これは蛇足ですが、能動的な人が苦手な人もいますし(嫌いではなく)、引っ張られない人もいるのですが、
そういった人たちも、その人(能動的な人)に「おかしみ」みたいなものを必ず感じていると言い切れます。
つまり好感は持っている、ということです。
深く関係を持つ持たないは別にして、悪い人ではないなと。
例えば帰宅途中の電車の中、「スキューバーダイビングスクール」の紹介の中吊りをたまたま一緒に見たとします。
「面白そう」
「そうだね」
とそんな何気ない会話を交わしたとします。
本当に何気ない会話です。
そして翌朝、その能動的な人が、
「スキューバーダイビングスクール、申し込んで来ちゃった!」
と言ったのならば、おかしみを感じませんか?
一緒に通おうとは思わないまでも、その呆れるほどの行動の素早さに頬が緩みませんか?
本当に能動的な人ってこういう人なんです。
やはり好みがあり、深くつき合える、つき合えない、そんな人はいると思いますが、決して敵という敵ができない、そんな性格なんです。
能動的な人になりたいなら気を付けるべきこと
「出世したい」「輝きたい」「カリスマ性が欲しい」「輪の中心にいるような存在になりたい」「ポジティブに生きたい」「ストレスを解消したい」
そして、生きているって楽しいな、と実感したい――そう思った人はきっと能動的な人に憧れを抱いたことでしょう。
学ぶではなく覚えるではなく、心に能動的な行動や考えを染み込ませることができれば、思考も変わり、
ひいては行動、一日の使い方、未来の自分が能動的に変わっていきます。
そして補足ですが、頭の片隅においていてほしい部分があります。
これは心に染み込ませるのではなく、覚えておいてほしい部分です。
それは、「にわか能動的な人」「自発的と能動的の中間にいる人」、こんな人にならないために必要な、そんな部分です。
1. 偉そうな態度に見られないよう、自分を客観視する
能動的な人は自由に好き勝手にやっているわけじゃないです。
無理に誰かを誘うようなことはしませんし、自己中心的な考えに染まっているわけでもないです。
きちんと自分を客観視しています。
それも自分だけに目を向けているわけではなく、自分を含む周りの人をきちんと見ています。
リーダー気質、と何度も書きましたが、まさにこの要素です。
決して独裁的な態度、対応はしません。
2. 失敗したらしっかり反省する
失敗を恐れない、いつもポジティブ、と書いたので、もしかしたら、「決して反省しない人なのでは?」と思った人も多いと思います。
言葉は悪いですが、ちょっとお馬鹿さんなのではないかと。
いえいえ、能動的な人はちゃんと反省し、次に活かします。
細かく言えば、反省はするけれど後悔はしないのです。
次へ次へ、あるいは今度こそ成功してやる、と前向きに考えるのです。
気持ちの切り替え、それがとても巧みなのです。