ですが、やはり仕事といえど人間同士の関係があるので、感情を全く無視することは不可能です。
著者の妻は以前商社に勤めておりました。
ですので「在庫がない」と謝罪することはよくあったのです。
その時に申し訳なさそうに断れば問題がないのに、とあるセールスの人が「ああ、あれ(商品)はないですよ。」と吐き捨てるように言ってしまったのが原因で、クレームにつながってしまったことがあったようです。
理屈ではきちんと在庫がないことを伝えているし問題はないと思いますよね。
ですが、やはりせっかく注文したいと思っていた商品がなかったというお客様の気持ちに寄り添うことが求められることがあります。
一見関係なさそうなビジネスの場でも感情はある程度求められます。
ですので、理屈だけに偏らないように気を付けましょう。
理屈を他人に押し付けてしまうから
理屈っぽい人の場合、多くの人が自分の考えを他の人に押し付けてしまう傾向があります。
だからこそ、それがうっとおしと思う人からするとその態度が嫌がられてしまう場合もあるのです。
そうならないようにする為にも、自分の考えを相手に押し付けるような行為は避けるようにしていきましょう。
どんな人も、自分の考えを指しずされる事は嫌なはずです。
出来る事なら文句を言われずに過ごしたい。
自分の思うとおりに過ごしたいと思うはずなのです。
だからこそ、そんな中で考えを強要してくる人の事が嫌いだと思ったとしてもそれは仕方がない事なのではないでしょうか。
理屈っぽい人の中には、自分がしている事は正しい事だと思っている人が多々います。
だからこそ、それを押し付けてくる人は他の人から嫌われてしまうのでしょう。
対人関係ではコミュニケーションが大切
対人関係をうまく過ごす為には、相手とのコミュニケーションを上手に取る事が大切です。
その為にも、自分が出来る事を考えて行動する事が大切です。
ですが、自分の考えを相手に押し付けるような事は辞めるようにしてください。
それをしている限り、いつまで経っても仲良く過ごすことなど出来ません。
理屈っぽいのを改善するには?
理屈っぽい人の場合には、時に自分の気持ちでは無く自分で決めたルールに従って行動している傾向にあります。
だからこそ、それが必ずしもいい効果を発揮するかどうかは分からないでしょう。
自分の理屈に自分自身ががんじがらめになってしまっている事もあるのです。
だからこそ、まず自分の気持ちに素直になるようにしてください。
そうするだけでもイメージは大きく変わっていくはずです。
理屈ばかりでなく感情も視野に入れる
理屈で考えるのは、理論的に組み立てて考えていくという力は仕事の場でも必要ですし、落ち着いて考えるのは良いことです。
ですが、やはり人間は理屈だけではうまくいきません。
一見無関係な仕事の場でもそれは求められます。
申し訳なさそうに謝るか開き直るかで大分相手の印象は違います。
また、普段まじめな人とそうでない人とでは話を聞く本気度合いも違ってきますよね。
ビジネスの場でも人間同士がいるのである程度感情に支配されるところはあります。
ですので、理屈ばかりではなく、感情も視野に入れてバランスよくする努力をしましょう。