行動心理学という面から分析すると、腕組みをする行動のなかには”ある心理”が隠されていたんです。
自分を守ろうとしている
一種の防衛反応ともいえます。
腕組みをすることによって、相手との間にひとつの壁をおくようなイメージができることをこれまでに何度もお伝えしてきましたよね。
その他人との間の壁によって、自分を守ろうとしています。
何か秘密があったり、もしくは自分の内面に触れて欲しくないときなどに腕組をします。
理解できない気持ち
相手の意見をきいてもその内容に理解を示せないときにも腕組みをします。
相手の意見を”受け入れる”ことができないんです。
納得できない気持ち
何か話し合いをしているとき、また相手の意見をきいているときにその内容に納得がいかないときに腕組みをすることがあります。
それは自分の気持ちと相手の気持ちがそりあわないこと、そしてそこに違和感が生じているためにそのようなモヤモヤした気持ちが腕組みとなってあらわれているんですね。
不安な気持ち
何か不安な気持ちを抱いているときにも、人は腕組みをすることがあります。
なぜかといいますと、小さなころに嫌なこと・怖いことがあったときってきっとあなたのご両親やご祖父母が抱きしめてくれたのではないでしょうか。
また、恋人と抱き合っているとき手をつないでいるときにも幸せな気持ちになれますよね。
それって”安心”できるからなんです。
人って自分の認めている人の肌にふれるだけで不安を和らげることが出来るんですよね。
要するに腕組みをすることによって、自分自身を癒しているんです。
興味がないという現れ
相手の意見に納得できないときだけではなく、相手の考えなどに興味が無いときにも腕組みをします。
ひどい場合には、相手の存在そのものに興味がないときに腕組みをする人もいます。
自分の方が偉いアピール
相手よりも自分のほうがエラいんだぞ!ということを伝えるときに腕組みをする人がいます。
あなたの会社の上司だとか、平等な関係が築けていない夫婦やカップル、友達関係の間でもそれを見ることが出来ますよね。
本当に偉い人ってそのように自分が偉いんだぞ!なんてアピールしないのに。
悩んでいる
悩んでいるときや困っているときにも、腕組みをすることがあります。
それは頭の中で色々なことを考えているので、論理的思考のために結果として腕組みをしていることになるんですよね。
きっとこれならいつもは腕組みをしない人でも、することがあるのではないでしょうか?
警戒している
相手が自分をはめようとしているのではないか、だまそうとしているのではないかなど疑心暗鬼になっているときにも腕組みをします。
これは、相手との間に壁をつくることで自分を守りながらも相手の様子をさぐっているということになるんです。
緊張している
腕組みをしているという事は、そこに隠された心理がある場合が殆どです。
その心理をする事によって自分の気持ちを再確認してみてください。
そうする事によって、改めて自分の行動を見直すききっかけになるかもしれません。
自分としてはいつもと変わらずに行動しているつもりでも周りの人から見ると緊張を感じさせる動きだったりする場合もあります。
自分自身がまだ気が付かない段階の緊張を自分自身の体が出すサインを改めてきちんと見直す事によって、自分自身がもてめている事を知ることが出来るようになります。
それが結果的に自分を聞い方向進ませてくれることもあるかもしれません。