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理路整然とした人の話し方・話す内容...(続き7)

何も最初からあなたが話し倒すばかりが理路整然とした話し方ではありませんからね。

肝心な時だけビシッと釘を打っておけばいいという事ですよ。

喋り過ぎは墓穴を掘る元ですからね。

起承転結の「起」では、物語の土台やベースとなる部分を説明します。

登場人物や、物語のベースになる情報を聞き手に伝えて、これから説明する事の前提次項を紹介します。

「起」では、特に主語についての説明をしっかりと行う事が理路整然とした話し方をする上で大切です。

誰の、何の話をしていくのかという事を明確にする事で「主語」が何を指すのかが理解しやすくなる事でしょう。

起承転結の「承」では、「起」で伝えた内容のを発展させます。

この後に続く「転」や「結」への伏線を張ったり、議題を述べる部分でもあります。

この「承」の部分がしっかりと構成されていないと、これから何についての説明が始まるのかという事が分かりにくくなってしまいます。

問題提起という意味で捉えるのも良いですね。

この先に続く話の内容を印象付けるために大切な部分です。

起承転結の「転」では、話の中の最も重要な「答え」を述べます。

「承」で取り上げた問題点に対して答えを用意するというイメージでも良いかもしれません。

話の中で最も盛り上がる部分とも言えるので、抑揚をつけて大きな声で説明すると、より理解しやすくなる事でしょう。

理路整然とした話し方をする人は、「承」から「転」への流れが非常に上手く、定期した問題に対して、丁寧に答えを用意する事が求められます。

起承転結の「結」では、話が終わり、締めくくります。

細やかな補足を付け足したり、この話を今後こういう話に貼ってしていくと良いと思う、など自分の感情を話す事も多いですね。

主観としての感想を交えた上で、今後の方針など、話合う前に自分の意見を主張する場と言っても良いかもしれません。

話の軸を持つ


理路整然とした話し方・話す内容の特徴の最後の13個目は「話の軸を持つ」という事です。

つまりぶれる事のない確固とした自分の信念を持って話をまとめ上げる、という事になりますね。

この話の軸がぶれていたり曖昧だったら、あなたの話には全く信頼性も安心性も生まれなくなりあなたは詐欺師呼ばわりされてしまう可能性もあるくらい、怖い話しなのですよ。

何年か前の総理大臣、自身の意見や話がコロコロ変わる御仁がいましたね。

結局、その方は早期退陣に追い込まれました。

話がぶれるというのはそれくらい、相手に対して不信感を与えてしまう怖いものなのです。

思いつきで話を変えない

まあ一般人の世界ならば自身の命を投げ出すほどの事態には陥らないとは思いますが、言っている事がしょっちゅう、ぶれていたのではあなたの信用度はがた落ちです。

信用できないあなたに重要なポストは永遠に与えられないことでしょう。

とにかく、自分の信念を持って話をやりましょう。

思い付きや人の意見に左右されて話をフラフラさせない事です。

もしあなたが何がしかの組織のリーダーを目指すなら自身の理念や主張は首尾一貫している事が重要です。

理路整然とした話し方が出来る人というのは自分の言葉に責任を持っていますからね。

話の重要点やポイントを忘れない

人は、話の内容のブレに気付きにくいものです。

話の中で、話がブレて重要点やポイントがズレてしまっていても、話がある程度離れきらないと気付きにくいものです。