀になってきました。

夏場のノーネクタイが定着しつつある近年ですが、クールビズ提唱当初はなんとなく気が引き締まらない、と居心地の悪さを感じる人もいた様です。

男性サラーリマンにとってネクタイやスーツは仕事モードに入るためのスイッチでもあるのですね。

女性のパンプスもそうです。

普段着のスニーカーと違いコツコツと小気味の良い音を鳴らすと自然と背筋がピンと伸びますよね。

身だしなみを整えて気を引き締める。

仕事モードに入る。

身だしなみにはそんな効果もあるのです。

服装に合うよう自分自身も整えようとする

男性サラリーマンのネクタイしかり、女性のパンプスしかり、服装によって気が引き締まると同時に、人は身だしなみを行うことで自分自身も整えようという気になって行くものです。

例えば、普段は散らかし放題の部屋を気合を込めて整理整頓し、磨き上げ、モデルルームさながらに美しい部屋を作り上げたとしましょう。

そんな時には普段はまとめて捨てればいいや、とテーブルの隅に固めてあったゴミが急に目について捨てずにはいられなくなったり、自分自身も部屋着から洋服に着替えてゆっくりと紅茶の一杯で飲もうかな、という気になったりしますよね。

同じように服装を整えるとメイクも美しく整えようという気になりますし、くすんだ革靴もピカピカに磨き上げる気になる、そしてもっとピシッと背筋を伸ばして歩こう、とか下ばかり向かずに上を向いて歩こうなどと服装に合う自分になれるように、と、心も変化していくのです。

6.好感をもたれやすいから

身だしなみをすることで一番意味があるのは「周囲からの好感度が上がる」ということではないでしょうか?

不潔な人を見て好印象を持つ人はほとんどいないでしょう。

近づくのすら嫌、という人もいるかもしれません。

それは見ているだけで不快感を与える存在として認識されてしまったからです。

逆に清潔感のある人は好感が持てます。

何よりもその姿に努力を感じることができるからです。

きちんと努力できる人。

その認識が好感度となるのです。

身だしなみが重要視されるのはこの好感を持たれるか、もたれないかが第一印象の一瞬で決まってしまうから。

社会においてはまず第一印象で好感を持たれる事は何より重要なのです。

第一印象が大事である

「ネクタイはそれを締めている人よりも一歩先に部屋に入ってくる。」という名言をご存知でしょうか?
エリザベス女王のデザイナーとして活躍したサー・ハーディ・エイミス卿の言葉です。

ネクタイを締めている人よりもネクタイが先に部屋に入るということは外見で第一印象が決まる、という事を意味しますネクタイ選び一つとっても気が抜けません。

身だしなみ一つで一瞬で良い悪いのジャッジを下されるという事です。

そう考えると第一印象を良くしようと考えるのは当然ですね。

まとめ

身だしなみとおしゃれの違いは理解できたでしょうか?
自分の個性を出して自分の好きなものを取り入れる事ができるおしゃれと違って、身だしなみはつまらないなぁ。

と思った方もいるかもしれませんね。

でも身だしなみでも少しなら個性を楽しめますし、それにオンオフをしっかりと分けてファッションを楽しむのも結構良いものですよ。

普段は控えめにそしてオフになったらどんと弾けておしゃれを楽しんでみて!

身だしなみは自分の印象を作る上で大切なものだという事もわかりましたよね。

良い印象を得るためには正しい身だしなみの方法を実践しなければいけません。

その為の一番のポイントは「人を不快にしない事。印象を良くする事」これに尽きます。

このポイントさえ押さえておけば、清潔感があり、必要な機能を備えた、信頼を得る働きやすい姿になる為の身だしなみが自然とわかってくるはずです。

身だしなみに気を配り、信頼される社会人を目指しましょう。