もちろん、第3者の行動でも用いることができるのでその場面によっての使い分けが大切になってきます。
時々間違えているなと思うこととしては、「言う」ですね。
「先生におっしゃいました」と言う方がちらほら見られますが、「おっしゃる」は「言う」の尊敬語です。
この場合は「先生に申しました」と言うのが正解です。
他にも「言う」の場合は「申し上げる」などがあり、それを使用することで相手へ上にしているので敬語になるのです。
使い方を間違えると相手を下にしてしまう危険性もあるので、しっかり使い分けができるようにしましょう。
丁寧語
こちらは話し手から聞き手への敬意を表す言葉です。
尊敬語に少し自信がないと言う方もこちらを覚えておけばひとまず大丈夫です。
基本的には「です」「ます」の口調で言えれば丁寧語になります。
例えば「する」の場合は「します」、「来る」の場合は「来ます」などで相手や内容を問わずに丁寧に表現したい時に使用します。
まずはこちらの丁寧語を覚えてから尊敬語や謙譲語を覚えていって、使い分けをしていくことが良いかと思います。
語尾に「です」「ます」をつけるくらいでしたら、どなたでも簡単にできますのでぜひ、実践してみましょう。
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挨拶
これはできないと話にならないと言われる人が多いですが、実は結構難しいのです。
朝出社している時に見ず知らずの人と会ったりした場合はした方が良いのか、その場合大きな声の方が良いのかなど、挨拶一つするだけで実は結構多くの悩みが生まれるのです。
よく大きな声で挨拶すると印象が良いと言われますが、こじんまりした空間で大きな声で言われてもと思う方も中にはいらっしゃいます。
また、挨拶したら不機嫌な顔をされたという人もいます。
つまりは、正しい挨拶方法などないのです。
では、なぜ、上司や先輩がそのようなことを求めるのでしょう。
それは挨拶にはいろいろと要素が隠されているからです。
ここからは挨拶について説明していきます。
ハッキリと大きな声で
ハッキリと大きな声で挨拶することは印象が良いと言いますが、時と場合、状況にもよりきりです。
では、なぜ大きな声を求めるのかと言うと、元気がある人の方が、印象が良いという根拠もない事柄があるからです。
仕事ができなくても挨拶だけ大きくしている人が結構います。
おそらく先輩などからそのような話を聞いたからだと思います。
確かにはっきりと大きな声で言われると気持ちは良いかもしれません。
しかし、相手によっては違った印象を持つ可能性もあるので一概にこれをおススメすることはできません。
しかし、新入社員などの場合は始めのうちはこれをした方が良い可能性はありますので、良いとも悪いとも言えません。
しかし、最も良いのは誰に対しても挨拶を行うことなので、挨拶はどなたにでもするようにしましょう。
できるなら笑顔ですると良いですよ。
目を見て話す
相手の目を見て話すことは相手への敬意でもあり、また、相手に不信感を与えない行為でもあります。
よく失敗した時の上司への報告ではみんな目をそらしがちですが、この時こそ目を合わせて話した方が印象が良いです。
目を見て話すことで責任をまっとうしたという印象があるからです。
逆に目をそらして話していると責任感がないように思えてしまうので、返ってマイナスな印象を与えてしまいます。