それに、その情報が自分を向上させたり、自分を改善するのに役立つとわかるからです。
それ以外のマイナスな情報、つまり勝手な悪口、根拠のない批判やネガティブな情報に対しては、それに抵抗し、過度にそれに振り回されない強さを持つことです。
さらに、それが真実の情報であったとしても、自分に今必要のない情報で、過度に自分を乱されるほど影響されてはいけないということです。
感情面や行動面でマイナスの影響を与えることを自分で阻止する必要があります。
実は敏感で強い意志を持たなければならない
なので、鈍感であるということは感受性が働かないということではありません。
何を言われても反応しないとか、問題点に気付かないということではありません。
世の中にある様々な情報において、感受性は強く、敏感に察知するけど、その中のネガティブな情報に振り回されず、それを許容するくらいの強い意志を持つ、ということです。
つまり、ネガティブな感情が沸き起こってきてもそれを制圧し、コントロールできるくらいの自分の中の強い意志を持つ必要があります。
ありとあらゆる情報によって振り回され、それによって自分の感情をいつも乱されていては、疲れ切ってしまいます。
だから、これは今自分にとって必要で重要な情報なのか、それとも自分にとってただマイナスの影響しか与えない情報なのかを識別して、必要のない情報は受け流す、という判断力を持つのです。
2.自分で自分を評価する習慣をつける
いつも人からの評価で自分を評価している人は、落ち込むこともよくあるでしょう。
人からうれしい評価をしてもらえているときは、満足できるかもしれませんが、そうじゃないときはどうなるでしょうか?
きっと、本当は別にそんなことないのに「自分はダメな人間なんだ」といて落ち込んだり、逆に評価してくれない人たちへの怒りの気持ちが沸いてくるでしょう。
そのように、他人からの評価だけで自分を評価している人は、常に人の態度とか、人の言葉、人からの反応を気にして生きていくことになりますので、疲れるし、人の評価を気にしすぎて自分が思っていること、能力を発揮できなくなってしまうかもしれません。
それで、自分で自分を評価する習慣をつけましょう。
そうすると、他人の言葉一つで自分の価値を上げたり、下げたりすることもないし、人の意見にすべて左右されたり、人の目を気にしすぎて自分の意見を言えなかったり、自分の能力を発揮できなくなる、ということは少なくなるかもしれません。
他人からの評価だけを気にして生きていない
もちろん、人の意見や自分に対する評価を全部無視するのは賢明ではないでしょう。
人からの客観的な評価や、自分とは違った見方や考え方を知り、受け入れるのは自分を成長させるのに大事なことですよね。
ただ、他人からの評価だけで自分の価値を決めたり、自分のやっていることを評価してはいけないということです。
人はいろんな意見を持ち、人それぞれ違ったことを言います。
感じ方も、考え方も違うし、もし目指すところが違うなら当たり前です。
自分の信念を強く持ち、自分で自分を正しく評価できるようになると、人の言うことで振り回されて、気がめいってしまったり、自分の仕事ややるべきこともできなくなるということがなくなります。
3.少しの嫌なことも受け流す
人の話というのはもちろん聞くべきことがたくさんありますけど、もしかしたら多くの場合聞いてもあまり意味のないことだったり、むしろ自分への嫌味だったり、批判だったりするかもしれません。
特に噂話の場合はそうですよね。
あと、嫌味な言い方をするのがクセの人の話はそうです。
先ほども述べた通り、その中にある大切な教訓とか気づきのポイントというものは見落とさずに自分にとってプラスになる部分は拾い上げたいと思いますけど、でも、そのほかの単なる嫌な言葉は受け流すのが最善です。
例えば、上司から嫌味を言われたとしましょう。
その中には、自分の改善点や自分の落ち度という、自分にとって必要な気づきのポイントがあるかもしれません。
しかし、それ以外は単なる上司個人の感情論であって、こちらの非ではないこともあります。
そのようなことを受け流せる鈍感さを持つほうが、あまりにも落ち込んでその後も自分を責め続けるよりも時間も体力も無駄遣いしなくてすみます。
神経質な人ほど悪い方向へ考えすぎてしまう
しかし、神経質な人は言われたことすべてを全面的に受け止め、自分を責めたりしてしまいます。
少し批判された点も、自分でもっともっと悪い方向に捉え、自分を責めるようなことを考えるのです。
そうすると、すぐには立ち直れないくらいに落ち込んでしまったり、それを言われたことへの怒りがもっとっと大きくなるかもしれません。
細かいことを気にしすぎて、ずっとそれを心の中でネガティブに考えていると、心も身体も疲れてしまいますよね。