衝突が起こり易い
イライラしやすい人は、誰と会話を行っても同じ結果を招いてしまいます。
自分よりも年齢が下の人や、後輩たちならばまだ多少なりと多めに見られるかも分かりません。
ですが、対お客様や対上司に対しても、同じ調子でやってしまうのでいけないのです。
これでは年がら年中、衝突の連続です。
だから人とのコミュニケーションを重視される営業の仕事には、傍若無人な人は向きません。
上司は1年中、その人のクレームのために謝罪に出かなければならなくなりますからね。
自分の言い分が通らなかったらすぐイライラする。
これは傍若無人な人間になっているかもしれない兆候です。
気をつけましょうね。
傍若無人な態度をとる理由
それでは次に、傍若無人な人がどうしてそういった態度・言動を取ってしまうのか。
その行動パターンを内面から探っていく事に致しましょう。
高いプライドを持っている
傍若無人な態度をとる理由の1つ目は「高いプライドを持っている」からです。
やはりそうですね。
傍若無人さの根底に流れるものは「プライド」だったのです。
それも相当強力なやつです。
傍若無人な人は決して無能な人間ではありません。
むしろ学力はそこらあたりの人間では、太刀打ちできない高学歴の人がほとんどかも分かりません。
小さい頃から「神童」と周囲からおだてられ、塾では勿論トップクラスの成績。
いい点を取れは無条件に親が褒めてくれる。
「何だ、こうやって高い点数さえ取っていれば世の中なんてどうってことないんだ」
と子供心に思ったとしても不思議ではありません。
この学力や超有名出身校などの「後ろ盾」が後押しをして、強烈で高いプライドが生まれてきたのです。
親の期待に沿って頑張ってきたのです。
本人も全く疑う様子もなく。
プライドが誕生した経緯は仮定の話ですが。
プライドというものは、相手をひれ伏せさせるために持っているものではない、という事が分かってくれた時点で、傍若無人さを卒業するチャンスが生まれるのですがねえ。
強い劣等感を感じている
傍若無人な態度をとる理由の2つ目は「強い劣等感を感じている」です。
プライドの高い人は同時に自身の劣っている部分を非常に隠したがります。
他者にもし知られようものなら生きていけない、くらいの切羽詰まったものなのです。
人間、何事も極端になり過ぎると、バランスが崩れて正常な平衡感覚を保てなくなるのでしょう。
高過ぎるプライドも、実は劣等感の裏返しと解釈すれば話は通ります。
自身の劣っている箇所を、逆に自分のアピールポイントに出来るくらいの気持ちの度量が欲しいものです。
劣等感はどのような人間でも持っています。
それを晒して生きていくのも良し、ひた隠しにして生きていくも良し。
それくらいの達観した意識を持った方が、人生、よっぽど楽しいともうのですがねえ。
人間、長く生きたとしても80年から90年。