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年功序列
日本では、昔から年功序列の考え方が根強く残っています。
年功序列とは、会社において、個人の能力や成果にかかわらず、勤続年数・年齢を重視して役職や給与を上昇させる慣習・人事のことです。
すなわち海外のように、個人の実績や能力によって評価を行い、それを賃金に反映させるやり方とは正反対と言えます。
若手社員の頃から何十年も会社に貢献し続けて、その結果重役にまで昇りつめる人の場合には、年功序列の制度は相応しいと言えます。
しかし、一方でほとんど会社に貢献していなかったにも関わらず、年齢や勤続年数が長いからというだけで能力もないのに重役に就く人も中にはいますので、その場合には年功序列の制度はあまり良いとは言えないでしょう。
収入について
自分以外の相手の収入について触れることは、少なくとも日本ではタブーとされています。
海外のある国では初対面の相手に対しても平気で仕事内容や収入を聞いてくることがありますが、日本でそれをやってしまうと「デリカシーのない非常識な人」と間違いなく思われてしまうことでしょう。
何故自分の収入を隠すかは様々な理由がありますが、相手と自分との収入を比較することで、人間関係で順位付けされてしまうことや、収入から相手の生活ぶりを想像して金銭トラブルになることを恐れて収入を公言しないことが大半の理由と言えるでしょう。
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休憩時間
会社によっては、休憩時間がタブーとされているところもあります。
例えば昼休みが1時間に定められている場合、普通ならば堂々と1時間休憩すれば良いでしょう。
しかしそれが繁忙期の場合や、仕事が立て込んでいる時には、1時間きっちりと休憩することが出来ないこともあります。
それ自体は何も珍しいことではありませんが、問題は不足した分の休憩を他の時間で取り辛いということです。
例えば昼休憩が30分しかなかった場合、午後のどこかの時間で残りの30分を休憩すれば良いと考えますが、実際には他の社員の目もあり、中々休憩を取ることが出来ません。
そもそも、きちんと休憩が取れているかどうかは本人にしか分からないため、例え正規の休憩時間をとっていたとしても、それが他の人から見た場合に、仕事をサボっていると勘違いされてしまうこともあります。
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タブーとされることはNG!なぜ?
タブーとは、口にしてはならないことや、やってはいけないことを指します。
立場や場面などにより、その時々でタブーは様々に存在していますが、「決してそれをしてはならない」という認識は誰もが一致しています。
ふざけて口にしたり、やったりしようものなら、直ぐに周りの反応が悪くなったり、自分の立場が危うくなったりします。
子どもでもない限りは、タブーとされていることをわざわざやろうとする人はそうはいないでしょう。
それでも実際にタブーとされていることをしてしまった場合には、どのようなことになってしまうのでしょうか?タブーがNGとされる理由を以下にご紹介します。
批判される
例えば自分以外の人のプライバシーの侵害となることや、相手がコンプレックスに感じていることに対して無神経に突っ込んでしまった場合、当然ながら相手や周囲の人たちに批判されることになります。
誰しも触れてほしくはない部分というのがありますが、もし体型をコンプレックスに感じている人の場合は、その体型について触れることがタブーとされていることが多いです。
周りの人たちは何となくそれを雰囲気で察して口には出していないのに、平気でそれを口にしてしまった場合は、相手を傷つけるだけでなく、周囲の人たちからは「あいつは空気が読めない無神経な奴」と評価を下されてしまいます。
そして、一度でもタブーを破ってしまうと、直接関わりがない人たちからの評価もどんどん下がってしまい、身に覚えのない批判を受ける羽目になってしまうのです。