正々堂々と互いの技量を正しい方法で競わせてこそ、互いの成長が図れるのです。
それを傍若無人な人間は、罪の意識もなく汚い手を使ってライバルを蹴落とそうとします。
言われも根拠もないようなあの手この手の作戦で、ライバルを貶めにかかります。
そうじゃないんですよ。
世の中はそんなに単純には回らないのですよ。
例えここで卑怯な作戦が功を奏して自分に栄光が転がり込んだとしても…。
必ずやどこかでしっぺ返しがやってくるのですよ。
自分の立場というものは、正当に努力して掴み取るからこそ価値があるのです。
そのような立場は、嘘の上に成り立っていないので微動だにしないのですよ。
傍若無人な人は早くその辺の論理を悟ってほしいものです。
3、他人の意見を聞き入れる
傍若無人にならない為の対策の3つ目は「他人の意見を聞き入れる」です。
傍若無人な人間は、他人の意見を全く聞き入れる事ができません。
人間のコミュニケーションというのは、言うのと聞くのが半分半分でようやくバランスが保たれます。
いえ、むしろ聞き役に徹する方があなたの成長力は格段と上昇するのです。
ところが傍若無人な人はこれが出来ないのです。
コミュニケーションとはこっちが言いくるめた方が勝ち、という意識なのです。
「自分は正しい」と思い込まない
とにかく組織の中では「自分が一番正しい」という発想をしてはいけません。
これは傍若無人な人のみを対象に言っているのではなく、全ての人に当てはまる事なのです。
しかしながら、やはり傍若無人ぶりが目立つ人というのは他人の意見を聞こうとしませんね。
あまりに露骨に若いうちからそういった姿勢を貫いてしまうと、必ずや組織内で衝突が起こります。
ましてやその相手が自分の上司だったら、間違いなくあなたは人事異動で不本意な他部署に回されるでしょう。
花形の部署から左遷のような部署に回される屈辱は想像以上ですよ。
だから組織内では賢く振る舞うのが得策なのです。
自分の意見を押し通すではなく相手の意見を否定しないことです。
特に自分よりも上の立場の人に対しては。
これ、簡単そうで案外分かっていない処世術なのですよ。
4、感情をコントロールする
傍若無人にならない為の対策の4つ目は「感情をコントロールする」です。
とにかく自らの本能的な言動を大衆の面前ではコントロールする事です。
「公」の自分と「私」の自分を厳密に区別する努力をすべきなのです。
あなたの家の中ならば何をやっても何を言ってもいいでしょう。
誰にも迷惑はかけていませんから。
しかし、一歩外に出ればそこは公共の場です。
この事をよくよく認識する事です。
公共の場は決してあなたが支配する世界ではない、という事をで。
感情のまま動くのは滑稽に映る
感情の赴くままに行動する人間というのは、ある意味では、自然体で嘘偽りのない純な生き方をしている人間ともいえるかも分かりません。
しかしそれは百歩譲った意見であって、少なくとも自分以外の人間のいる場所で自分のやりたい放題の行動を取れば、大ヒンシュクを買う事は間違いありません。