上手くいかせろ、と言うほうが無理な話なのかも知れませんね。
ただし、仲良くなろうと価値観を無理に合わせる必要はありませんが、相手の価値観を否定してはいけません。
嫁側の原因は?
今度は、”嫁側の原因”も見て行きましょう。
考えがはっきりしていないから
もしあなたが、お姑さんに「こうしなさい」と何かを強制されたとします。
その時、ハッキリと自分の考えを言えますか?
「いいえお義母さん。
私はこうしたいです!」と、きっぱり伝え、それを実行する。
これって、簡単そうでいて実は結構勇気がいる行動なんです。
真面目で気持ちが優しいお嫁さんは、「お義母さんが気を悪くするから」と、嫁としての自分の考えを胸に押し込めてしまいがちですが、かと言ってこの先ずっと姑に従い続けていくのは辛いですよね。
「自分はどうしたいのか?」、考えをはっきりさせ、お姑さんに誠心誠意伝えてみましょう。
陰口を言っているから
日頃の不満がつのりにつのった時や、気持ちがクサクサしている時に、つい「お義母さんたら電話が長くて口うるさい!」「お義母さんたら、家に来い来いってしつこい!」と陰口をたたいてしまう。
その陰口がお姑さんの耳に届く届かないは別として、そうした”お義母さん嫌い”の気持ちは、あなたの顔や仕草に表れていますよ。
お姑さんは、あなたが自分を嫌っていることに、すでに気が付いているかも…。
お姑さんに嫌がらせをされているのなら、お友達とのお茶会の際に少しくらいの陰口は仕方ないと思いますが、家族にまでお姑さんの陰口を言うのは頂けません。
ましてや我が子に、「おばあちゃんは悪いやつだよ!」「ママをいじめるの!」などとは決して言ってはいけません。
良い影響などないからです。
当然、それを側で見ている旦那も気分が悪いはず。
自分の軽はずみな陰口のせいで、家庭内に不和をもたらすのは本望ではありませんよね。
ヤケにならずに、お姑さんの良い面を見る努力をしましょう。
旦那をたてないから
義実家で、舅や姑を前にして、「〇〇(旦那)さんったら、子供の相手が下手くそで困ってるんですよー」「〇〇さんたら、いつまでも平社員で家計が苦しいんですよー」なんて発言するお嫁さん、あなたならどう思いますか?
ちょっと…いや、かなり嫌な感じがしますよね。
そう話す嫁の隣に悪く言われている息子当人が座っていたら、なおさらです。
例えお嫁さんの話が本当なのだとしても、せめて今ぐらいは旦那の顔をたてて「お仕事で疲れているのに、毎日子育てを手伝ってくれるんですよ」「後輩からの信頼が厚いみたいですよ」ぐらい言えないものかと。
他にも、お嫁さんの実家の両親の前で、はたまた旦那の会社の同僚の前で、そして我が子の前で、旦那を見下した態度をとったり悪く言ったりすれば、家庭の中でも外でも旦那さんの評価は下がってしまいます。
そんな夫婦の様子を知れば、お姑さんも心配になりますよね。
嫁であるなら、時には(うわべだけでも)旦那をたてるということが必要なのだと心得ましょう。
常識がないから
先に述べた、【昔の考えを押し付けられるから】の項目でも少し触れましたが、現代的なお嫁さんの行動の全ては、古い考えかたをするお姑さんの目にはあたかも常識がないように映り、嫁姑トラブルの火種になることがあります。
考えかたというものは、年を経て体に染みついてしまうものなので、なかなか新しいものを受け入れがたいのかも知れません。
しかし、普段から良好なコミュニケーションさえとれていれば、自分と少しくらい常識の感覚がズレていても目をつぶってくれるので、「私の常識とちょっとズレてるけど、可愛げのある嫁」という位置づけになることを狙って、お嫁さんは賢く立ち回りましょう。
気を遣いすぎるから
これも先の項目【10.気を遣いすぎない】で述べましたが、気を遣い過ぎると、嫁姑がお互いに気疲れしてしまいます。
お姑さんに嫌われないよう隣でニコニコ・ペコペコしているのは、さぞかし辛いでしょう。
そしてお姑さんのほうも、なんとなくよそよそしいお嫁さんを相手にニコニコ・そわそわ…。
想像しただけでもぐったり疲れてしまいそうです。
いつも気疲れしてお姑さんに会うのが辛いというお嫁さんには、「家族になったんだから」と割り切った考えかたも必要なのかもしれません。