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身だしなみはなぜ整えなきゃいけない...(続き4)

身だしなみとは第一印象を良くするために気を配り、洗練された服装やメイクなどを心がけるマナーの一つです。

社会生活を行う上で第一印象を良くすることはとても重要なことです。

第一印象の一瞬で人は相手がどんな人物なのかを判断し、今後長く付き合っていけるかいけないか無意識の内に大まかな振り分けをしているのです。

第一印象はとても大切なものなのですね。

相手に不快な思いをさせないために整えること

洗練された服装やメイクは相手に好感を与えますね。

そう、身だしなみに重要なことは「相手に不快感を与えないこと」なのです。

そのために気を配り、身を整えることが大切なんですね。

相手ありきの服装やメイクをすること。

それが身だしなみなのです。

他者評価が基準である

身だしなみは自分が楽しいからすると言うよりは相手がどう思うのか、ということを考えるのが一番重要になります。

つまり自己満足ではダメ。

評価の基準はあくまで他者なのです。

香り一つとっても、香水をつける事がプラスになる場合もマイナスになる場合もあります。

香水はつけている本人は匂いに慣れてしまっている分、つけすぎてしまいがち。

ふんわりと香る程度なら香りにも気を使っている人なんだな、と高評価を得る場合もあります。

ですが、つけすぎた場合は特にエレベーターなどの狭く密封された空間では好まれないことの方が多いのです。

何のために香水をつけるのかを考えれば適切な量をつけることができるはずです。

相手がどう感じるか、そのことを念頭に置いて配慮できるかどうかが大切なんですね。

場の状況を考えて整える必要がある

例えば銀行員がヨレヨレのスーツをきていたらどう思いますか?

お金を扱う仕事をしている銀行員という仕事は信頼が第一。

それなのに身だしなみが整っていないと、そんな人に任せようとは誰も思わないでしょう。

宝飾店の店員がケアされていない伸び放題の爪で宝石を勧めてきたらどうでしょうか?

ずさんな宝飾品の扱いをするお店だと感じてしまいませんか?

宝石の美しさも半減、価値も落ちてしまいます。

逆に派手にネイルアートを施し過ぎた爪も、商品である宝飾品を引き立てるには邪魔になることもありますね。

こういった職業の場合はシンプルかつ清潔でよく手入れの行き届いた爪であるべきです。

このように場の状況に応じて、場にふさわしい身だしなみというものがあります。

銀行員なら信頼や誠実さを、宝飾店の店員ならばお客様に高級感を感じてもらえる雰囲気作りや商品を引き立てることを、と、自分の求められていること、役割は何なのか?

それをよく考えていれば、自然とその場にふさわしい身だしなみの整え方がわかるのではないでしょうか?

相手に対する誠意の表れである

相手がどう感じるか、それを常に考えて気を配ることは相手に対する誠意の表れです。

つまり、どのくらい身だしなみを整えているかによって、どれほど誠意を持って相手に接しているか、と言うことがわかるのです。

誠意を持って接するには「相手を立てる」と言う考えも必要になってきますね。

そのためにはいつでも控えめを意識すること。

例えばブランド物のカバンや高価な腕時計は若いうちは避けた方がいいと言われます。

ベテランになって貫禄でも出ればこれほどに仕事が出来る、と言うアピールになることもあります。

ですが、それもまた稀な事例でしょうし、特にまだ駆け出しの新入社員や20代、30代のうちは逆に悪目立ちします。