人に話を聞いてもらうためにはまず大きくしっかり相手の耳に通る声で発声しないといけません。
小声でボソボソ言っていたのでは理路整然さは発揮されませんね。
ハキハキと滑舌良く話す
理路整然とした話し方・話す内容の特徴の2つ目は「ハキハキと滑舌良く話す」です。
声を聞き取りにくい人というのは話す内容がいくら理路整然としていたとしても結局、相手が正しくあなたの話を聞き取れないので理路整然とした話とは認識できなくなってしまうのです。
殊に滑舌が悪いとあなたの印象を大きく変えてしまう可能性もあります。
あなたの本意が正しく相手に伝わらないため、相手にいらぬ神経を使わせあなたの印象を変えてしまうのです。
つまり「とっつきにくい人」という印象に、です。
人から滑舌が悪いと指摘されたなら、ありがたい事だと思ってこれからは意識して口を大きく開け舌をしっかりと使って話す練習をしましょう。
練習次第であなたの滑舌は大きく改善されるはずですよ。
大事なところは力強く話す
理路整然とした話し方・話す内容の特徴の3つ目は「大事なところは力強く話す」です。
人は大事な話をするときはついつい感情がこもって力強く話したりしますよね。
あるいは「ここは大事なところです」とわざわざ前置きして話したりもします。
話しというのは最初から最後までを同じトーンで言葉に強弱をつけず本を朗読しているかのような口調で話したら、肝心なところや要点がぼやけてしまい、相手に正しく自分の意思を伝える事が出来なくなってしまいます。
また、よく大学の講義で居眠りを日課にしている人も多いかも分かりませんが、それは後援者の語り方が単調で且つ、小声、といった状況だから聞く方の緊張感が持続できず睡魔に勝てなくなってしまうのです。
話しに強弱をつけ肝心な大事なところでは力強く話す。
理路整然とした話し方の為の重要なテクニックですね。
感情は抑えて論理的に話す
理路整然とした話し方・話す内容の特徴の4つ目は「感情は抑えて論理的に話す」です。
かつて、日本にも弁士と呼ばれる人達がいました。
彼らは自身の主義・主張を熱く語り多くの聴衆の賛同を得、自身の政治活動に勢いをつけるのが目的だったのですが、しかしながら全ての弁士たちが上手に語り聴衆を酔わせたわけでありません。
彼らのウイークポイントは熱くなり過ぎることです。
熱くなり過ぎて自身の感情を抑えられなくなると、人間どうしても早口になり何を言っているのか分からなくなってしまいます。
しまいには「絶叫」となってもう訳が分からない始末になるのです。
理路整然と話すためには感情は抑えて論理的に語っていかなければなりません。
こうこうこういう理由があるからこういった事態に陥った、など例を出して具体的に語っていけばより多くの聴衆の心を惹きつける事も可能でしょう。
頭を使わなければ論理的は組み立ての話はできません。
理路整然にするためには感情にまかせたその場しのぎは通用しないのです。
冷静に落ち着いて
とにかく冷静に振る舞うことです。
あがったり熱くなり過ぎて理路整然とした話しを出来る保証はありません。
何を差し置いても「冷静」になる事です。
論理的に話すためには頭の中で話す順番、構成、ネタの整理、時間配分などあらゆる情報をしっかりまとめて聴衆の反応をみながら話すネタを使わなければなりません。
だから、一人で勝手に燃え上がったり、自分の言葉に酔って支離滅裂になったりしたら、とても人の聞ける内容の話は出来ません。
冷静になって、自分の頭の脳をフル回転させない事には理路整然とした話し方はとても出来ませんよ。
簡潔にまとめて話す
理路整然とした話し方・話す内容の特徴の5つ目は「簡潔にまとめて話す」です。
人は誰かの話を聞くのに、それがもしつまらない内容だったら5分も我慢することは出来ないでしょう。