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パワーバランスとはどういう意味?よ...(続き5)

周囲の人間は誰の言葉に耳を向けているか、話している時の反応の違いや姿勢から、人への信頼度や興味の深さはうかがえます。

主導権を握る人は良くも悪くも人から興味を抱かれ、アクションを引き出す力があるのです。

誰が誰に従っているのか、誰の言うことがこの場を動かしているのか、こうした人間観察を日頃から注意してみておくようにしましょう。

表だっていることがない場合もある


会社という組織では、上下関係が役職という立場や社歴という経験値によってハッキリしていることがほとんどです。

ですが、この2つの要素のみでパワーバランスが決定されるというわけではありません。

立場や経験に年功序列や受動と能動のような要素が加わると、面目上とは別に見えない部分でパワーバランスが形成させていることがあるのです。

見えないところでバランスが保たれていることも


会社の重役などは、立場上でも経験上でも、大きなパワ―を持ち、人を動かす能力に長けている人だと感じるでしょう。

しかし実際はその人物を支えている他のパワーがあるかもしれないということです。

それこそ会社の秘書的な立場の人や、補佐というような一見パワーバランスでは弱い位置関係に居そうな人たちが、実は隠れたところでその力を発揮していることも少なくありません。

見える情報だけでパワーバランスをはかるのではなく、もっと突き詰めた部分まで注視してこそ、本当に必要な情報が得られるようになるでしょう。

情報を仕入れる


表面上で成り立つ上下関係がイコールで本質的なパワーバランスではないということは、力関係を正確に把握するためには、色々な方面から情報が必要になります。

それに、組織内におけるコミュニケーションは、パワーバランスに変化を与える大きな要素です。

自分と同一の立場の人はもちろんですが、上下関係が明らな人との交流は非常に大切。

組織全体がどういったパワーバランスの下に成り立っているのかを知るには、上も下も関係なくできるだけ多くの情報を仕入れましょう。

普段はあまり関わり合いを持たない人や、別の部署の人であっても、繋がりがあるのとないのでは、大違い。

実はこうした情報を仕入れることによって手に入るのは、単にパワーバランスの情報だけでなく、強力な権力にもなり得る人脈づくりにも繋がるので積極的に取り組むことが重要です。

しかし上の人ばかりと親しくしたり、下の人ばかりと仲良くすると「取り入ろうとしている」と周りから良く思われないでしょう。

そのため、上下関係の縛りなく多くの人と万遍なく交流するのが肝です。

決して八方美人にならないように、良い話題、良いアクションでコミュニケーションをはかりましょう。

権力者の秘密や真の権力者について情報通から話を聞こう


人間関係やヒエラルキーというのは、ストレスの原因や悩みとなることも多い問題です。

こうした中で、権力を持っている人の情報を掴んでおくことは、自分の心の均衡を保つために有効な手段です。

その情報を使う、使わないということに関係なく、人の知らない情報を手に入れていることによる優越感や余裕が生まれることで精神面に変化が生まれるのです。

良い情報にせよ悪い情報にせよものは使い道です。

それに「知らぬ仏より馴染みの鬼」ということわざのように、仏のように良い人でも知らない人ならば鬼のような人でも良く知っている人には及ばないということ。

ですので、鬼のような人でも疎遠であるよりは、親密度が高いだけその人への信頼や情が大きいということですね。