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傍若無人の意味とは?そうならないた...(続き4)

人と人とが交わるためには、お互いが最低限のルールやモラル、マナーといったものを守らなければたちまち争いに発展してしまうでしょう。

そりゃ誰でも自分の思い通りに事が運べばいいのに、と本音では思っているかも分かりません。

しかしもしそんな事を世界中の人間がやってしまったら、もう取り返しのつかない事態が発生してしまうでしょう。

ルールやモラルは顔も名前もものの考え方も違う人間同士が争う事をせず、仲良く生きていくための規律・規範として長い年月をかけて出来上がっていったものです。

それを自己のワガママな感情で破るものは、ツマハジキにされてしまうのはやむを得ないことなのです。

子供ではありませんからね。

20歳過ぎたら立派な大人です。

感情の赴くままの行動は、他者から憐れみを受けるか迷惑がられるか、滑稽な人間、といった人間にしか映りませんからね。

5、良い人間関係を築く

傍若無人にならない為の対策の5つ目は「良い人間関係を築く」です。

いかなる組織であっても自分自身と全く同じ考え・意見を持っている人間はいないでしょう。

人間は100人いれば100通りの意見を持つ生き物です。

よってそんな人間同士の関係性を保ち、良好な関係に発展させていこうとすれば「本音」と「建て前」を上手に使い分けるしかないのです。

少々、卑屈な意見のように思えるかも分かりませんが、こうもしないと100通りの意見を持つ人間同士が仲良く手を取り合ってまとまりを見せることなどないからなのです。

都合の良い人ばかり集めない

例えばなのですが、ちょっとまた私のかつての体験を例にして紹介させてもらいます。

私はかつてペット業界で店長をやっていた時代がありました。

ハッキリ言って私もかなり我を曲げない偏屈な人間だったことは否定致しません。

人の意見を聞くのが大嫌い。

自分の意見を一方的に押し通そうとするかなり傍若無人な人間が実は私だったのです。

それで私が店長になった当時の話です。

自分の頑張りが認められたのですからそりゃあ、張り切りました。

売り上げを上げてグループ1のお店にしようと燃えました。

ところが肝心のスタッフがまるきりついてきてくれません。

それどころか、完全に反目されてしまい、店長である私に従順に従ってくれるスタッフは本当に皆無状態でした。

絶望感に浸ったのもこの当時ですね。

原因は、私がスタッフの意見も聞かずに一方的に自分の行動を押しつけたからです。

これでは総スカンを喰らうのも仕方ない事を、当時30代私はやっていたのです。

本当にお恥ずかしい事をやってしまいました。

で、表題のテーマに戻りますが、組織というのは意見の違う人間が集まるから強固なものになるのです。

よって自分にとって都合の良い人間ばかりで集めた組織など全く脆いものである、という事を重々知っておくべきなのです。

私の例に少し戻りますが、それから約3年時間をもらって、私はようやく会社からも一目置かれる店長に成長できました。

勿論、そこにはこんなへぼ店長についてきてくれた優秀なスタッフのお陰があったのです。

傍若無人な振る舞いでは、決して見つける事が出来なかった人を動かすコツを見つける事が出来たからなのですよね。

本当に感謝しています。

6、常識やマナーを守る

傍若無人にならない為の対策の6つ目は「常識やマナーを守る」です。

今更かも分かりませんが、「常識」や「マナー」は人間社会を争いごとなく治め信用と信頼といったものを人々の心に根付かせるために、最低限必要なものであることを強調しておきます。

先ほども書きましたが、人間100人いれば100通りの違った考え方が存在してきます。

それらの考えが好き勝手にああだこうだとやり始めたら、社会の秩序はたちどころにして崩壊してしまうに違いありません。