そんな結婚生活にしないためにも、結婚相手はモラハラする人かどうかをしっかりと見極める必要があります。
「結婚してからわかった」のでは遅いので、結婚前にしっかりとチェックしておきましょう。
彼のお父さんとお母さんのやり取りを確認する
彼のことを育てた彼のお父さんとお母さんのやり取りは、彼が常識だと思っている「夫婦のかたち」でしょう。
幼いころからずっと見ているやり取りなので、自分も結婚したこんな感じになるんだと擦り込まれているものです。
そんな彼の「夫婦観」の基礎となっている彼のご両親のやり取りや関係性を確認することで、彼にモラハラの傾向があるかどうかを知ることができます。
相手に対する言葉遣い
まずは、お父さんのお母さんに対する言葉遣いをチェックしてみましょう。
お父さんがお母さんを「お前」と呼ぶことは年代的に珍しくないのでいいとして、何かを催促するときのお父さんの言葉遣いなどをよく注意して聞いてみましょう。
「お茶のおかわり、ちょうだいよ(くれないか)」「今日の晩飯、早めにしようか」などの優しい言葉遣いであれば問題なしです。
ですが「おい、早くお茶持ってこいよ」「晩飯早めにするからな、わかったな」というような冷たい命令口調や主人が従者に使うような言葉遣いをしていたら要注意かもしれません。
特にお母さんの態度は?
お父さんの言葉遣いもよく見ておく必要がありますが、それ以上に注意して観察しておきたのが「お母さんの態度」です。
お父さんの言葉遣いは、外面のいい人であれば上手に演技をして誤魔化されるおそれがありますが、お母さんの態度は嘘をつくことはできません。
もし長年モラハラを受け続けていたのであれば、怯えた表情をしているか感情を失ったような感じかになっているはずです。
目立つ人や成功している人が周りにいたとき
モラハラする傾向にある人は、自分が一番正しい、自分が大好きだという人が多いです。
そのため、自分より目立つ人や成功している人が気に入りません。
そんな人が彼の周りにいた場合は、彼のその人の対する態度や感想でモラハラ度チェックをすることができます。
「あいつは運だけだ」と努力を認めない
自分よりも目立つ人や成功している人を「運だけだよ」「たまたまじゃない?」などと言う彼は、モラハラの傾向があります。
どれだけ妻が努力して家事をして夫に尽くしてもその努力を認めないように、自分の周りの成功者の努力も一切認めることはないでしょう。
自分中心で生きている人なので、自分以外の努力や苦労は決して認めることはしません。
嫌な顔をする
何も言いはしないけど、嫌な顔だけをした彼もモラハラの気配がします。
周りの人の成功や功績は、そこまで嬉しいものでなかったとしても嫌に感じるものでもありませんよね。
しかし顔に出てしまうほど不快に感じているのであれば「くだらない」「俺よりダメなやつのくせに」と思っている恐れがあります。
店員さんへの態度を確認する
彼を一緒に買い物に行ったり食事に行ったりしたときに、彼の店員さんに対する態度は要チェックです。
もし彼が丁寧に店員さんに接していたのであれば問題はありません。
しかし、初めて行った店の初めて接した店員さんに対していきなりため口だったり、オーダーの仕方が乱暴だったりしませんか?
また、「早く水持ってきてよ!」「まだ料理届かないの?」など焦らすような言葉を言っていたりしたら、将来の妻にも同じような態度を取るであろうなとて思っておきましょう。
お客様と店員さんの関係をご主人と従者の関係と勘違いしている様は、夫と妻の関係も同様なんだろうなということがうかがい知れます。
お年寄りや障害者に対する態度は悪くないか
モラハラする人は、自分より弱い立場の人を馬鹿にして見下す傾向があります。
そのため、体に自由が利かなくなっているお年寄りやサポートが必要な障害者などに対して冷たい態度をとることがままあります。
例えば電車で彼と2人で座っているときに、お年寄りが電車に乗ってきたとします。
他に席が空いておらずお年寄りが立っていると、モラハラ傾向はある彼の場合は「いつでも座れると思うなよ」「立つのが嫌ならタクシーでも乗れよ」というようなお年寄りを労わる心が一切ないような冷たい言葉を平気で言い放つでしょう。
モラハラをする人はそのような感覚の持ち主なので、妻に対しても「自分の稼ぎで食べている(自分より立場が下)」と思うことはほぼ間違いないでしょう。