それに情報を仕入れていく中で、苦手な人の意外な一面を発見するなど、イメージアップに繋がり、苦手意識が改善されたりするようなこともあるでしょう。
良い印象の人が実は悪い人だった…なんていうことも無くはありません。
逆もしかりですが、こうした人の関係の本質を知ることで、最も有益かつ信頼できる人付き合いができるようになるというものです。
本人たちと交流を図り情報を仕入れるのが一番確かですが、やはりどこにでも情報を統べている情報通や裏で人をまとめているような隠れた権力者がいますので、そことのパイプを持つことが最優先事項です。
権力の順序を探る
人同士のパワーバランスのはかり方が分かってきた人は、そのバランスから権力の順序を想像してみましょう。
これには完璧な正解があるわけでもありませんし、答え合わせができるわけでもありませんので、あくまで自分の中での順序予測となります。
年齢や立場に捉われず、あなたなりに導き出した順序を基に、上位の人との関係をより強固なものにしていくと良いでしょう。
どのような構図になっているのか
人間関係はピラミッドです。
上位になればなるほど人の人口は減っていくので、その他大勢よりは頂上付近の数名との関係を最重視しましょう。
その上で、上位にいる人と関係の深い人をピックアップして網羅しておくことも忘れてはいけません。
結局は上位の人たちはピラミッドの下の階層がなければ立てないポジションなので、その人たちを持ち上げ、支持している人達を疎かにしてはパワーバランスは崩れます。
すぐには理解できない
パワーバランスはそう簡単に理解できるものではありません。
その組織に属してある程度の年月が経ってからでないと、なかなか正しい答えにたどり着くのは難しいでしょう。
人は第一印象と互いの距離が縮まってからみせる姿とでは、その印象が大きく異なることがあります。
それに誰もがすぐに人の本質や関係性を理解できる能力に長けていたら、人付き合いはもっとシンプルで明瞭なものであるはずです。
日々観察をして理解していかなければならない
人間には表の顔と裏の顔があります。
仕事用の顔とプライベートの顔を使い分けることは社会人としてマナーでもあるので、それは決して悪いことではありません。
ですが、いろいろな表情を持つからこそ理解することは容易ではなく、辛抱強い経過観察が大切になります。
日々仕事をしながら見えてくる部分もあれば、一緒に談笑したり食事に行ったりすることで見えてくる部分もあります。
意識していなくては見落としてしまうようなことも多いので、自然と人の表情や仕草を観察する癖をつけてみましょう。
いろいろな人を観察しているうちに、些細な変化から人の感情の変化や考えを読み取れるようになるはずです。
周りの変化に敏感な人は、目配りや気配りもうまくできるようになるため人間力の部分も自ずと高まっていくでしょう。
パワーバランスと上手くつきあっていくためには
ここまで紹介したように、人の世にはあらゆる部分に大小さまざまなパワーバランスが存在しています。
このパワーバランスを無視して生活することはできません。