今回取り上げる”鈍感力”。
皆さんはどんなイメージがありますか?
「鈍感な人」と言われて、うれしいとは思わないかもしれません。
それに、人に対しても「鈍感」という言葉をプラスの意味ではあまり使ったことがないかもしれませんね。
今はプラスのイメージがある
しかし!
今はこの「鈍感」に対して、マイナスのイメージが変わってきています!
確かに、空気が読めないとか、人の気持ちが全然わからないということは、マイナスになってしまうかもしれませんが、鈍感であることによって、このストレスの多い社会を力強く生き抜いて、そして自分の力を最大限発揮できる強さを持つこともできるのです。
鈍感=空気が読めない?
「鈍感」と言われると、なんだか空気の読めない人、みたいなイメージがある人もいると思います。
その場の空気が読めなくて、今言っちゃいけないことを言っちゃっていたり、今それじゃないでしょ、ということをしていたり・・・。
そうゆう人は、人に嫌な思いをさせたり、イライラさせることや、鈍感さゆえに呆れられてしまっていたり、とあまりいいイメージではありませんね。
「鈍感」を言葉の意味としても調べてみると「感じ方がにぶい人」「気がきかない」といった意味が出てきます。
人の気持ちや意図していることを汲み取ったり察知したりするのが苦手、というイメージでしょうか。
傷ついてもすぐに立ち直る
敏感と言うと、色々な細やかなところに気が利くというようなイメージがありますが、その一方で、少しのことにもアンテナを張りすぎ、傷つきやすいところがあります。
鈍感力がある人は確かに傷つかないことはないのかもしれないけれど、その代わり立ち直りも早く、通常運転ができるというところがあります。
ですので、決して悪いことばかりではないのです。
嫌なこともすぐに忘れる
確かに嫌なことというのは、ついつい引きずりがちなところがあります。
ですがこのような嫌なことばかりに引きずられていると、ネガティブな気持ちになりますし、仕事などにおいても良いパフォーマンスが生まれない可能性があります。
ですが嫌なこともうまくすぐに忘れられるタイプであれば、そのような嫌なことに引きずられずに済むところがあります。
鈍感と言われたら腹が立つ?
だから「あなたって鈍感よね」と、呆れ果てた顔をして言われたらすごくショックですよね。
「あの人鈍感だよ」っていうのは、悪口にも取られたりします。
全然空気が読めない人、気が利かない人、人よりも空気や人の気持ちを汲み取れない人として弱点ととられがちです。
だから、「鈍感」って言われたら言ってきた人にも、自分にも腹が立つかもしれませんね。
そして、その対義語である「敏感」な人になれるように努力したいと思うことでしょう。
「敏感」とは、「感覚や感度の鋭いこと」と定義されています。
どんなときもくよくよしない
「鈍感力」というのは、どんなときにもくよくよして力を無くしてしまうことなく、力強く生きていく力のことです。
わたしたちは、確かに完璧に物事をこなせたらうれしいですよね。
勉強も、仕事も自分の思った通りに、さらに理想通りに進んだらそれは最高。
でも、現実はそんなにうまくいきません。
失敗もするし、壁にぶち当たるほうが多いのではないでしょうか。
立派でいよう、完璧にミスをすることなくしよう、そのような心がけは素晴らしいものかもしれません。
しかし、その自分の中の完璧主義や人から完璧を求められる圧力は、ときにその人を押しつぶしてしまうほどに、大きなプレッシャーやストレスになってしまいます。
しかし、鈍感力があれば周りの人がどういおうと、どんな失敗をしようと、それで落ち込んで立ち直れなくなるほど、自分を責めたり、くよくよしすぎることなく、自分のペースで自分の道を進む強さを持つことができます。