また、国家の秘密の情報までも流しているなんていって、結局はデマだったのですが当時はツイッターを大きくにぎわせていたんですよね。
このアカウントは自らを左翼と名乗っていました。
左翼というのは、きちんとした政治的な観点を持ち、その上で政治に関わろうとする人たちのことです。
しかし、実際はこの人たちは「パヨク」という存在だったんです。
パヨクってどこか”左翼(さよく)”の言葉に韻をふむとこだとか母音が似ていますよね。
パヨクって、左翼のように見せかけて本当は政治的知識もなんにもなくてデタラメなことしか言わない人のことをいうんです。
インターネットにはあらゆる情報が行きかっていますが、すべてが正しいというわけではないのはきっとあなたも理解していることでしょう。
それを分かっていたとしても、やはり「奇妙なニュース」「どこか面白みを感じてしまうようなニュース」「興味をそそるようなニュース」に対しては、人って興味を持ってしまうんですよね。
このパヨクの国民連合政府応援隊は、このアカウント名からあたかも”政府に関係しているように感じる”ので、誰もが信じてしまったのかもしれないですね。
大きな影響を与え、しかもそれがデマだと分かったために最終的には炎上(批判がおこる)してしまい、アカウント閉鎖になってしまうのですが。
「今まで製麺業界の圧力で隠匿されてきたヌーハラを暴きます」とツイート
この国民連合政府応援隊のアカウントは、どのようにして”ヌーハラ”という言葉を広めたのでしょうか?
それはずばり、このツイートによるものでした。
あたかも”麺類業界の秘密を握っている”しかも、それをここで発表するようなどという書き方。
これまではヌーハラという言葉なんか使われることは無かったし、この一見によって広い範囲でヌーハラが遣われるようになったんです。
まぁこの文章でいうと、製麺業界が政府に対してなにかハラスメント的な被害を与えていて、それを隠していた。
ここでそれを暴露します、なんていう意味として解釈できるはず。
そのため、誰もが「それってどんなことなんだろう?」「秘匿っていうくらいだから、国家や企業間の機密情報なのかもしれない!」「ばからしいけど、ちょっとは気になるなぁ」なんて多くの人の気持ちを誘ったんですよね。
まぁそれ自体もデマだったんですが。
きっとこのアカウントを作成した方は、ここまでの大きな影響になるとは思っていなかったのではないでしょうか。
芸能人でもちょっとしたコメントをするだけで炎上してしまうネット社会。
だからこそ、あなたも一つ一つのコメントの投稿には気をつけるようにしたいですね。
ひどい場合には、国家やその企業から訴訟をおこされることだってあるんですから。
なかには、某サ◎リオへのツイートに毎回暴言をはくとして会社に呼び出されたアカウントの人もいました。
あなたはそんなことにならないように気をつけてくださいね。
ネット上で拡散
この国民連合政府応援隊のツイートは、たったこれだけの文章だというのにツイッターのリツイート機能によってあらゆるツイッターに拡散されることになりました。
今ではツイッターをブログなどに引用する機能がついていることもあるので、あらゆる手段でさまざまなインターネット社会の隅々までに拡散されてしまったんですよね。
「ヌーハラ」なんて聞きなれない言葉、そして「秘匿」というちょっと気になるような言葉を見てしまったら誰もがそのアカウントやその情報を確認したいと思うはずです。
その当時に筆者はそのツイートをみていましたが、あまりにもすごいスピードでリツイート回数、@返信などがあり「ネット社会ってすごいんだな」ということを実感したのを覚えています。
なかにはその情報を本気にしている人もいましたし、やはりどこかウソだとわかっているけれども炎上に便乗している人もみられました。
まぁ人間というのは”ヤジウマ性質”があるので仕方の無いことなのでしょう。
しかし、ネットという終わりの無い世界で拡散されてしまったということは、製麺業界が国家に多大な悪影響を及ぼしてしまったということになるんです
毎日新聞や情報番組も取り上げた
このツイートやこの情報というのは、実はテレビや新聞でも取り上げられたんです。
どういうことか分かりますか?ネット社会だけではおさまらずに、このリアル世界にまで飛び出してきてしまったんですよね。
この情報に新聞社関係者、テレビ番組制作側も”おどらされた”ということなんです。
特にテレビ番組や新聞というのは、人々に大きな影響を与えるものですからその真偽を調べてから掲載してほしかったなぁと筆者は思います。
メディアという真実を伝えなければならないものが、このようなデマに踊らされていいのでしょうか。
よくないですよね。