たとえ実際に体験することができなくても疑似体験をすることができるのです。
主人公になりきってドキドキとしたり、主人公が女性であれば相手の男性の立場に立ってドキドキするなどいろいろな楽しみ方があります。
こんな時、 どういう風に振る舞うのがいいのか も勉強になりますので、これから恋愛にチャレンジしたいのであれば、小説を読んでみるのは非常にオススメです。
異性の理想像が理解できる
やはり、異性の理想像は性差によってギャップがあったりします。
例えば、よく「女の子のかわいいは信頼できない」と言う事はよく言われますよね。
女性の方が同性をかわいいと言う人の中には、性格がかわいいとか化粧の仕方が可愛いと言うものがあるのです。
ですので、「男性の女性に対するかわいい」と「女性の女性に対するかわいい」にはギャップがあります。
それは、逆の立場でも言えることです。
その性差による違いは埋めようがありません。
そんな時、恋愛小説を読むことによってその異性の理想像というのが、理解できるところがあります。
だけど注意点としては、最近「壁ドン」とか流行っていますよね。
あれはかっこいい男の人や、好きな人がやるからこそ良いのです。
もし何とも思っていない人にやられたら、DVと同じで非常に怖いところがあります。
確かに恋愛小説によって、異性の理想像はわかりますが、それを丸々鵜呑みにして実践するのは大変危険です。
教養を身に付けることができる
小説が漫画やアニメと違うところは、漫画やアニメはもう視覚でも見ることが出来るために想像するということをしなくても済みますが、小説に関しては活字から全てを頭で想像しなくてはなりません。
ですので、漫画やアニメを読むよりずっと想像力が必要なのです。
ですので、小説を読むことで教養を身に付けることができます。
また、やはり漫画やアニメを読んでいるよりかは、小説読んでいる方が教養のある人に見える一面があります。
想像力を養うと言う意味でも小説はひと役買ってくれます。
小説のように、実際の恋愛も見えない心の内を想像する力が必要になってきます。
全く違う性別の、全く考え方が違う人の心を想像するというのは非常に大きな想像する力がいるのです。
ですので、その想像力を恋愛小説を読むことで養いましょう。
おすすめ恋愛小説①:『冷静と情熱のあいだ―Rosso』
『冷静と情熱のあいだ―Rosso』は、前に映画化されたことで非常に話題になりました。
特に当時は、男性版と女性版、青と赤の小説と言うことで大変話題になりました。
それは、男性目線と女性目線頭でどちらも書かれており、少々交わるところもあるからです。
もちろん、この2つの小説を1人で書いているわけではなく、女性版の江國 香織さん、男性板の方を辻仁成さんが書いています。
簡単なあらすじを説明すると、主人公のアオイという女性はミラノのジュエリー店でアルバイトをしながら、容姿も社会的地位も完璧なアメリカ人の彼氏と穏やかに生活している、この話の主人公です。
その彼が非常に完璧な人で、女性の理想像と言われるほどの人で、アオイは女友達にも恵まれています。
ですが、この生活に物足りなさを感じていて、ふと昔の恋人思い出すような話です。
特に、アルバイトと言うことで生活に厳しいって言うわけでもなく、完璧な彼氏がいて、友達にも恵まれているというのに恵まれない物足りない感じがするという、何とも複雑な女心が描かれています。
イタリアを舞台に燃え上がる恋
この小説は主にイタリアが舞台です。
そんなイタリアで穏やかに生活している主人公のアオイは、穏やかに暮らしながらもどこか満ち足りない気持ちで生活しています。
そんな時にふと昔の恋を思い出し、順正という男性に思いを馳せるようになります。
我々男性から見ると、どちらに感情移入をするかということによって見方は変わってきます。